松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

ミッシェル・ポルナレフ

2016-03-21 13:17:11 | 日記・エッセイ・コラム

 この頃、聴いている曲はミッシェル・ポルナレフです。90分のカセットテープの、裏面にはグラシェラ・スサーナが入っています。

 女性が野太い声で、男性が繊細なファルセット・ボイス。我ながら対照的なパッケージだと思います。

 ポルナレフは、「哀しみの終わるとき」「愛の願い」などは最高に美しいです。裏声に変わるところが、なんとも言えません。日本では「グッナイト・ベイビー」を歌うザ・キングトーンズが頂点だと思います。それを凌駕する美しさを持っているのが、この二つの曲だと思います。

 女性歌手では、本田美奈子のファルセットボイスが最高ですが、境目が分かりません。あまりに自然に、裏声に移行します。

 その点、男性ボーカルは、いくぞ・いくぞ、という確信犯的なところが、いいのだと思います。

 まだ生きているんですね。死んだ話は聞いていませんから。今でも歌っているとしても、あの頃の裏声は出ないでしょう。イメージ・ビデオの無かった、あの頃だから、なおさら良かったのだと思います。今、動く彼氏を見て、そう思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする