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大村知事の「東京・大阪は医療崩壊」発言をめぐって  らくせき

2020年05月30日 10時14分47秒 | Weblog

愛知県の大村秀章知事は26日、病院で受け入れ困難だった感染者数や救急件数などの
情報公開、検証が全国で必要との考えを示した。
特に首都圏や大阪圏に対して、「大きな課題だ」と強調。
検証しないとまた同じことになる」と述べた。

大村氏はこれまで東京と大阪で医療崩壊が起きていると繰り返し指摘。
11日の記者会見では「病院に入れない、救急を断るのは医療崩壊で東京と大阪で起きた。
医療崩壊を起こしたら行政としては負け。何を言いつくろっても結果だ」としていた。

これに対して東京の小池知事は「相手とせず」と無視。
大阪の吉村知事は「大阪で医療崩壊は起きていません。
何を根拠に言っているのか全く不明ですと反論。(4・26)

命に関わる重篤な患者を受け入れる3次救急医療を担う大阪府内の4病院が、
救急患者の受け入れを停止したり、一部制限したりしていることが17日、分かった。
新型コロナウイルスに感染した重症患者の治療を優先するためだが、
交通事故などで一刻を争う重篤な患者が救えなくなる可能性もある。
専門学会は「救急医療の崩壊が始まっている」と危機感を強めている。

また、注目すべきは、フロントラインプレスの記事。
日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)が実施したアンケートをもとに書かれたもの。
新聞・TV「政府の言いなり」の何とも呆れる実態によれば、
コロナ問題に関する回答では、こんな記述も並んでいる。

記者勉強会で政府側から「医療崩壊と書かないでほしい」という要請が行われている。
医療現場からさまざまな悲鳴が聞こえてきているので、
報道が止まるところまでは行っていないが、
「感染防止」を理由に対面取材も難しくなっており、
当局の発信に報道が流されていく恐れがある。

医療崩壊という言葉についても、政府や自治体の長が「ギリギリ持ちこたえている」と
表現すると、それをそのまま検証もせずに垂れ流してしまっている。
実際の現場の声よりも、政治家の声を優先して伝えてしまっていることに
危機感を持っている。
お上のお墨付きがないと、今がどういう状態なのか、判断できない。

 

 

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安倍政治の全体像を観る  文科系

2020年05月30日 06時43分33秒 | 国内政治・経済・社会問題

 標記のことが案外論じられないできたと思う。その全体を見てこそ比重がどこにあるかというその傾向、真の価値観も初めて見えてくるはずだ。最近よく言われる「ヤッテル感」とか、「マスコミ熱心」「ルイ14世」とかも、その実態、本質はできるだけ正確な全体像を求める中でしか分かって来ないものだろう。そもそも政治家ならば、「果断な実行力」を「こう、発揮してますよ!」などは当たり前のことなのだから。いろんな政治部門の現在までをざっと見て、どこがどう本気なのかを確定して初めて、真のその今後方向も分かるというものだ。

 経済・財政はなによりもアベノミクスだが、全部失敗。全く達成できないできた2%目標はいつの間にか吹っ飛んで、不安定労働者ばかりの貧しい若者は結婚もできず、ここ130年なかった激しい少子化・小国化が進行中である。ちなみに、職のない若い女性とか、同じく働きたい高齢者とかのかなりの部分が、「完全失業率」には入っていないはずだ。「完全失業者」という概念そのものが、「皆さん、働いて下さるよう最大限国は援助します」という姿勢には見えないのである。勤労は国民の三大義務の一つなのに、失業率を最大限少なく見せようとしてきたのである。
 政治の根幹・憲法の改定、特に9条改定が彼の趣味みたいに熱心な課題だとは、自民党議員でさえ驚く人もいるほど。国民の多くが「これは、不急」と言っているのだから、特に彼の趣味なのだと言われる政治分野である。
 外交・防衛・軍事はどうかとみれば、今でもイラク戦争の熱心な賛成者と言うほどに、アメリカの肩を持っている。ただ、対米追随と9条改定とを比べれば、後者に寄っている事は明らかだろう。次の項目を見れば、本質的には国家主義者なのだから。
 教育、思想分野は、極めて熱心である。「令和は『国書』から取りました!」などと「美しい国」を連発してきた。彼のお連れ合いまでが、園児全員に教育勅語を教え込む幼稚園の名誉園長にわざわざ祭り上げられて、彼は多分これを喜んでいた。 
  厚生労働行政はと観れば、「消費税は高齢者対策」などと連発してきた割には家庭介護主体を進めるばかりだし、今回のコロナ渦では医療・病院の貧困化・後退は白日の下にさらされたと言える。労働問題最大の疑問は、「完全失業率」という概念そのものにあるとは、上に述べた通り。
 最後に彼の政治手法だが、官僚に対する最近の「政治主導」事件色々を見て分かるように、「朕は国家なり」という強権である。それも事もあろうに検察OBからそう呼ばれる始末。なお、この政治手法に彼の場合は特に熱心なものとして、マスコミ対策が入ってくる。公器と言われてきたマスコミ主要各社の社長らと定期会食を持ち、選挙宣伝法を習うべく電通に今ほどの大金を出してきた首相など、過去にはまずいないはずだ。「選挙に勝つためにこそ、政治をやっている」というのが最も正確な政治家安倍の姿なのかも知れない。

 さて、こう見てくると、安倍政治には二つの大きな柱があると、誰でも気付くのではないか。一つは「美しい日本」とそのための国防・軍事。今一つは、それを保証するためなのかどうか、選挙に勝つこと、である。そこで皆さんに質問。どちらが本心中の本心だと思います? 僕は完全に後者だと考えますね。だって、アベノミクスやその2%目標など、彼最大の政権公約破りの常習犯には政治目標達成への力も真摯さもあるとは思えませんから。つまり、選挙に勝って「私が国家ですよ!」という「ルイ14世」なることが彼最大の政治目標なのです。ちなみに、僕はそう観ていますが、誰あろう公益の代表者を務め上げた検察幹部OBがこの度こぞってそう規定したのです。

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