岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

今年最後の練習

2010年12月29日 | 技術
12月29日の本年最後の練習は、岡山スクール単独練習でした。

前日は、多くの中学生が、美作スクールの5人と一緒に花園で高校ラグビーを見学し、今日の練習は自由練習の意味合いもありましたが、新チーム14人、3年生3人が参加し、通常通りの練習を行ないました。

ところで、尾道高校VS春日丘高校の引き分け試合を見た中学生は、試合の緊迫感はもちろんですが、スタンドで必死に応援する保護者の姿などに、結構強い刺激を受けたようです。
こういう良い刺激の積み重ねが、中学生の成長につながってほしいと思います。

さて、中学ラグビーは12人で試合しますが、アタックする人は、ボールを持った自分へ向ってくるディフェンダーと1対1で勝負するのが、すべての基本です。
まず「自分で走り、抜くことを考える」
ことから始まります。

1対1については、ステップ、スワーブ、カットイン、カットアウト等の練習に力を入れています。

以下、ステップについて、見本の説明と練習のスナップをのせます。

【写真出典:ラグビーマガジン&ラグビーワールド】

○ステップの基本

抜きたい方向と反対に一度ステップを踏み、ディフェンスの重心を崩しておいて、一気にディフェンスの逆のサイドを抜き去る。

最初の踏み込みに勢いがあるほど、ディフェンスっは引っかかります。

たとえば、下の写真では、先に左に踏み込んで、ディフェンスがそちら側に体重を移動させた瞬間に、右に踏み込んで抜いています。
素早い体重移動が決め手です。
※練習で注意したように、ディフェンスの前でチョコチョコと動くのではなく、左右の踏み込み一歩ずつ、計2歩の体重移動でディフェンスをずらして抜いていきます。


ディフェンダーの正面に向って走り、相手との距離を縮める。スピードを落とさないこと。


スピードを落とさずに、抜きたい方向と逆の足を踏み込む。スピードを落とすとディフェンスが引っかからない。


次のステップで、抜きたい方向に足を踏み出す。
下半身を素早く移動する。
上半身ではなく、下半身をスムーズに体重移動させて抜いていく。






以下は、今日の中学生のスナップです。
どうしても、相手の前でチョコチョコと動いてしまい、なかなか体重移動まではできていません。
また、体重移動した後に一気にディフェンスの横を抜いていくということも、まだまだ難しそうです。

しっかりイメージして練習していきましょう。