ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

本ブログは全財務労働組合中央本部及び地区本部役員が持ち回りで掲載しています※PC版表示にすると背景がおしゃれになります

時は元禄15年12月14日・・・

2011-12-14 22:58:38 | 日記

12月14日と言えば、このフレーズのナレーションではじまる「吉良邸討ち入り」で有名な元禄赤穂事件を思い出される方も多いと思います

赤穂事件そのものは史実であり、何故、浅野浅野内匠頭長矩が高家筆頭の吉良上野介義央に対し刃傷に及んだか諸説があるようですが、その後、様々な脚色がなされ、とりわけ、人形浄瑠璃や歌舞伎演目である「仮名手本忠臣蔵」によって、人気を博し、今日では年末年始の時代劇なども放映されるようになりました

物語は、上野介を討ち果せなかった内匠頭の無念を家臣47名(46名とも)が討ち入り、仇討によって本懐を遂げるというものですが、その背景には、喧嘩両成敗が原則のところ、将軍綱吉の「内匠頭は即日切腹、上野介はお構いなし」という不公平な裁可にあったとも言われています

元禄泰平の世に起きた義士伝に庶民も呼応し、47士への称賛と暗に将軍家への批判へとつながっていったのかもしれませんが、一方、吉良上野介は名君とも言われ、演目によって悪役にされているイメージとは相当差異があるようですが、今となっては、何が事実かは証明することは困難です

ただ言えることは、いつの時代も不公平な判断、政策には、庶民、国民の厳しい審判が下されるということではないかと思います

今、公務労働を巡る情勢は極めて厳しいものがありますが、特に「給与特例法案」が人勧制度を超えて、自律的労使関係制度を先取りして、労使合意によって決着した重み、「被災地被災者とともに歩む」として厳しい削減を受け止めた組合員の尊い思いに鑑みれば、「国家公務員制度改革関連4法案」との同時成立は当然のことであり、そうでなければ、不公平、不公正な結果になってしまいます

国民世論はいつの時代も公務員に対して厳しい目で見がちですが、私たちとして主張すべきは主張し、不公平、不公正な施策には毅然とした態度でノーを言い続ける、そうした本懐を遂げる思いで、この時期、忠臣蔵の場面を思い起こしつつ、来年通常国会で本格化する両法案へしっかり対応すべく決意を新たにしているところです。

組合員のみなさんの引き続きの情勢認識の共有と取り組みへの結集をお願いします【谷】

 


初積雪

2011-12-13 21:27:37 | 日記

お疲れさまです。

 

だんだん、冬の寒さが本領発揮といった長野ですが、初積雪を見逃しました…

 

先週の金曜日に長野市内でも朝、車にうっすらと雪が積もっていたとのことでした。私は、会計監査のために東京にいて見逃したのが少々残念でしたが、今週末も雪との予報なので大きな期待(?)をしています。先週末は、皆既月食もあり、久しぶりに見た月食は、とてもきれいでした。大人になっても神秘的な現象に見入ってしまうものですね。

 

実は、会計監査の実施により今日のブログのネタができたと喜んでいましたが、すぐにその希望は打ち砕かれました…。なんと、[A.okada]さんが会計監査当日がブログの担当日でした。そして、やはり会計監査にも触れていました。でも、私も感じたことをブログに書こうと思うので、内容はかぶってしまいますが書かせていただきます。

 

会計監査を実施し、皆様の貴重な組合費の管理を確認してきました。2年目なので、多少は慣れていると思いたかったのですが、やはり膨大な書類の確認に時間がかかってしまいました。私たちが確認するだけでかなりの時間を要することを考えると、その資料の作成を日々業務として行っている財政部長はもっと大変なのだろうと毎回痛感します。組合費は組合員から納めていただいている大事なお金です。その使い道をチェックする重要な仕事をしているのだと再認識しました。また、5月に実施することとなると思いますが、気を抜かずに頑張りたいと思います。

 

先日ブログを見ていて自分の名前があるのに驚きました!自分の気づかないうちに、【ikem0tt0=@】さんのお役に立てていたとのことで、人のお役に立ててとっても嬉しかったです。こちらこそ【ikem0tt0=@】さんありがとうございます。ちなみに、今日も自分でカレンダーの〇ブに助けられました!

 

あと半月ほどで今年も終わり、新しいカレンダーや手帳になると思いますので、ぜひ新しいカレンダーなどへの〇ブの記載忘れないでください。

 

(こくざわ)

  

 


いかに組合員に読んでもらえるかが勝負!!

2011-12-13 01:45:21 | 日記

皆さんお疲れです!

突然ですが、きしめん・ドラゴンズ・世界の山ちゃん・ナゴヤ嬢(死語?)といえば????そうです名古屋です。先週金曜日は名古屋で東海地本主催の労働講座に参加してきました!

講座においては、青年組合員を対象に、東海地本森委員長を講師に「国家公務員法、労働組合の歴史及び給与制度等について」と題して、青年組合員に対して分かりやすく国公法や人勧制度についての講義が行われました。最近は給与削減の話も話題になってますし、自分たちの勤務条件についての話なので、青年組合員にとっては非常に興味深かったと思います。その後、私のほうで、新執行委員を対象に「教宣紙セミナー」をさせていただきました。ちなみに私のセミナーの裏では、新規採用者を中心にアイデアツイストの分散会が行われていたようです(そっちのほうが楽しかったかも…)

本部の教宣紙担当として、今回のセミナー資料を作成するにあたり、私自身が改めて教宣紙の書き方を勉強することができて、非常に有意義でした。特に今回のセミナーで重点を置いた点は、ズバリ、「組合員にいかに読んでもらうか!」につきます!どんなに記事の内容が緊急性があったり重要だとしても、読んでもらえなければ意味がありません。自分なりに組合員が読まない理由を考えると、1.記事内容がつまらない、2.レイアウトが単調で地味、3.写真がない(少ない)、4.字が小さかったり見出しが単調、など様々あると考えられます。それらを中心に、1.読みやすい記事の書き方、2.インパクトと動きのあるレイアウトの工夫、3.写真の必要性・位置・加工について、4.字の大きさや読者の目を引く見出し(タイトル)のつけ方、などについてお話させていただきました。(興味のある方は本部に言ってもらえれば講義資料を送付します)

教宣紙は、【一度に、全組合員に対し、紙媒体という形で手元に残すことができる】ということで、非常に有効な教宣手段です。しかし、忙しい組合員の方々は、教宣紙を貰った瞬間に流し読みしてそのまま捨てたり、「後で読もっと♪」などと机の引き出しにいったん入れ、結局読まないまま異動時にまとめて捨てるなどという悲しい結果になっている方も多いのは容易に想像がつきます。(実際に私もそういう時期もありました…)

そのような方が一人でも減るように、今後本部の機関紙については【読み手(組合員)の視点に立って】、ますます工夫に励んでいこうと思います。また、各地本支部の教宣紙についても、今回のような「教宣紙セミナー」や、毎年開催している「教宣紙コンクール」を通じて、1人でも読んでくれる人が増えるようにそれぞれの教宣紙のレベルアップを図っていきたいと思います。

ちなみに、翌日の土曜日は埼玉において、関東地本新規採用者対象の、「ワールドカフェ」という面白い手法の分散会をさせていただきましたので、次回はその話を書こうと思います♪以上(スガシン)

 


こな~ゆき~♪

2011-12-10 01:16:39 | 日記

今年はこれで終わりか、と思いきやブログ担当が年内にもう1回回ってくるらしい・・・。

それ以前に、今、このパソコンの前に無事にいられる幸運に感謝したい。今頃まだ飲んでるのかなぁ・・・。

今日は、半期に一度の会計検査の日でした。朝から、雪!今後の展開を占うかのごとく、足場の悪い中、霞が関へと向かうのでした。初本省にドキドキしながら、検査会場へ。ご用意いただいた資料に呆然としながら、最初は手探り状態で検査開始。だんだん慣れてくると同時に空調の聞いた部屋で襲ってくる見えない敵、睡魔に果敢と戦いを挑みながら、電卓を叩く私。あっという間に午前中が過ぎていった。

午後になると、睡魔のレベルがアップ。必死に抵抗しながら、書類と格闘を繰り広げるのでした。

まぁ、ともあれ無事に会計監査やってみて思ったことは、かなり適切に金銭管理がなされていること。組合員の大切なお金から成り立っていることから考えれば、至極当たり前なのであるが、この当たり前が大事なのである。今日はそんなことを痛切に感じたのでした。

[A.Okada]

 

 


早いもので。

2011-12-08 18:48:34 | 日記

 おつかれさまです。

 師走に入り、慌しい日々が続いていることと思いますが、体調など崩されていませんでしょうか。今日の宮崎は雨模様でした。天気予報によると、この雨を境にこれから一気に寒くなるとのこと。ということは、最近わたしの身近でちょっとしたブームとなりつつある銭湯通いの熱はますますヒートアップすることでしょう。

 気づけば今年ももうあと20日あまり。年末ならではの話題も耳にするようになり、年の瀬を感じる今日この頃です。全財務ブログもクリスマス仕様になりましたね。ようやく2011年とか平成23年を使うことに慣れてきたなーと思えばもう終わり。また来年もしばらくは平成23年って書いちゃうんだろうなー。1年は本当にあっという間です。

 明日12月9日は期末勤勉手当の支給日です。今年は給与特例法案の議論をめぐり、自らがいただいている給与や賞与について、より考えた1年だったのではないでしょうか。給与削減は組合員の生活に直撃します。その影響は非常に大きいですが、今年は東日本大震災という国難に直面したいわば緊急事態。また、合意の前提としてあげられた自律的労使関係制度構築へ向けた取り組みは組合が長年求めてきたものであり、長期的に見て組合員の利益になることを踏まえた苦渋の決断の結果、5月に政府との間で合意がなされました。しかし、12月に入った現在、年内の給与特例法案、国公関連4法案の成立は難しい情勢となっています。このところの情勢を見ていると、給与削減という私たちの生活にとって最も影響のあることが政治的なツールとして使われ、全国各地に被災地復興のために奔走する職員がたくさんいることが置き去りにされている気がしてなりません。

