松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

野球でキライな言葉「ほおる」

2024-07-22 13:20:00 | 日記・エッセイ・コラム
 みちのく秋田にこの頃完全に支配された言葉が広がっています。野球の場合、「投げる」と言ってはいけないんです。
 「ほおる」と言わないと、時代に取り残されてしまいます。まるで野球の技術そのものが遅れているような気分にさせられるのです。
 解説者も、関西出身の選手や指導者に影響されて。テレビで当たり前に言うので、当然「投げる」は駆逐されて行きます。

 おかしいと思います。「ほおる(ほうる)」は「放る」であって、「捨てる」を意味します。「ほおるもん」だからホルモンでしょ。捨てる部分を使うからホルモン。ボールを捨ててはいけません。

 「やり投げ」を「やりほおり」とは言いません。ヤリを捨ててくる競技じゃありません。

 こっちの人は、「投げる」を「捨てる」という意味でも使います。このゴミ、投げで来い、と言います。ゴミを投てきするわけじゃありません。

 全財産を「投げうって」と言うでしょ。標準語なんです。

 縄文人の血を受け継ぐ東北人と北海道は、これで人生を「なげやり」になってはいけませんよ。

 大谷の30号、見ましたか。凄かったですね~。特大の144m弾。
 ダイソー関係者が一番喜んでいると思います。どピンクのDAISO看板の真上を通過して。屋根とのわずかの透き間を通って。最上段に飛び込み。バウンドして消えて行きました。

 何度映ったでしょう。際限なくDAISOが映りました。この回数が規格外なホームランだったことを物語っています。
 ボールを握って喜ぶ人の姿が映らなかったから、間違いなく場外に消えて行きました。

 ほとんどの観客の頭の遙か上を越えて。

 おーい、どこまで行くんだ~。

 ってみんな思ったことでしょう。

 打球音のあと、一斉に立ち上がって。ゆくえを追う時間的余裕がありました。

 アレを客席で見てみたい。なんぼ払ってもいいゾ。貯金がもしあったら。
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