松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

陛下の休日は、私が思ったより多かった。

2016-03-02 08:32:14 | 日記・エッセイ・コラム

 「インフルエンザでも休めないなんて」天皇陛下について、激務との声が目立ちますが、私は82日も休みがあったのか、と安心しています。「一般企業では考えられない判断と言えます」サラリーマンと比較して少ないとか言ってるようですが、誰だと思っているんですか。その休日を減らしているのは、政治家自身でもあるのです。不適切発言のたび、閣僚が攻撃されて、新たに任命式が行われるたび、或いは内閣が変わるたびに、ああまた陛下に余計な仕事を増やしてしまった、と嘆いている人間は何人いることでしょう。

 陛下の公務は激務には違いないです。しかしただ体を使っているサラリーマンとは決定的な違いがあります。それは居ずまいを正した姿勢での祈りです。国民の知らない折々の祭事に臨んで、精神も鍛えておられるから、強靭な体を維持しておられるのだと思います。常人には逆立ちしても出来ないことです。

 それになにより、国民を思う気持ち、それに突き動かされて日々過ごしておられるのだと思います。半分皇祖神に体をゆだねられたも同然だと思います。

 国民に出来ることは、陛下を煩わさないこと。陛下の杞憂を除いて差し上げること。万全な皇統の維持を保証して差し上げること。それしかないでしょう。

 まるで取り巻きが、陛下に無理をさせているような報道の仕方は、「控えよ!」と言いたいです。そういう人は、小林よしのりの「天皇論」3部作を読みなさい。マンガで学べるいい機会です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする