棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

私と絵本

2011-02-08 08:36:13 | 山郷の暮し
1-絵本の魅力
幼少のころから沢山の絵本を読み聞かされてきた、なんてことはなかった。

父は学者であったから本があるのは当たり前で、友達の家に行き本棚がないのが不思議だった。
しかし、家には身の回りに絵本はなかった。
そんな私が絵本に興味をいだいたのは、大人になってから。それも30才代後半だったかもしれない。
それゆえに、幼児対称の有名な絵本はほとんど知らない。
高学年から大人向けのものばかりだ。
なにより絵の良さが決めてだが、ストーリー、または精神性が決めてだ。
作画に関しては、通常の絵画展では観られない技法が駆使されて、大変参考になる。
絵画制作を志すものたちに、へたな絵画技術書などよりも絵本の方を進めいてるほどだ。
私は絵画作品の評価は、ドラマがベースになっていなければならないとしているが、
絵本は正にドラマそのもの。
文字が入るということは、視覚以上の内面ドラマが現せる。
創作するものにとって、こんなに魅力のある方法はあるまい。
カットは『窓辺の象」より 絵・岩淵 城太郎

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つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本