岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ポイント

2010年12月23日 | ラグビーの基本
今日の練習も盛り上がりました。

新チームに切替えてこれまで、チームとしては結構順調にきていると思います
が、中学生たちは、今日やったような練習(個々の練習のことではなく、練習
の進め方等)が、ブログ担当コーチとしては、やっていきたいことだと思って
下さい。

いくつか、ポイントを説明しておきます。

①ディフェンスをつけた練習
  
  もちろん、真剣に相手にタックルする練習を、日頃の練習の中に取り込む
  のは、中学生には無理ですし、体の大きさや強さも違う中学生にとっては
  危険なので、やるべきではありません。
  逆に「タックルあり」とか言って練習しても、対面の前で止まったり、立ち
  上がったりして、試合でタックルするには、かえって逆効果もあると思い
  ます。

  ディフェンスをつける場合は、中学生自身がハンドダミーをきっちり持って、
  トップスピードで相手との間隔をつめて、激しくあたる。
  できるだけこういう形で、ディフェンスをつけたいと思います。
  
  もちろん、大人もディフェンスに入ることで、ハンドダミーとは違ったディフェ
  ンスも行ないます。

  さて、今日コーチがよく言ったのは、2回目のパスを受ける選手(例えば、
  ハーフ→スタンド→センターと球が回るケースでは、センター)にはドン
  ピシャにタックルいくらいに、少なくとも2回目のパスを受けた選手が簡単
  に動いたりパスできないプレッシャーをかけろということです。

  ディフェンスがキッチリすると、それに対するアタックの能力が上がります。
  そうすると、そのアタックを止めるにはさらに、鋭く反応するディフェンスが
  必要になります。
  こうなれば、皆の力はどんどん伸びます。

②個々の練習メニューは、時間や本数を決めて集中する。  
  
  初めてのメニューや、話をしながらゆっくり確認する練習は別ですが、例え
  ば今日の練習だと、ステップ、スワーブといった個人スキル、3対2、連続
  ラックといったユニット練習は、あらかじめ決めた時間や本数の中で、中学
  生が集中して取り組む、その中で結果(練習の成果)を出すようにしていき
  たいと考えています。
 
  そのかわり、できないことは、何日も繰返します。

③個人練習の時間をとる。

  キック、スローイング、フッキング等、広いグラウンドを使ったり、仲間と
  一緒にやるような練習の時間を、練習の途中にとりたいと思います。

  これまでは、中学生はこの時間を結構効果的に使っているように見えます。

④体幹の強化

  体幹を強くするトレーニングを、必ず練習のはじめに入れていきます。

⑤「何となく」「体を使うだけ」の練習ではなく、常に中学生が自分で「考え」「ねらいを持って」練習する。
   
⑥タックルをはじめディフェンスの強化。

  楽しいアタックをするためにも、キッチリとしたディフェンスができること
  が必要です。 

⑦フォローとサポートの徹底
 
  
  例えば、メニューの最初に球出しする役目でも、必ず、フォロー、サポート
  することを徹底したいと思います。

⑧見る、声を出す

  まずは相手や味方を見る。
  その上で、「状況を知らせる声」「指示の声」等をしっかり出す。

⑨ジャッカルされない。ボールを持ったまま抱えられて、相手スクラムになる
 ようなことをしない。


⑩合い言葉は、「立ってプレー」「フォロー」「サポート」「タックル」
 「プレッシャー」などです。


今日のスナップです。
デジカメを充電していなかったのでこれだけですが、「ラグビーやラグビースク
ールを楽しんでいる」のが、よくわかります。

こういう雰囲気とメリハリを大切にしていきたいと思います。












球出し

2010年12月23日 | 技術
コンタクトプレーヤーを加えて3人での球出し(連続)です。

ボールキャリアーが結果的に相手とコンタクトした後、さらに前に向かって粘っている。リップ、ガットできるようなボールコントロール、ボディーコントロールはできていないといった場面です。

まず、一人目は、ボールを腹に持つなど相手から離し、しっかりと姿勢をつくってコンタクトして足をかくことが大切です。

次に、二人目、三人目ですが、実際の試合では、二人が同時に早くポイントに来ることは、まずありません。

早く来た人から、コンタクしているプレーヤーをしっかりパックし密着しながら、必ずボールを出す気持ちと勇気を持って、しっかりと当って足をかくことが必要です。

大事なのは、前に向かって動いている間に、しっかりとダウンボール(ラック)することです。
前に動いている間だと、ジャッカルされにくく、サポートした選手も倒れた選手をまたぎやすく、相手のバックスラインはゆっっくり下がっている状態からのディフェンスとなるので、味方のバックスも攻めやすいです。


一人目の倒れ方(倒し方)、二人目の姿勢、倒れた人やボールをまたぐ意識などは、いつも練習と同じです。

なお、鬼Tコーチが説明しましたが、どこまでがラックで、どの時点でラック解消かということをしっかり理解しておけば、ただあわてて動くだけではなくなり、効果的に継続できます。

以下、スナップです。

形としてはある程度できています。

あとは、一つ一つのプレーの、激しさ、低さ、速さ(二人目、三人目、ハーフ位置)です。