松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

越冬したメダカ、60匹。

2016-04-25 12:23:01 | 日記・エッセイ・コラム

 五輪エンブレム問題で、宮田座長が「第1回を猛省(もうしょう)して・・」と言いましたが、普通「もうせい」でしょう。どうでも良かったですか。

 将棋の羽生名人は、いい手が浮かぶと興奮して、手が震え出すそうです。それも盤上の駒をなぎ倒すほどの勢いだとか。「羽生先生の手が震えたら、もう終わりだと思った方がいいです」

 明治を受験した私は、数学が一番苦手で、全3問のうち2問目の解き方が分かった時、しめたっと思うと同時に手が震えて、思うように字が書けなくなりました。ミミズの這うような字で、やっとこさ書き上げました。これを読んでもらえるだろうかと不安になったくらいです。

 今でも葬儀に参列して、住所・氏名を書くのが苦痛です。なぜだか手が震えるのです。苦手な筆はもちろん、カードにボールペンで書くのにも苦労しています。「いかん」と思うと、もっとひどくなり、どっかへ飛んで行きそうになります。あれは玄関で待ち構えている案内の人がどうぞと急かすからではないかと、思ったりしています。着いたら一旦、呼吸を整える時間が欲しいです。

 メダカの水槽が限界まで濁ってしまったので、水を替えました。するとメンバーの数が良く分かります。親が40匹。子供が20匹でした。親はほぼ全員冬を越したようです。これだけいれば、またベビーラッシュがくるでしょう。でも生き残るのは、早くに孵ったやつだけです。子供には冬越しは試練のようです。

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散る桜に酔う、本荘公園。

2016-04-24 17:25:43 | 日記・エッセイ・コラム

 南へ行くほど暖かかった昨日は、由利本荘市が22度ありましたが、私にはもっとあるように感じました。山形県遊佐側からの風が、鳥海山を超えてやって来ます。暖かいはずです。

 たまらずババヘラアイスを買います。あっさりした甘さが水分補給にぴったりです。

 本荘ハムフライの屋台もありましたが、あとで阿部精肉店で色々物色しようと思っていたのでパスします。

 桜は満開の姿もいいですが、散り方も豪快です。この潔(いさぎよ)さが、日本人向きです。

 ドッグの屋台の彼女が、鉄板の上に舞う花びらをいちいち除いていました。そのまま売っちゃえばいいのに。

 阿部精肉店では、ハムフライとメンチカツを購入。運転しながら2枚かぶりつきました。油にラードが入っていないと、本荘ハムフライとは呼ばないです。べっとり手に付いた油も、しっかり舐めました。んー、元気が出る味。

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猿倉人形芝居

2016-04-23 16:24:49 | 日記・エッセイ・コラム

 昭和55年頃のことです。まだ若かったです。五月の連休直後に監査、というパターンが結構よくありました。これほど意地の悪い監査委員会もありません。日記によると、この年は4月後半からずっと残業していました。

 4月27日も、日曜でしたが仕事をしていました。当時は宿直と日直と夜警がおりました。この日の日直は丹さんでした。丹さんは朴とつな方で、余計なおしゃべりはしません。だから丹さんの日は仕事がやりやすいのです。しかし花見シーズンでもあり、真上がお城なので、上から景気のいい音楽が聞こえてきます。日記には、「公園から景気のいい演歌が流れ続けて、調子よかった。ああ近くでお祭りがあると、かえって落ち着いて仕事ができた。」と書いてあります。普通は腰が半分浮いているような状態なのに、この年は悟りの境地でした。

 練習試合に他校の女子バレー部が来ていて、マネージャーへの電話を取り次いだ、とあります。「オレ一人の部屋に来て、彼女は電話をしていた。そう美人ではなかったが(メガネをしていたし)、欲望を感じた。」こういう文章は、私の日記には良く出てきます。なんせ20代でしたから。

「丹さんは公園に行って、団子をオレに持ってきてくれた。二人して食べた。アナウンスが聞こえてきて、きょうは1時から猿倉人形があるという。ちょうど金庫の中にカメラもあったし、見に行った。今まで仕事をしていた人間が、花見の人ごみの中でブラリと、200mmのカメラを下げて、歩いているのだった。」

 この年は結局、12時間労働を繰り返して、風邪を治してしまった、とあります。

 連休を利用して、どこかへ宿泊旅行をしたという記憶はありません。皆無です。ああ、タイトルに偽りありですね。あの地区の先輩たちは芸達者がそろっていて、猿倉人形芝居も完コピできる人が少なからずいました。だから木内勇吉一座が解散すると言った時には、オレがやろうかな、という先輩が冗談にしろ、いたことは確かです。

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三好達治「いしのうへ」

2016-04-22 16:36:15 | 日記・エッセイ・コラム

 朝起きたら朝顔の種がほとんど膨れていました。あまり水に浸かっているのも良くないので、ポットに移します。

 傷つけた背中の丸い方を上にして、土をかぶせます。

 窒素・リン酸・カリの配合が観葉植物用の肥料を入れた水を浸し、軽く圧力を掛けます。根と葉のスタートダッシュのために、多少栄養を与えます。

 天気が上がってきて、晴れ間が出て外は暖かいです。出窓に置く予定を変え、外に出しました。この温度なら外でも大丈夫。今のところ、運がいい。

 ポット30個を持って、行ったり来たりしていると、高校生の明るい話し声が聞こえてきました。登校時間になったのです。作業をしながら、ふと思い出しました。三好達治「いしのうえ」

 あわれ花びらながれ おみなごに花びらながれ おみなごしめやかに語らいあゆみ うららかの足音空にながれ・・。

 まさしく高校1年生。最初の現国の教科書にありました。山岡先生の教え方は鮮烈でした。抒情にどっぷり浸かって、中空を見つめ、何度も朗読します。その光景がまるで今。桜の花びらが散る石畳の道を、女性たちが語らいながら歩く様子を歌ったものです。残念ながら桜はこの辺にはありませんが、我が家の佐藤錦が咲いています。数日前、妻に開花宣言して笑っていたばかりです。この恩師は亡くなりましたが、私の文章好きは、雄平ちゃん。あなたのおかげだと思っています。

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アサガオ始動

2016-04-21 15:11:59 | 日記・エッセイ・コラム

 熊本の阿蘇大橋と共に転落したと報じられている大学生の彼氏を、発見する方法を考えています。ドローンを使って、地中レーダー探査か金属探査をすれば、自動車大の物体なら位置を特定できるのではないだろうか。

 それからあとは大変です。無線操縦のロボットが必要です。中に人が入って操縦するタイプは使えません。

 優秀な海底掘削も出来る時代に、川底の人間を救えないとは。科学の力なんて、そんなもんです。最高のテクノロジーの時代に生きていると思っている人は、考えを変えた方がいいです。

 

 さて、5月の連休に始めると丁度いいと言われている朝顔の発芽作業です。ポットを30個用意します。

 使う秘密兵器は、やすりとクリップの類。

 封筒から出して、殻の中身を確認します。

 クリップに挟みます。なぜかと言うと、指を削りたくないから。

 やすりは、角もギザギザ加工されている物。

 20個もやったら集中力が切れてきました。頭がぼーっとします。すると種がピーンと飛んで行きます。休憩します。再び今度は指に挟み最後の10個。私は皮膚が弱いのです。自律神経のせいか皮が薄いです。普通7枚あると言われる層がおそらく2~3枚足りないと思います。緑茶をいれた茶碗が熱くて持てません。何とか終わりました。この作業が1番めんどうです。

 でもこれをすることによって、きれいに種の殻を地中に残して、芽だけ顔を出します。水の吸い方も早いです。

 明日は5~6個は、膨らんでいるでしょう。朝顔の発芽温度は25度と言われていますが、夜25度あったら暑くて眠れません。でも出来るだけ部屋の天井近くに置いておきます。

 

 週間予報からいくと、ちょっと早かった気もしていますが、なんとかなるでしょう。

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