棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

5-絵本と私

2011-02-18 08:35:48 | 山郷の暮し
絵と文がある(ドラマ)のが基本的に絵本。
絵描きとしてなにより文を入れ込むことが出来る魅力がある。
以前にも書きましたが、絵画表現は必ずしも全て理解してもらう必要もないし、しょせん無理なことである。

絵本と私の覚書を記しているうちに、歴史的に文と絵がミックスしている絵画分野があったことを忘れていた。
「山水画」に代表される漢詩による賛こそ、絵画と詩との融合作品だった。
文ー詩がはいることにより、内容が広がり多様性がでてくる。
名筆による賛と山水画の創りだす世界は、世界にも稀な芸術表現だ。
文の補足としての絵ではなく、絵の説明としての文であってもいけない。
私が創作をしてみたい絵本は、そんな異空世界の一端を感じさせるものを目指している。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本