田母神のことが、マスコミから消えてしまったようだ。いつもながらマスコミがやる「人の噂も75日」。この「クーデター」のことは、国民が何があっても忘れてはならない。これをこのブログのコメントで落石さんが「思想的クーデター」と呼んだのだが、まさに至言。自衛隊全体を政府見解とは全く違った方向に「幕僚学校」ぐるみで持って行ったとしたら、それはまさしく思想的クーデターと呼ぶ他はないのである。こんなことをさせておいたら、やがて自衛隊が本当にクーデターを起こしかねないというようなものではないか。こんな理屈で。
「命をかけて国民を守っているのに、日本の歴史を悪く言おうとする奴らは許せん」
田母神がどれくらい犯罪的であるか。犯罪的と考えるから呼び捨てにする僕は、彼のことだけでここに5本も投稿してきた。その中で最も要領を得ていると思われる文章を再掲する。11月16日に載せた「田母神の品性」である。
【 田母神、この人物の人間としての品位のことであるが、それは極めて低い。また、彼の言動は犯罪的だとさえ思う。田母神と呼び捨てにできるほどに。
まずなによりも、このこと。
名古屋高裁の判決について、「そんなの関係ねー」と語ったこと。これは立場上犯罪と断定して良いと思う。
国家の3権というものを、その「3権分立」という近代国家の基本精神を、一体何と考えているのか。行政府の高官が司法の決定をあざ笑う。こんなことが許されると考えているのだから、恐ろしいことなのだ。なんという野蛮なセンスだろうか。これを語るのが最高級の軍人であるというのが、この怖さをさらに倍増させる。国家の暴力装置に関わる人間が、近代法の基本をあざ笑っているのだ。
次が、「日本の国をよく語ったら怒られた」という表現に内包されている、野蛮で非知性この上ない発想、センス。「歴史的事実はどうでも良いって言っちゃなんだが、それはまー先ずは脇に置いておいて、なによりもともかく軍人たるものには日本を良く思わせること」と、こう語っているのである。
この田母神のセンスは、このブログの誰かさんのこういう発想、思想?と全く一緒。
「歴史的事実? そんなものは脇に置いとけ。国家がその生存競争に勝ち残っていくことだけが肝心。そのためには、青少年教育では特に、何が何でも国を美しく見せねばならんのだ」
3つ目がこれ。
彼は内閣総理大臣の対外表明を全く無視した論文を公表した。この態度は、日本国民が選挙で選んだ国会、それをもとにした「議院内閣制」で形成される内閣、この両方をコケにした態度である。この与党や内閣に反対する人々も含めて、国民、国会、内閣をコケにしたということである。論文で堂々とそういう意見表明をするというのは、個人的にどこかで喋るという言論の自由とは全く別の次元のことなのに、この二つの区別も付かない発想、思考、センス。国民、国会、内閣を公然と、大々的にコケにしたという自覚の欠片もないのである。
以上三つの意味において、公、法という精神がこれだけ欠けた、野蛮かつ非知性的な高級役人というものは、何と語ったら良いのだろうか。今の日本国の中の、一体何がこんな化け物を生み出したのであるか。】
「命をかけて国民を守っているのに、日本の歴史を悪く言おうとする奴らは許せん」
田母神がどれくらい犯罪的であるか。犯罪的と考えるから呼び捨てにする僕は、彼のことだけでここに5本も投稿してきた。その中で最も要領を得ていると思われる文章を再掲する。11月16日に載せた「田母神の品性」である。
【 田母神、この人物の人間としての品位のことであるが、それは極めて低い。また、彼の言動は犯罪的だとさえ思う。田母神と呼び捨てにできるほどに。
まずなによりも、このこと。
名古屋高裁の判決について、「そんなの関係ねー」と語ったこと。これは立場上犯罪と断定して良いと思う。
国家の3権というものを、その「3権分立」という近代国家の基本精神を、一体何と考えているのか。行政府の高官が司法の決定をあざ笑う。こんなことが許されると考えているのだから、恐ろしいことなのだ。なんという野蛮なセンスだろうか。これを語るのが最高級の軍人であるというのが、この怖さをさらに倍増させる。国家の暴力装置に関わる人間が、近代法の基本をあざ笑っているのだ。
次が、「日本の国をよく語ったら怒られた」という表現に内包されている、野蛮で非知性この上ない発想、センス。「歴史的事実はどうでも良いって言っちゃなんだが、それはまー先ずは脇に置いておいて、なによりもともかく軍人たるものには日本を良く思わせること」と、こう語っているのである。
この田母神のセンスは、このブログの誰かさんのこういう発想、思想?と全く一緒。
「歴史的事実? そんなものは脇に置いとけ。国家がその生存競争に勝ち残っていくことだけが肝心。そのためには、青少年教育では特に、何が何でも国を美しく見せねばならんのだ」
3つ目がこれ。
彼は内閣総理大臣の対外表明を全く無視した論文を公表した。この態度は、日本国民が選挙で選んだ国会、それをもとにした「議院内閣制」で形成される内閣、この両方をコケにした態度である。この与党や内閣に反対する人々も含めて、国民、国会、内閣をコケにしたということである。論文で堂々とそういう意見表明をするというのは、個人的にどこかで喋るという言論の自由とは全く別の次元のことなのに、この二つの区別も付かない発想、思考、センス。国民、国会、内閣を公然と、大々的にコケにしたという自覚の欠片もないのである。
以上三つの意味において、公、法という精神がこれだけ欠けた、野蛮かつ非知性的な高級役人というものは、何と語ったら良いのだろうか。今の日本国の中の、一体何がこんな化け物を生み出したのであるか。】