松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

エアバッグのタカタを、救いたい。

2016-03-08 16:36:30 | 日記・エッセイ・コラム

 エアバッグのリコール通知が来ています。近くのディーラーに行けば済む話ですが、交換の間の時間がもったいない。本屋で1時間半はきつい。カフェもない。それに出来れば、タカタを救済したい気持ちはあります。私が交換に応じないから被害が少なくて済むという問題ではありませんが、アメリカのやり方には腹が立ちます。

 いつでもそうなんです。裏にいるのは米自動車業界です。彼らが議員を動かして、米運輸局に圧力を掛ける。するといつの間にか数が増えて、ついに金額が1兆円まできました。こうなると費用を肩代わりしてきた自動車メーカーも、タカタの肩を持つわけにもいきません。

 原因は4つの機関が調べていましたが、どうやら高温多湿の環境と火薬の経年劣化があると言われています。タカタの使用している火薬(インフレーター)は暴発リスクが高いとされる「硝酸アンモニウム」ですが、ライバル各社が使っている「硝酸グアニジン」も、暴発リスクは小さいですが、逆に経年劣化で適切に燃焼しない不発リスクが高まると言われています。

 目を負傷した女性の怒った顔と、これ見よがしに報道するアメリカを見ました。日本人ならまずはエアバッグが作動して、死を免れたとホッとする場面で、エアバッグに言いがかりをつけます。彼らはそんな危ない運転をするのですか。エアバッグに頼らなくてはならないような。

 私はそんな事故を起こさないし、遭遇しない運転を心掛けていますから、エアバッグは基本的に必要ありません。エアバッグが登場してまだ20年弱。あれのおかげで、ハンドルがもっこりして、かっこいいステアリング操作が出来なくなりました。今は少しはマシですが、中心を小さくすることは出来ません。

 アメリカの高温多湿の状況って、想像できません。そんならエアコン掛けるでしょうよ。室内が雨ざらしの車って、あるんですか。ジャングルに置きっぱなしなんですか。

 私は日本製品を信頼しているし、今搭載されているエアバッグを信頼しています。だから交換は、しないかも知れません。下の表のように、最近の5年間を見ても、日本に絞って執拗な嫌がらせを繰り返しているアメリカが良く分かります。

(週刊ダイヤモンド・オンラインより)

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