おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

台風接近

2016-08-30 08:06:49 | 福島

 台風10号が、観測史上初となる東北太平洋側からの上陸をするかもしれないという。それだけ聞くとなんだか凄いことが起きそうな気がするが、よくよく聞くとかなり限定的だ。というのも、日本海側を回って東北に上陸したことはあるし、一旦千葉あたりで上陸した台風が、再び太平洋に出て東北にやってくることもある。今回の台風は、ただ単に日本のどこにも寄らずに、太平洋から東北入りするというところが初となるのだ。

 台風が近づいてきたので、昨日から天候が落ち着かない。ザーと降ったかと思うと、次の瞬間には空が明るくなったりする。昨日の休みも、朝からずっと雨だったのが、午後2時を過ぎたところで青空が広がり始めた。次はいつ降るかわからないから、犬たちの散歩を済ませておこうと2匹を連れて散歩に出た。

 風が強いので涼しいかと思ったら、陽の当たるところは強烈な日差しだ。空を見上げると、埃を風が吹き飛ばしてくれたおかげで、青を通り越して黒っぽく見えるほど色が濃い。皮膚がジリジリと焼けつくようだが、空気中には細かいミストが漂い、大きな虹もかかっている。日陰に入ると、今度は冷蔵庫のようにひんやりと冷たい。犬たちを熱射病にさせないようにと、なるべく木陰を選んで歩き、陽の当たるところは早足で通り過ぎる。

 犬たちは普段と違う時間に散歩に出たのでテンションが上がり、あちこちの草むらに突進しては道草を食う。いつもの散歩コースを外れ、今日はこっちへ行こうよと抵抗する。時間も早いし、じゃあ遠回りして帰るか。

 1時間半ほど歩きまわると、さすがに犬たちも暑さにへばったらしく、清水の湧いているところに連れて行くと、ドリはなんとかそこで寝そべろうと努力する。バケツくらいの大きさの受けの中に片足を突っ込み、次に体を入れようとするが、そのでかい図体が入るすべはない。

 午後4時過ぎ、雲行きが怪しくなる中、家までたどり着くと、その瞬間にバラバラと大粒の雨が降り始めた。おお、間一髪ではないか。

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