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「田母神の品性」  文科系

2008年11月28日 21時20分18秒 | 国内政治・経済・社会問題
田母神のことが、マスコミから消えてしまったようだ。いつもながらマスコミがやる「人の噂も75日」。この「クーデター」のことは、国民が何があっても忘れてはならない。これをこのブログのコメントで落石さんが「思想的クーデター」と呼んだのだが、まさに至言。自衛隊全体を政府見解とは全く違った方向に「幕僚学校」ぐるみで持って行ったとしたら、それはまさしく思想的クーデターと呼ぶ他はないのである。こんなことをさせておいたら、やがて自衛隊が本当にクーデターを起こしかねないというようなものではないか。こんな理屈で。
「命をかけて国民を守っているのに、日本の歴史を悪く言おうとする奴らは許せん」

田母神がどれくらい犯罪的であるか。犯罪的と考えるから呼び捨てにする僕は、彼のことだけでここに5本も投稿してきた。その中で最も要領を得ていると思われる文章を再掲する。11月16日に載せた「田母神の品性」である。


【 田母神、この人物の人間としての品位のことであるが、それは極めて低い。また、彼の言動は犯罪的だとさえ思う。田母神と呼び捨てにできるほどに。

まずなによりも、このこと。
名古屋高裁の判決について、「そんなの関係ねー」と語ったこと。これは立場上犯罪と断定して良いと思う。
国家の3権というものを、その「3権分立」という近代国家の基本精神を、一体何と考えているのか。行政府の高官が司法の決定をあざ笑う。こんなことが許されると考えているのだから、恐ろしいことなのだ。なんという野蛮なセンスだろうか。これを語るのが最高級の軍人であるというのが、この怖さをさらに倍増させる。国家の暴力装置に関わる人間が、近代法の基本をあざ笑っているのだ。

次が、「日本の国をよく語ったら怒られた」という表現に内包されている、野蛮で非知性この上ない発想、センス。「歴史的事実はどうでも良いって言っちゃなんだが、それはまー先ずは脇に置いておいて、なによりもともかく軍人たるものには日本を良く思わせること」と、こう語っているのである。
この田母神のセンスは、このブログの誰かさんのこういう発想、思想?と全く一緒。
「歴史的事実? そんなものは脇に置いとけ。国家がその生存競争に勝ち残っていくことだけが肝心。そのためには、青少年教育では特に、何が何でも国を美しく見せねばならんのだ」

3つ目がこれ。
彼は内閣総理大臣の対外表明を全く無視した論文を公表した。この態度は、日本国民が選挙で選んだ国会、それをもとにした「議院内閣制」で形成される内閣、この両方をコケにした態度である。この与党や内閣に反対する人々も含めて、国民、国会、内閣をコケにしたということである。論文で堂々とそういう意見表明をするというのは、個人的にどこかで喋るという言論の自由とは全く別の次元のことなのに、この二つの区別も付かない発想、思考、センス。国民、国会、内閣を公然と、大々的にコケにしたという自覚の欠片もないのである。

以上三つの意味において、公、法という精神がこれだけ欠けた、野蛮かつ非知性的な高級役人というものは、何と語ったら良いのだろうか。今の日本国の中の、一体何がこんな化け物を生み出したのであるか。】
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Jリーグ最高選手にグラ・小川佳純   文科系

2008年11月28日 15時15分25秒 | スポーツ
今週出た「週間サッカーダイジェスト」がJリーグ今年の選手番付を発表した。第1位がなんと、グランパスの小川佳純であった。あまたの日本代表選手たちを押しのけてなのだ。
日本代表でやったこともないJリーグ2年目の選手が1位なんて。グラ・ファンとかサッカー好きでもない限り名も知らぬ選手なのではないか。ところが、彼の活躍を知っている人にはなんの不思議もないことだ。

