棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

絵本と私ーー2

2011-02-10 08:33:11 | 山郷の暮し
絵本と私といっても、日夜絵本を見て研究しているわけではない。
先日書いたように、子供のころ絵本はみたことも無いくらいだ。
絵画やオブジェなどを創作してきた。
多少なりとも それによって糊にしてきたが 糊にするための創作は極力してこなかったと自負している。(その生き方の良い悪いは別なこと)
むしろそのことを否定してきたかもしれない。
「この作品は売れます。この線でいきましょう」となると、とたんに「俺の仕事は、ソンナンジャーーネーー」
などといきがり、他者に作意を率直に伝えるという気持ちは無かった。

それは今でもあまり変わりが無いが、画文集や絵本を製作するときは素直にわかってもらおうとしている自分が在る。
といっても、自我自賛の範疇ではあるが・・・
絵画制作は徹底して自己との内面対決で、他者がどう理解しょうが気にしない。
というより、そんな時またわプロセスを楽しんでいるのである。
まことに唐突なのですが、松本地方に伝わる御伽噺の「物臭太郎」的な生き方なのです。
(この御伽噺については後日に紹介したい)
発売  絵本 窓辺の象文・りゅう王丸  絵・岩淵 城太郎  
B-5版 ソフトカバー 45ページ 定価2000円 郵便振込み
送料無料 絵本・森へ帰ろう(金の星社)プレゼント
自費出版による小部数のため、単価・装丁に目いっぱい努力しました。

主人公の象は、生まれた意味や存在について悩み、心の巡礼にでます。
満足のいく答えをえるどころか、自己喪失におちいってしまう。
やがて、『大いなるナニカの力』を感じてから、苦しみの本質が観え自信をとりもどしてゆく。
大人から子供に伝えたい、人間賛歌・希望への絵本です。
詳細はブックマーク HP--photo art 0360 をごらんください。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本