棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

和の知恵--お盆

2009-08-11 08:12:03 | 山郷の暮し
お盆・お膳
イラスト解説の「日本人なら知っておきたい 和の知恵」を楽しく読んでいるのですが、なかで特に興味を引いたことを書いてみましょう。
3年前、我が家の土蔵が崩壊してしまうので、その前にかたずけをする。ゴロゴロでてきたのが足つきのお膳。この家の代々の持ち主が冠婚葬祭に使ってきたものであろう。それほど立派なものではないので、数個を残し壊してしまった。そのことのお話ではなく、本によると伝統的なお膳やお盆の寸法は「尺二もの」という定番で、36センチほど。この規格はなんと日本女性のお尻の幅だという。
肩幅は両手の厚みをくわえたもので、お盆を持ったときぶつからずに通り抜けるギリギリの寸法だというのだ。
決してJIS規格ではアリマセンが、日本人の生活の知恵から生まれたものらしい。ついでに、廊下でのすれ違いも問題ない、生活の知恵だ。
蛇足ですが、土蔵から転げ出てきたお盆は、幅が一尺-31センチ と小さい。申し訳ないが貧乏サイズとでも言いましょうか。
花台などに使っています。次回は 蕎麦ちょこ について。

56-珍訳源氏-明石の入道

2009-08-11 08:04:06 | 物語・絵本・童話
明石の入道
その海面を光の帯を作りながら、舟が漕ぎ寄せられました。
この地にいる「明石の入道」が、やはり住吉の神に導かれ、源氏殿を迎えに来たのでした。
源氏殿は神仏のご加護の賜物だと、直ちに舟に乗り込みました。入道の屋敷は京風に作られた立派なものです。
 入道には魂胆がありました。一人娘を源氏殿にめあわせ、なんとしても京に錦を飾って帰りたいと願っていたのです。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本