足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

地合いは底堅い

2015-03-28 08:36:39 | 投資戦略
NY株は4日間の連続安のあと小幅高。
市場では急速に投資家のセンチメントが悪化している。CNNMoneyの「Fear&Greed(恐怖&欲望)」指数は1ヵ月前の77から昨日は35まで急落した。1年前の水準の34と並んだ。昨年も同じように年初からは相場は荒れた。しかし年間では二桁台の上昇率になった。
最近のNY市場が気にしているのは基本的には6年間に及ぶ上昇相場のあとだけに、過去の経験則からしてどこかで調整局面を迎えても当然とする見方が多いことだ。
そのような相場環境でも史上最高の投資家ウォーレン・バフェットは1兆円を投じてハインツとクラフトの合併に動き新しい投資価値の創造に意欲をもやす。かねてから暖めてきた。ブランド力に対していつも高い資産価値をみてきたバフェットの慧眼は長い投資暦の成功から生まれた。
今回の合併でバフェット側は100億ドル(1兆2000億ドル)をクラフトの株主に特別配当として支払うが、計算上は100億ドルが4倍の価値を即座に生み出すという複雑な見方をはじく向きもある。
いずれにしても相場の動向に関係なしに株式市場ではこの種の大きな投資成果を生み出す動きが出てきたことに注目しなければならない。

昨日の東京市場をみて感じたのは「底堅い」ということだ。
われわれが長期投資として照準を当ててきた銘柄は下がらない。
押し目を買う時期が到来している。
コメント
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