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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

老舗の味

2017-01-17 | 日記・エッセイ・コラム

京都にはいわゆる「老舗」と称するお店が多くある。

「老舗」ってのが どのくらい古ければそう言えるのか…

300年くらい昔です。 と言えばいいのだろうか。

凄い事ですね。

ひょんなことからこの老舗の品物を頂いた。

そう、「お菓子」? と言うか、なんでしようね。

昆布を使ったもので 「漬物」にも近いし。

「きうひ昆布」と名前が付いていました。

 朱色の包装が印象的です。

 包みを開けると 1枚の昆布が入ってました。

      

 何? これ… このまま食べるのでしょうね。

 とりあえず口に運びました…ほのかな甘みが舌に。

 しばらくそのまま口の中で…う~ん、これは昆布の味だ。

 そう、こういった味が 「うまみ」かな。

     

 創業1392年 宮内庁御用「松前屋」

 当主は現在で三十二代目…ほんとに?

 だって、800年という長い歴史ですぞ。いや凄い、すごい。

 この「比呂女」は、道南最高品の真昆布を使用し、

 約5年の歳月をかけて作られている。

 これも凄しいね。 いまどき、一つのお菓子を作るのに 

 5年も…これが老舗の老舗たる所以? かな。

 時は「南北朝の頃、時の天皇から「松前屋」という屋号と「文右衛門」の名を

 賜り、名字帯刀を許される…とある。

  つまり、長く皇室とともに歴史を刻んできたというのです。

 この「比呂女」 絶対ご飯に合う…試しに「あつあつごはん」に載せて・・

 「美味い!」

 ついでに、お茶漬けにしてみたら…もう 楽しくなるね。

  昔、駄菓子屋に「酢昆布」てのがあったの 思い出した。

 まぁ、あれとは 比べ物にならないが・・

 一つの食材を ここまで手間暇かけて仕上げていく。

 ネットのコーナーに「わたしの京土産」というのがあって

  この昆布のことを書いていました。

 

  そのほかにも、 粋な方で

  この昆布 タクシーを飛ばして、行く価値は十分あります だと。

  そこまで言わせる? 

  これは よほどの通人じゃないと なかなかですよ。

  きっと お茶をやっている方とか、その関連の方だと想像しますね。

 

  だって、この昆布を頂いたのが、お茶の先生ですもの。

  嗜みのない当方は、将にお茶を濁すしかありません。

  でも、頂いたものは…よろこぶのが礼儀。

 

  今日も 味のあるネタがあってよかったよ。

 

 

  

  

  

 

 

 

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。