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男女平等度、日本は「序二段68枚目」―世界経済フォーラムが発表

2008年11月22日 10時09分54秒 | Weblog
★ネット紙JANJANに「さとうしういち氏」が次のような興味ある記事を載せていました。    (ネット虫)
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ダボス会議で知られる世界経済フォーラムは12日、世界の男女平等度を発表しました。今回日本は98位でしたが、近年そのランクは下がり続けています。相撲の番付に換算すると、なんと序二段の68枚目です。

 ダボス会議で知られる世界経済フォーラム(World Economic Forum)は11月12日、「世界130カ国中、最も男女平等度が高い国はノルウェー」と発表しました。以下、2位フィンランド、3位スウェーデン、4位アイスランド、5位ニュージーランドと続きます。

 しかし、残念ながら上位20カ国で我が日本=JAPANの名前がありません。実はなんと、日本は130カ国中98位なのです。07年には128カ国中91位、06年は115カ国中80位でした。すなわち日本は、男女平等に関する順位がどんどん下降しているのです。

 130か国中98位を、相撲の番付に換算すると、698人の力士中、526位。なんと序二段の68枚目です。

 もちろん「日本だけ」が昔から、こんなに男女不平等だったわけではありません。むしろ欧米のほうが、根強いキリスト教原理主義などで、女性にとって大変だった面もあるのです。ノルウェーでさえも、50年前までは女性議員率は一桁でした。

■社会参画不足の悪循環
 ここ数十年で、世界に対して日本が決定的に遅れた分野は、賃金格差の是正、そして女性の意志決定過程への参画ではないでしょうか?もちろん他にも問題はありますが、それらの根底には、経済力格差、そして意思決定への参画の格差があると思います。
 賃金格差は、例えばシンガポールよりも大きいのです。そしてこれはあくまで正社員における差です。女性の場合非正規社員が多く、なおかつ、日本の正社員と非正社員の格差は大きいので、実際はこれよりも状況はひどくなるでしょう。
 こうした構造を放置していたことが、今度は男性でも若者を中心に非正社員が増えることを許すことにつながり、格差社会を激化させたと思います。

 また下院議員(衆議院議員)の女性比率では、日本はなんと世界188か国中、138位です。
筆者が出席したある政治家の事務所開き。多くの政治イベントが「男性のえらい人」中心です。 日本の政治イベントでは、いつも雛壇には「黒い背広を着た男性のえらい人」ばかり、というのがデフォルトになっていますが、一歩引いてみると異様です(写真)。多様な意志が政治に反映されていないということの象徴になっていると思います。

 日本の場合の特長は

・女性の意思決定への参画が少ない→
・介護など女性労働者が多い分野が軽視される→
・女性のニーズが解決されない→
・ニーズが解決されないがゆえに、女性の参画が難しい→
・女性の意思決定への参画が少ない

 の悪循環が起きていると思います。一般的に女性は、介護や育児などを担う上、賃金も安いから経済基盤も乏しい。そうなると選挙に立候補、というのも難しくなります。

■少数の女性議員がさらに抑圧される議会
 そのため女性議員は少ないのが現状ですが、その少ない代表が、さらに発言を押さえ込まれているという実態があります。

 この7月、わたしは広島県内の女性議員の皆さんにアンケート調査を行いました。
 このとき「主婦業との両立が大変」といった意見や、「女性というだけで、議会内で大事なポストにつけてもらえない」という意見がありました。ただでさえ少ない女性の代表が「少ないがゆえに」さらに議会内で押さえ込まれてしまうのです。

 また女性議員が少ないと、その活動分野も、教育や福祉、子育てなどに限定されがちです。ところが、いくら、いい政策が「アイデア」としてあっても「予算」の裏づけを取るには、財政などマクロ的な分野でも活躍する女性が必要です。