僕も、このブログで、もう6月3日に彼のことを書いている。本当に凄い選手なのである。
得点10点は大活躍しているFW並み。日本人では、4番目である。それだけではない。日本のサッカーマスコミが軽視しすぎだと思われるアシストが9で、これはリーグ最多のはずだ。この二つを合わせて19は、なかなかない数字だと思う。外人FWはアシストなどせずに自分の得点にするはずだからである。2番目は多分あのトゥーリオだろうが、それでも合わせて15を切るのではないか。

つまり、彼がいなければグランパスは多分今年も中位のチームだったはずなのだ。今年のグランパス躍進は彼のおかげと言っても言い過ぎではないのである。なんせ去年入団して、その去年は後半中心に11ゲームに使われただけの選手であって、嬉しい大誤算というほかはないのだから。
入団2年目のこんな大活躍は多分、あの中田英寿の出現をおいて他にはなかったことではないか。アシストが得意な中田英寿でも、アシスト数1位ではなかったと思うし、まして、こんな得点は間違いなくなかった。

きっと、今年から監督になったストイコビッチの指導を、水を得た魚のように吸収したに違いない。戦術眼のある攻撃的MFというのもピクシーと同じだし、多分凄く頭の良い選手なのだろう。今年レギュラーを確保した選手なのにマスコミ取材も多く、そこでチーム戦術を堂々と語る光景も見られるし、その内容も確かに優れていると思う。
この「チーム戦術解説の内容」はと言えば、今期グランパス最大の点取り戦術「右からの崩しとサイドチェンジ」が多く、「こう動いてもらいたい」という先輩たちへの要求などをも暗に含んでいたりする。もちろんこれらは、監督の重要指示の範囲であって、それを越権していないことは自明だろうが。
「右サイドバック竹内が、ボールを持った自分を追い越して前へ行ってくれると、次のやり方にバリエーションが増えて良い」
「右で詰まったときは、すぐにサイドチェンジ。自分が中にいたら、左に走り込んで、マギヌンとのポジションチェンジも凄く有効である」

なお、こういう選手がいるとチーム作りは非常に楽である。彼の存在、プレーから逆算してチーム戦術を考えることもできるからだ。「あそこに彼を走り込ませつつボールを持たせると、点になりやすい」とか。これは、野球の「4番落合の前にランナーを出せ」と同じ発想だろう。名古屋の攻撃の核だったヨンセンが今期限りで退団するのは、この小川の出現が前提となっていると思う。
また、他の選手も彼をきちんと観察すれば、どんどんのびてゆけるはずだ。グラがさらに強くなるということである。
それとともに、マギヌンが怪我で休んだとき勝てなかったように、小川がいなくなったら非常に困るから、代役の出現、奮起も望まれる。







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天にも上る気持ち  文科系

2008年11月28日 11時01分38秒 | Weblog
24日に「年をとった」という随筆で、「不整脈の悪化で走れなくなった、様子を見ている」と書いた。その様子見も2ヶ月続いてきた。ただ、あの随筆にも書いたように、筋肉の衰えを防ぐために家での階段往復の運動は続けていた。平均120往復ほどの。

さて、一昨日のこと、思い切ってジムへ行った。9月中頃以来である。「ウオームアップを念入りにしよう」という方針だけをもって。そしたら、後半40分近くは走り通せたのである。天にも昇る気持ちだった。

日ごろ5分程度のアップをこの日は20分近くやった。軽い体操の後、歩く時間をとにかく増やした。歩いてちょっと走り、また歩く。この繰り返しを20分ほど。そしたらあとはハートレートモニターに何の異常もなく走りきることができたのである。アップの歩行と合計して1時間で7.3キロ。それでももう嬉しかったこと! 2年前には1時間なら最大限12キロ、1年半前でも11キロ以上は走れていたのだけれど、この7.4キロがこんなに嬉しいとは。

希望が出てきた。以前の4~5倍のアップをすれば、走れると分かったのだし、最大スピードがどこまで出せるかはまだ実験してない。心拍140ちょっとまでしか出していないから。これから様子を見ながらいろいろやってみよう。1年半前のように心拍170近くまでは無理としても、160近くまでは出せると思うのだが。
「アップがほとんど要らなかった僕の体が、人一倍入念なアップを必要とするようになったのだ」
こういうことだけではないのだろうが、こんなことも発見しなければ走るのをもう諦めていたのだなーと、何か感慨無量である。いろいろ試しては来たのだが、年をとる分、いろんな観察、工夫がさらにいるということだろう。今までも、5年ほど前に不整脈が出たとき以来、諦めずにいろいろくふうしつうやってきたのだ。
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麻生財閥のした事    (JANJANの記事より)   ネット虫

2008年11月28日 00時01分01秒 | 国内政治・経済・社会問題
「マスコミが書かない麻生財閥の深い闇」
                  山崎康彦 JANJAN2008/10/23
 麻生首相は1973年にグループ中核企業の麻生セメント(株)の代表取締役社長に就任した。戦前の麻生炭鉱から続く九州屈指の企業グループ・麻生財閥3代目の当主だ。その麻生炭鉱は大量の朝鮮人労働者を強制連行して搾取した暗い歴史を持つ。だが、日本のメディアはその事実を指摘することなく、意図的に報道しないでいる。
*******************
 麻生財閥(麻生グループ)は現在、麻生ラファージュセメント(株)を中核に64社、総売上1,380億円、社員数6,250名を数える九州屈指の企業グループとなっています。麻生太郎氏は、祖父麻生太吉氏、父麻生太賀吉氏の後を継ぎ、1973年にグループ中核企業の麻生セメント(株)の代表取締役社長に就任しています。
 1979年の衆議院議員選挙で初当選し、政界に転進して家業を実弟の麻生泰氏に譲ったからといって、麻生太郎氏が麻生財閥の3代目当主であった事実は消せません。当主として戦前の麻生炭鉱の暗い歴史の責任から逃れられないのは当然のことです。
 なぜなら、安倍晋三元首相、福田康夫元首相に続いて、総選挙での国民の審判を受けることなく、自民党総裁選で勝利して2008年9月に第92代内閣総理大臣に彼が任命されたのは、麻生財閥のもつ財力であり、その大部分は、戦前の麻生炭鉱に強制連行されて来た朝鮮人労働者1万人をただ同然で酷使して搾取した巨額の未払い賃金がその源だからなのです。

 戦前の麻生炭鉱で10,000人の強制連行朝鮮人を強制労働させ賃金をそっくり搾取することなくしては、現在の麻生財閥はありえず、したがって今の麻生太郎内閣総理大臣もありえなかったといっても過言ではありません。

 戦前の麻生炭鉱での劣悪な労働条件の実態は、調査報告書「麻生炭鉱の強制労働」(戦時強制労働の調査「人権平和・浜松」)に詳しく書かれています。
 この調査報告書の中で、強制連行朝鮮人労働者がどのように働かされ支配され搾取されていたのかが詳しく書かれています。

 「納屋の布団は万年床で真っ黒であり、交替制で誰かが寝た。人繰りが毎夕入坑の督促をし、交替制だったが、五時に入坑して昇坑が一〇時ということも珍しくなかった。坑口から六〇〇メートルを人車で行き、そこから切羽まで歩いた。朝鮮人が危険なところを担当した。検炭係がボタの量を見て函引きし、賃下げをした。低賃金で遅配が多く、食事も衛生も悪かった。納屋の頭領は賃金の三割ほどをピンハネした。労働災害があっても朝鮮人には適用されなかった。納屋では独身坑夫が死んでも朝鮮の故郷に知らせないことが多かった。遺族に弔慰金や補償金を支払うのが惜しく、アリラン集落の下の無縁墓地に埋めて知らん顔だった。一九三四年のガス爆発の時には生存者がいても密閉したために朝鮮人が入坑を拒否した(『林・記録』三〇五~、三二一頁)。」

