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Jリーグ最高選手にグラ・小川佳純   文科系

2008年11月28日 15時15分25秒 | スポーツ
今週出た「週間サッカーダイジェスト」がJリーグ今年の選手番付を発表した。第1位がなんと、グランパスの小川佳純であった。あまたの日本代表選手たちを押しのけてなのだ。
日本代表でやったこともないJリーグ2年目の選手が1位なんて。グラ・ファンとかサッカー好きでもない限り名も知らぬ選手なのではないか。ところが、彼の活躍を知っている人にはなんの不思議もないことだ。

僕も、このブログで、もう6月3日に彼のことを書いている。本当に凄い選手なのである。
得点10点は大活躍しているFW並み。日本人では、4番目である。それだけではない。日本のサッカーマスコミが軽視しすぎだと思われるアシストが9で、これはリーグ最多のはずだ。この二つを合わせて19は、なかなかない数字だと思う。外人FWはアシストなどせずに自分の得点にするはずだからである。2番目は多分あのトゥーリオだろうが、それでも合わせて15を切るのではないか。

つまり、彼がいなければグランパスは多分今年も中位のチームだったはずなのだ。今年のグランパス躍進は彼のおかげと言っても言い過ぎではないのである。なんせ去年入団して、その去年は後半中心に11ゲームに使われただけの選手であって、嬉しい大誤算というほかはないのだから。
入団2年目のこんな大活躍は多分、あの中田英寿の出現をおいて他にはなかったことではないか。アシストが得意な中田英寿でも、アシスト数1位ではなかったと思うし、まして、こんな得点は間違いなくなかった。

きっと、今年から監督になったストイコビッチの指導を、水を得た魚のように吸収したに違いない。戦術眼のある攻撃的MFというのもピクシーと同じだし、多分凄く頭の良い選手なのだろう。今年レギュラーを確保した選手なのにマスコミ取材も多く、そこでチーム戦術を堂々と語る光景も見られるし、その内容も確かに優れていると思う。
この「チーム戦術解説の内容」はと言えば、今期グランパス最大の点取り戦術「右からの崩しとサイドチェンジ」が多く、「こう動いてもらいたい」という先輩たちへの要求などをも暗に含んでいたりする。もちろんこれらは、監督の重要指示の範囲であって、それを越権していないことは自明だろうが。
「右サイドバック竹内が、ボールを持った自分を追い越して前へ行ってくれると、次のやり方にバリエーションが増えて良い」
「右で詰まったときは、すぐにサイドチェンジ。自分が中にいたら、左に走り込んで、マギヌンとのポジションチェンジも凄く有効である」

なお、こういう選手がいるとチーム作りは非常に楽である。彼の存在、プレーから逆算してチーム戦術を考えることもできるからだ。「あそこに彼を走り込ませつつボールを持たせると、点になりやすい」とか。これは、野球の「4番落合の前にランナーを出せ」と同じ発想だろう。名古屋の攻撃の核だったヨンセンが今期限りで退団するのは、この小川の出現が前提となっていると思う。
また、他の選手も彼をきちんと観察すれば、どんどんのびてゆけるはずだ。グラがさらに強くなるということである。
それとともに、マギヌンが怪我で休んだとき勝てなかったように、小川がいなくなったら非常に困るから、代役の出現、奮起も望まれる。







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1 コメント

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訂正 (文科系)
2008-12-02 23:40:43
得点とアシスト合わせて、最新数字はこうです。なお、この合計で小川と同等の選手が1人出てきました。僕の記憶がちょっと古い数字でしたので。訂正します。
小川得点11、アシスト11
2位がジュニーニョ(川崎)で、同12の9です。
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