松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

第15回、新酒利き酒 早春の宴。

2016-03-22 13:05:22 | 日記・エッセイ・コラム

 今年もやってまいりました。新酒を、リラックスして、料理と共に楽しめる。そういう宴です。ロビーに、恐ろしくスラッとした女性がいるので、回り込んで覗くと、近寄りがたい雰囲気を醸した美人の顔がありました。乾杯の音頭に呼ばれた、2013年のミスユニバース秋田代表でした。

 席札と一緒に配られる一覧表で確認した、まずは鈴木酒造店・秀よしの「純米吟醸生酒 二年熟成」を頂きます。

 酸度11.7は相当酸っぱい数字です。でもそんな出来の悪いワインのような酸味はありませんでした。色も黄色味がかっています。1杯目から至福の味に当たりました。

 2杯目は、去年いたく気に入った「津月」。純米吟醸 無濾過生。いい響きです。やはり今年の出来もいいようです。ほどよい酸味が心地いいです。一口すするたびに、「くぁー、うまいなあ」を連発するので、まわりがあきれた顔をしています。この酒は相棒先生も納得です。そうやって桃源郷にいる境地は続きます。周りがいくら騒がしくても気になりません。ぼくらのテーブルには、子供用のイスが3脚用意してありましたが、この会にはとても珍しい可愛い参加者が一緒です。

 最初こそおとなしくしていましたが、そのうちテーブルが回るのが楽しくて、ぐるぐる回転し始めるし、走り始めるし、引率の方は大変です。「すみません」と謝るけど、子供が黙っている方がおかしい。ほほえましい風景も、日本酒の味を引き立てるだけです。

 ほかにもいろいろ試しましたが、私は津月が一番です。相棒の前にはグラスが増えるばかり。10本近く溜まったので下げると、いつの間にかまたこの状態に。

 ミスの彼女はお酒が好きなようで、自ら探検しているみたいです。まわりに人が集まります。

 ついでに、どさくさに紛れて、司会の彼女も撮っちゃいました。

 お楽しみ抽選会には当たりませんでしたが、チャリティーの時間にはいち早く津月の前に並び、千円で、封切りされていない、まんまの1本をゲット。相棒は私より早く立ったのに、収穫なしで帰ってきました。酔いが回り、チャリティーを行っているのに気が付かなかったそうです。もう彼氏、限界を超えています。帰りの送迎バスの中では、窓の外の景色に対して激しく非難しています。「何が見える?」と聞いても要領を得ません。一体何が見えていたんでしょう。

コメント
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