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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

雨の「雫」 きらりと 

2016-01-29 | 日記・エッセイ・コラム

大雪の後は…雨か

 重たく 冷たく 暗い… まだ雪が塀の隅にかすかに残っている。

 半日も降り続けた雨が すっかり雪を溶かしてしまった。

 憐れ! 雪にやられた葉が 黒ずみ、しおれて 首をうなだれている。

 中には きっと 元に帰ることは 無理…

  主が不精したために ベランダに置き忘れた鉢植えの数々・・悲惨

 せっかく春を楽しみにしていただろうに、と 思うと。

 「ごめんなさい」 ここは 謝るしかない。

 

 雨は 勢いを増し 強く降る 地面を叩きつける音も 

 しばらく 窓越しに眺めていたら…思いがけない発見!

 そうなんです、枯れ木がキラキラと光っている。

  まるでガラスの花が咲いたように、 角度によってまた違って見える。

 これは凄い、 今 庭の花は 「水仙」くらいしか姿が見えない

  そんな折の 不思議な光景が 今日の 雨の中に。

 

  カメラを持って いろいろな 木の枝に輝いている「雫」を追いかけた。

     ほら、 このガラス玉のような雫

  枝に雨が溜まって 流れて 膨らんで 丸くなって 重たくなって 落ちていく。

  じっと眺めていたら 同じリズムで 繰り返されていく…なんか楽しい。

   ここは 雪柳  当然、花はまだ だが 雫が 花になっている。

   黒い実の周りを囲むように 雫が  オセロゲーム?  いやぁ~ 素敵ですね 自然の画家の方が 芸術です。

 

 隣の「南天」の赤い実も 雨に濡れて 赤みを増しています そこへ この真っ白の「雫」と

  清々しい、とは こんな時。  

 

 シマトネリコの 硬い葉も  雨を受け止めて 

 光線の具合で 神秘的に  角度を変えると 雨の雫の球の中に 景色が映って見える…こりゃ またまた凄いぞ。

 

  黒光りの桜の古木  太い幹に 先きっぽの枝から流れてきたのが 枝分かれの節で 止まり

 溜まって 太くなって 膨らむ…

 「トキワマンサク」の葉っぱに  1枚 1枚の葉っぱの 先っぽへ 「雫」は 流れていく

  光って 消えた? 

 

 

 

  鬱陶しい雨だが  雨を恨むのを止めて  違う角度で 雨を愉しむことが出来た。

  普段、気が付かないことを 発見する。  そう、 そこに新鮮さを見つけることができるのです。

  

   「風景」って、 自然の景色だけを言ううのではなく、 私たちの日常生活の中にも いろいろな風景がある。

   見過ごすことって とっても多い。 

   だから「気が付く」って こと 大事なことなんですね。

    「気が付く」ことによって 「考え」 今までとは違ったギアを入れて「行動する」することができる。

    雨の日の 「雫」のキラリが また 何か新しいテーマを与えてくれたような…

 

  

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。