松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

辰子姫に遭う前に

2016-04-08 16:24:18 | 日記・エッセイ・コラム

 田沢湖の辰子姫に勝るとも劣らない台湾娘に会う前、三つめのレトロ自販機を確認して行きました。それはいつもトイレタイムを取る安藤醸造北浦本館の手前にありました。とても入りづらい構えのドライブインの片隅に、24時間営業の店はあるのです。今の今まで気が付きませんでした。

 ここには、そばの代わりにラーメンが仕込んであります。それで、誰もいないし、腹も減ったし、帰りに寄りました。小銭入れを見たら、さっきポカリを買ったせいで硬貨が足りません。それですっかりやる気を失くして、車に乗り込みました。すると後から何台か横づけして入って行きます。男鹿のカニ屋さんの前の自販機よりは、人が入っているかも知れません。

 田沢湖に向かったのは、晴れて、風も無くて、これは逆さ富士の要領で、上下対称の湖面が写せると思ったからです。ところが桟橋付近は波が立っていました。

 御座の石神社へ向かう途中、それらしい景色が見えました。

 これがやりたかったのです。アップにすると、不完全なのが分かるので、このくらい引いて撮ります。

 日本一深い湖のわりに、岸辺は様々な様相を見せます。ボートが出る場所は砂利の遠浅なところですが、泥岩の露出した岸や、いきなり深い緑色の場所もあります。

 人の気配のない場所は、やや不気味でした。そんな中、台湾の彼女に会いました。そのあと、辰子姫の前を通りました。金色の辰子さんを撮るよりは、生きている美人を捕まえたから、それで十分とスルーしたのでした。

 むらっこ物産館は営業再開前で、準備中のお母さんに、また来てねーと言われ、ソバにありつけませんでした。それで自販機に寄ろうと考えたのです。

コメント
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