■さて目標ですが? どうせなら「三段目」よりも「幕内」を狙おう!
 ノルウェーの内閣は、総理大臣は男性ですが、財務大臣、文部科学大臣、防衛大臣、自治大臣(日本の総務大臣)、運輸・通信大臣、貿易・産業大臣、
行政・改革大臣、子ども平等大臣、漁業・沿岸問題大臣が女性です。

コメント (2)
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岩隈久志MVPを祝って  文科系

2008年11月22日 04時37分45秒 | スポーツ
日本プロ野球の記者たちが選ぶ本年度パリーグMVPに、楽天の岩隈久志が選ばれた。優勝チーム以外から選ばれるのは94年のイチロー以来だと聞く。それでも、その年210安打のイチローは2位のチームにいた。さらに、日刊スポーツはこう報道している。
「5位チームからの選出は82年の落合博満内野手(ロッテ)88年の門田博光外野手(南海)と並び、リーグ史上最も低い順位だった」

今年の岩隈はそれほどに凄いのだ。流石、プロ野球の記者たち、よく見ている。どれくらい凄いのか。改めてこの11日に載せた拙稿を再掲する。もっともこの投稿は、スポーツグラフィック・ナンバーの記事を要約した物であるが、とにかくスポーツファン、野球ファンに僕が是非知ってほしい内容なのだ。優れた才能、努力は心から讃えたいということである。


【 初めにお断りしておくが、これは、「スポーツグラフィック・ナンバー715号」のある記事の要約に、僕が調べた数字をほんのちょっと加味しただけのものである。

野球を、その新聞記事をも、もうほとんど見なくなって久しい僕はうかつにして知らなかったが、このブログ読者で野球好きの皆さんは既にご存じのことなのだろうか? それとも、パリーグの弱小球団のニュースということで、例によってあまり気にもとめられていないのか。
ただし、野球をスポーツとして見たならば、北京五輪のウサイン・ボルト並の、日本野球界で50年に1度もないような大記録を今年の岩隈が作ったことは確かだと思う。

今年、東北楽天イーグルス・投手・岩隈久志が、日本プロ野球の歴史に存在しないようなもの凄い記録を作った。遅ればせながら、僕も彼の栄誉をたたえたい。

21勝4敗、勝率8割4分、防御率1.87! これだけでも大変な記録である。自分で調べてみたら「やっと20勝」というのは近年もけっこうある。が、21勝というのは85年の阪急・佐藤義則にまでさかのぼる。この佐藤でも防御率は4.29、敗戦が11敗あって、勝率は6割6分とあった。
ナンバーのこの記事は、20勝以上していて、岩隈のように8割を超える勝率を上げた歴代投手を表にしている。1950年の2リーグ制になってから17人いる。しかしながら、「この17人の中でも、この数字は岩隈だけ」というものが存在する。他の16人は全て、年間1位か2位のチームに属し、岩隈のように5位チーム投手などは皆無であるどころか、3位以下の投手も他にいないのである。投手の勝利数や防御率は、チームの打線や守備力にも左右されるからだ。つまり、3位以下のチームの投手でこんなに勝った投手は歴代皆無なのである。この点を、ナンバーはこう結んでいる。
「岩隈は、Bクラスのチームで勝率8割以上をクリアした、最初の(20勝)投手なのだ」

弱いチームにいる岩隈がなぜ2点を大幅に切る防御率となって、多く勝つことができたのか。それについて、この「ナンバー」は一つの数字をあげていた。年間の被ホームラン数がたった3本、極端に少ないのである。この記録がまた、以下のように本当に秀逸なものと説かれている。

2リーグ制になった1950年以降で、岩隈と同様200イニング以上を投げて、かつ年間被ホームラン数が3本以下などという投手は、56年の鉄腕・稲尾和久とあともう1人しかいない。ただしこの2人の時代は、ホームランの数が今よりもはるかに少なかったというオマケまで付いている。
今年の岩隈に限っては、ボールの威力もコントロールも、あの鉄腕、「神様仏様・稲尾様」の全盛期並みと言ってよいということであろう。】
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