松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

学歴という偏見

2016-03-18 15:54:08 | 日記・エッセイ・コラム

 ショーン氏の学歴詐称に対する大げさな報道に関して、私も疑問を感じています。責めるほどのことですか?

 小倉の番組にコメンテーターとして出演していたショーン氏を見ていました。いつも冷静な表情をして、真面目な態度で、真摯にコメントしていました。まるで私の嫌いな東大名誉教授の姜尚中(カンサンジュン)みたいでした。あれほど嫌らしくソフトではありませんがね。まあ或る意味、奥様方の心に入り込みやすい人物と言えるかも知れません。しかし過激な周りの意見に惑わされることなく、同調することなく、これ以上煽ってはだめだと感じた時は、違う意見の言える人でした。

 小林よしのり氏の言う「ホラッチョ川上」って誰だったか覚えていませんが、「ほら吹き」のことらしいです。それに例えた文春の記事が最高に面白かったと言っています。「経歴・肩書・学歴に騙される、日本人の馬鹿さ加減を見事に露呈されてしまった。」と書いています。そうでしょう。大事なのは肩書じゃありません。その人が何を言うかです。たかがテレビのコメンテーターに、あなた方は何を求めているんですか。共感したいのでしょう。そしてたまには、鋭いあなたの思いつかない言葉が欲しいんでしょう。

 小林よしのりは新人の頃、「漫画家 小林よしのり」では不動産屋も良い物件を見せてくれなかったが、今では何も言わなくてもホテルの方から、部屋をワンランク上げてくれるそうです。彼は「シナリオライター」とか「思想家」という肩書で扱おうとしたメディアに「漫画家」一本で通してきました。

 「肩書の要らない個人を目指してきたわしとしては、次は『わし』と言っただけで人がひれ伏す状態を目指したい。」そうです。

 粋じゃないですか。外見に寄らず、いいことを、たまに言う人です。

 カランコエとわさびの花が、今日開きました。

コメント
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