足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NYダウが昨年末を上回る・・・バフェットの金言集をみる

2010-03-05 07:53:16 | 株式

東京市場の方向感の欠如に比べて、昨日のウォール街ではNYダウ平均が10441ドルと昨年末の10428ドルを上回ったことが注目された。

ダウ採用銘柄のディズニー、コカコーラにアナリストの格上げがあり、この2銘柄のほか金融株の上昇も寄与した。

またここ5日間、S&P5005連騰した。気になるのは金曜日の2月の雇用統計の発表であるが、事前に出ている雇用関係の数字ではそんなに悪くはないという見通しも出てきている(2月の雇用は5万人減の予想)。

ウォーレン・バフェットの投資の金言集には投資家の今日の儲けは、昨日の成長話からではないという。またバックミラーをみて判断するのではなく、前をみることが肝心も好んで使う言葉である。

2月の雇用統計は過去の数字であるが、失業率は指標としては遅行指数である。バフェットのいうように、明日どうなるかをみて投資の判断が肝心である。

また成功の要件はNo1 決して損をしないこと、No2 No1のルールを決して忘れなるなとバフェットはいう。

肝に銘じたい。

今月は6銘柄のIPO(新規公開)がある。1月、2月とゼロであったことからすると、IPO市場にも明るさが出てきたようだ。

ただ、ここで人気に駆られて初戦で失敗しないことだ。今月3日のアニコムホールディングス(8715・マ)は、ビジネスモデルだけに注目して足元をみるのを失した。公開価格そのものが、われわれの理論株価で説明できなかった。ベンチャーキャピタルの持ち株の多いことも無視した。バフェットの金言集ではルール違反である。