 また、朝鮮労働者がどのように強制連行されたのか具体的な証言も書かれています。
 「文さんは一九一六年生まれ、全南霊岩郡出身。結婚したばかりの一九四二年の末、面の巡査と書記らが土足で侵入し、「一緒に来い」と巡査に家の外に突き出された。このとき面から三四人が連行された。順天で九州の炭鉱に行くと告げられた。麗水で一六〇人ほどとなったが、監視人が手に木刀を持ち、海岸の倉庫に入れられ外から錠を掛けられた。軍服を着た男に本人かどうか照合を受け、身体検査され、九州の麻生炭鉱に行き、一年で帰国できると聞かされた。
 一九四三年の元旦に博多につくと、憲兵が監視するなか麻生の労務や協和会の幹部が出迎え、博多駅から原田経由で赤坂炭鉱に連行された。収容された寮は兵舎のような建物であり、高さ三メートルの板塀、鉄条網があった。寮の中央にはガラス張りの監視塔があった。一棟が五部屋であり、四畳半の一部屋に五人が押し込められた。寮の入り口はひとつであり、そこに労務の詰所があった。
 朝五時に起こされ、広場で点呼を受けた。宮城遥拝、君が代、皇国臣民の誓詞のあと、六時に入坑した。六時から九時までの一五時間労働だった。「これから敵のトーチカを攻撃する。突撃進め!」と坑口へ追いたてられた。食事は大豆かすと麦を混ぜたものが多かった。労務は見せしめに死ぬほどに叩いた。強制貯金され、送金は最初の二〇〇円が送られたきりだった。労務にそれを糾すと、なぜ朝鮮に問い合わせたのかと逆に木刀でたたかれた。」

 また、炭鉱周辺には朝鮮人女性が性の奴隷として連行されていた事実も次のように書かれています。
 「アリラン集落には朝鮮人女性を置く店があり、女性たちが騙されて連れてこられた。朝鮮にブローカーがあり、娘たちを選炭婦にするなどと騙し、親に一〇〇~二〇〇円を渡して、「三等料理屋」に売り渡した(『林・記録』三三一頁)。飯塚や鴨生には鄭在鳳が経営する店もあった(『林・記録』四三一頁)。鄭清正さんも飯塚へと朝鮮の女性たちが連行され性的強制を受けていたことを記している(『怨と恨と故国と』八七頁)。」

 また炭鉱事故等で多数の朝鮮人労働者が死亡したが、死者に対する麻生炭鉱の対応も次のように書かれています。
 「赤坂の請願巡査だった松藤要吉さんはつぎのようにいう。死者が出ても、炭鉱は石炭がもったいないと火葬しないで無縁墓地に穴を掘って埋めた。馴れない労働でずいぶん命を落とした。朝鮮式の土饅頭がたくさんできた。労務が勝手に処分して知らせない状態だった(『林・記録』四〇三頁)。」

 日本のマスコミは、このおぞましい麻生財閥の暗い過去を意図的に報道しないでいます。

 「イギリス人ジャーナリスト(ガーディアン紙の元アメリカ特派員)のクリストファー・リードによると、麻生一族による強制労働の記事を掲載することを多くのメディアが拒否したという。しかも、その中には「左翼」と見なされている日本の媒体(そんなもの存在しないというのが筆者の感想だが)も複数、含まれていた。日本で掲載したのは英語紙の「ジャパン・タイムズ」だけだ。……」(調査ジャーナリスト 桜井春彦氏)

 日本のマスコミが報道しないのであれば、我々の手でこの事実を出来るだけ広く、友人、知人に拡散させましょう。麻生太郎氏は、麻生財閥の暗い歴史を封印したまま日本の首相として居座り続けることはもはや許されることではありません。

★一国の総理の経歴に関わることは、マスコミは正しく伝え、世に問うべきでしょう。もし政治家の戦争責任に厳しいドイツであれば大問題になるでしょう。それをまったくしないと言う日本のマスコミは失望しました。総理の責任の有無は事実を知らされた国民が決めることでしょう。 (ネット虫)
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