足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バフェットの株主への書簡・・・最高の金言集

2015-03-02 06:59:06 | 投資戦略
バークシア・ハザウェイのウォーレン・バフェットが2014年の年次報告書である株主宛の書簡を公開した。1963年に現在のバークシア・ハザウェイの形態にしてから50年目である。その間、彼は会社の1株当り資産を1,826,163%増し天文学的な成果を収めた。実に3万倍近い数字で年率21.6%増、この間のS&P500の年率+9.9%を大きく上回った。
50年前に1万ドル投資したら2億8000万ドルになった。だれにも真似のできなかつた人類初の運用成績で、彼が書き下ろした50年目の株主宛の書簡には学ぶべきところが実に多い。世界中の投資家が待望する教えが満載されている。
CNNMoneyのコメントから要点をひとつ紹介しよう。
「米国には最高の時期が到来する」
2008年当時を振り返ると当初は大恐慌の再来とみられた。当時、投資家は先行きには投資ではもう成果を上げる時代は来ないとみた。
しかしバフェットとチャリー・マンガー(副会長)は強気で、底値買いのチャンスとみた。すでに大資産家であったので出動する余裕が十分にあった。われわれにはなによりもの教訓になる。バフェットは短期的には懸念をもつ。しかし長期的には楽観的だ。
“われわれには米国は永遠の繁栄を続けるという確信がる。米国の問題についていつも悲観論を唱える向きがあるが、それを無視する投資家は少ない。いままで往復切符を買うことがなかった。確実にいえることは、米国には最上の日がいつも先に見えているということだ”と書いている。」
目先にはやや慎重論だが長期的には株式投資の魅力は衰えていない確信がある。同じような才能を持ち彼の投資哲学を実践できるひとには第2のバフェットが生まれる環境が存在している。
 われわれも時には立ち止まってバフェットの投資哲学を思い出してみよう。同時代に生を受けた幸せをつかめるチャンスを生かそう。
彼の最近の新しい投資銘柄はトゥエンティ-・ファースト・センチリ-FOX(FOXA)である。われわれは「バフェットにコピーする」という投資手法から新しくこの株に投資した。この種の手法で2008年以来、米国株にも投資してきたが、日本株を上回る成果が上がっている。
この銘柄はウォール街の人気テーマのメディア関連である。有名な映画「スターウォーズ」「タイタニック」を世の中に出し成長を続ける