松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

最後の贈り物

2016-04-12 15:56:28 | 日記・エッセイ・コラム

 朝から気温が下がったおかげで、最後にいい贈り物をもらいました。メダカのいなくなった水槽に、薄い氷が張っているのを発見し、急いでカメラを持ち出しました。

 持つと壊れていく氷のかけらを、ようやく目線の位置に置き、太陽を反射させると、偏光フィルター越しに鮮やかな色が見えました。

 これはガラスでもプラスチックでもない、本物の氷です。ようやく最後に巡り合いました。氷が解ける前に、なんとかものにしました。

 しかしそれからもっと恐ろしい贈り物をもらうところでした。急いで外へ出たから薄着で、しかも頭を保護するものを何もつけていません。家に入ってから、後頭部がずきずきし、片目がぼんやりしてきました。当たる寸前です。怖かったです。

 頭をストーブにくっつくくらい近づけ、次に冷たい手足を温めます。体が芯から冷えているため、具合の悪いのはなかなか治りません。1時間以上、体温を上げることに専念しました。あまり頭を使って考えて、血流を増やすのもまずいと思い、読み始めた新聞をしばしそのまま放って置きました。

 午前中いっぱい調子悪かったですが、今はいいようです。あぶなく、二つ目の贈り物を受け取るところでした。こんなことは、何度か経験しているので、大分前兆が分かって来ました。まだまだ当たってなんかいられません。楽しむのは、これからです。

コメント
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