岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ディフェンスのコース取り

2010年09月15日 | ビデオ連続画像
鯉城との合同練習での混成マッチです。
3年生主体が赤、2年生主体が黒です。

なお、今回のレフリーは、この画像のようなグレーのシャツは尾道高校の田Nコーチ、他に出てくる黒いシャツは岡山スクールの鬼Tコーチです。


今回は、ディフェンスのコース取りを中心に気になることを書きます。


黒のハーフはパスモーションに入っています。ということは、ラインアウトでキャッチしたフォワードがパスアウトしたのは(ラインアウトが解消となったのは)、少し前だと思います。
しかし、赤のディフェンスラインの出足(特に外側2人)が遅れていると思います。
まず、厳しいプレッシャーをかけること、これが基本です。




黒のスタンドオフのところでボール処理にもたつきましたが、それにあわせて、赤の出足が止まっています。
確かにこの後のプレーは逆サイドですが、この時点では、外側をさらにつめて、スタンドポフ等の動くコースを無くすことが必要です。



コーチ的には、下の画像はディフェンスとしては最悪だと思っています。
赤の1人はディフェンスしていますが、他の選手(FWなど)は、縦に長い三角形です。これだと、黒が少し動くだけで、裏に抜かれてしまいます。

問題は、フォワードやハーフが皆同じコースを走っていることだと思います。
まず基本として、スタンドオフに向かっての直線のコースは数人走っているので、一番タッチライン側にいるフォワードなどは、まず前に出ること(前に出ることで、相手の逆サイドへのコースをつぶす)が必要です。
また、フォワードはどうしても勢いで動いてしまう中、ハーフは冷静なカバーが必要です。



黒のスタンドは、岡山の出Iだと思いますが、このようなオイシイ状況を逃すような選手ではありません。案の定、以下の画像のように、赤チームは大きなゲインを許してしまうことになります。


縦に長い三角形なので、それほど流れることなく、赤のタックルをかわしています。








ディフェンスについてもう一度言いますが、数人がディフェンスする場合、「縦」になるのではなく「横」に幅を持つことが大切だと思います。

ディフェンスで相手とコンタクトする場合は、もともと1対1であり、さらに「横」にいれば、ダブルタックルしたり、ボールにからめます。

「味方の尻を見て走るな」「味方の尻を見る位置では、何もできていない」「まず自分が前に出て、一番最初に相手とコンタクトしろ
練習でよく言われていると思います。

課題

2010年09月15日 | 試合(H22チーム)

12日(日)の練習試合の感想です。

岡山スクールと鯉城スクールを混ぜて2チームをつくり、メンバーを交替しながら試合をしました。
このような試合は、初めての人とコンビを組むのはもちろん、仲間同士の紅白戦でもあり、気持の入れ方も難しい面があると思いますが、結構いい試合をしていたと思います。

その中でいくつか気になったことを書きます。

・モール、ラックには結構低く入れていましたが、ボールや倒れた人を越える(またぐ)という動きが十分でなく、倒れ込んでしまう場面が多かった。「またぐ」ということをもっと意識し、あと1歩、2歩前に

・同じく、ラック等に、横から入っているケースがある。今回は、あまり厳しくペナルティをとっていないと思うが、本番の試合では致命傷になりかねない。
 低く入れているという良い面はさらに伸ばしながら、問題はキッチリと解決していこう

・モール、ラックが「停滞」した状態で、しかも相手のディフェンスがそろっている時などに、球出しをあわてすぎ、あるいは単調な印象を受けた。
 モール、ラックでは、スクラムのように5m下がっていないため、「停滞」状態からのディフェンス側のプレッシャーはきつくなる。このような時に単調にパスだけではゲインラインよりかなり後ろでつかまりやすくなる。。
 例えば、「残っているフォワードを使う」、あるいは、「バックスは、相手のディフェンスが厳しいことを前提に、スクラムからの1次攻撃と同じ気持ちで球出しを意識してサポートする」「キックを使う」といった、冷静な判断力が求められる場面です。
 

いずれにしても、初めての混成メンバーの紅白戦にしては、ディフェンスの出出しはまずまずで、お互いに話をしながらプレーする場面もよく見られるなど、予想以上の出来だったと思います(レベルは別です)。

今回、各選手が感じたこと、自分やチームの課題と思った部分、逆にこのチームの長所としてさらに伸ばしていくべきと思った部分を、チーム練習で解決したりさらに伸ばして、次の合同練習につなげよう