松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

卒業

2016-03-03 16:18:43 | 日記・エッセイ・コラム

 近くの学校へ、卒業式後の生徒の様子を見に行きました。部活の後輩たちが、3年生を胴上げする儀式を見るためです。

 今年も残雪が少なく、とても雪の中にダイビングできる状況ではありません。昇降口で待ち構える野球部とラグビー部の前に、最後のホームルームを終わった3年生が現れます。

 思えば一度も自分の子供たちの入学式と卒業式は行ってやれませんでした。因果な商売です。自分の職場が卒業式で、てんてこ舞いの時に、抜けられるわけがありません。この季節は最も嫌な時です。入試は3回もあるし、異動で落ち着かないし、決算が迫っています。この重圧に、どっかで桜が咲いたのと、明るいニュースを聞くのは、苦痛以外の何者でもありません。今でも3月は嫌いです。町内会の仕事もこれからが本番ですから。

 ラグビー部の儀式は、おとなしいものでした。名前を連呼して、わいわいやるのは変わりませんが、胴上げもそんなに高く上げません。落ちれば危険ですからね。しかしマネージャーの女の子も特別扱いはしません。キャーと言いながら、放り上げられています。黒いタイツを履いていますが、容赦なく舞い上がっています。

 野球部も負けていません。神輿の要領で、わっしょいと担ぎながら、わずかに雪の残っている築庭めがけて移動します。そして優しめに、降ろしていました。本来なら放り投げるところですが、そうもいきません。

 見ている方も寒い、冬に逆戻りしたお天気でした。それでも前の日よりは、ましだったでしょう。

  最後はみんなで記念の集合写真。

  後ろ髪を引かれるのか、なかなか解散しないのでした。

コメント
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