 入局して3年。年に2回の勤勉手当の時期は、またしっかり頑張ろうと身の引き締まる思いがします。様々な批判はありますが、感謝の気持ちを持って真に必要とされる仕事をしていかねば。です。

両法案の審議が来年の通常国会に持ち越されれば、今後も厳しい闘いが続くと思います。刻々と変化する情勢を注視しながら行動に参加するとともに、公務員としてしっかりと国民のみなさんに目を向け、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。

 残りわずかとなった2011年。やり残しの無いように仕事もプライベートも1日1日を大事に過ごそうと思います。とりあえず今年つけたお肉は今年のうちに脱ぎたいですが・・・。無理そう。

【にゃんきゅう★】


来る年の決意を固めて

2011-12-07 22:54:58 | 日記

 12月に入り、師走らしい慌ただしい雰囲気になってきました。今日は二十四節気の「大雪」です。雪が激しく降り始め、鰤などの冬の魚の漁が盛んになる頃とされています。東京では雪こそ降っていませんが、12月らしい寒さとなってきました。明日は夜の遅い時間から雨の予報となっていますが、風邪など引かないように気をつけたいと思います。

 季節はまさに冬に変わりましたが、歩みを止めているのが6月に政府が提出した「協約締結権の回復を含む国公改革関連4法案」と「給与減額に係る特例法案」の同時成立に係る件です。すでに今臨時国会も9日で開会末になるとの報道がされており、混沌とした状況の中、両法案とも越年するのではないかという情勢になっています。

 特に「給与減額に係る特例法案」については、東日本大震災の被災地・被災者とともに歩む決意を持って労使交渉に臨み、苦渋の判断の下、政府と合意に至り、法案が提出された経緯がありますが、この間、人事院はこの合意があるにも関わらず2011人勧において給与勧告がなされ、野党からの攻勢、メディアの報道もあり、多くの組合員の方も不安に思われたことと思います。全財務も国公連合の構成組織として中央行動等に参加し、同時成立・同時決着に向けての取り組みを進めてきました。

 両法案の決着が越年となったとしても、来年は税と社会保障の一体化改革が政治課題となり、年金制度や消費税の取り扱いが焦点となります。国会の衆参「ねじれ」状況もあり、政治情勢は今以上に厳しいものとなる中、両法案の同時決着に向けた取り組みを進めていくこととなります。被災地復興に関する財源問題も引き続き議論されることも確実で、税の使われ方、とりわけ公務員人件費については、さらに厳しい情勢が待ちかまえているといえます。全財務としても年末にかけて、この問題についてのこれまでの総括を行うこととしておりますが、給与の問題については、改めて「東日本大震災の被災地・被災者とともに歩む決意」を確認するとともに、基本権確立については我々の働く条件については労使対等の交渉によって決めていく時代を開く決意を示していきたいと思います。

(東海の釣好き)


時は金なり

2011-12-06 20:40:23 | 日記

2度目の東北出張中で仙台に滞在中。
1週目の災害査定立会が終わりボ~っとしていたのですが、虫の知らせでしょうか。
「あれ、何かしないといけないことがあったような気がするなぁ…」と思えたため、携帯や手帳を見直していたら、手帳に書いてありました“○ブ”の文字が、、
あらま、ブログの担当日がやって来るじゃないの!?すっかり忘れてた。。。
我ながらよく思い出したものです。
これまでは家に置いてある担当表を見ることで、自分の担当日を確認していました。
今は家にいないため、これまでの方法では担当日を確認できなかったわけです。
しかし、以前(こくざわ)さんがブログの中で、「自分のカレンダーにブログの担当日には○ブと書いてあります」と紹介していたのを見て、“おお、この人、天才か?その手があった。手帳に担当日を書いときゃ忘れないじゃない!”ということで担当日を手帳に記入することにしたのですが、早くもその効果が出たようです。
ありがとう(こくざわ)さん、あなたは恩人。

ということで、慌てて仙台市内のネットカフェに駆け込んでいる状況です。

さて、ビジネスホテル滞在中なためか、それとも私は元々ニブいためか、いつもより曜日感覚やらがマヒしています。
気づいたら、いつの間にか12月。
先日、流行語大賞の発表、紅白歌合戦の出場者発表があり、いよいよ年末色が強くなってきています。そう、今年もあと1ヶ月だけです。

 「光陰矢の如し」、といいますが、今年もまたあっという間の1年だった気がします。
まだクリスマスというビッグイベントが残っていますが、残念ながら私には関わりがないこと。。
独りぼっちは寂しすぎるし、今年のクリスマスは週末にやって来るということなので、今年は友人と国外(韓国)逃亡を計画中。
よっぽどこちらの方が寂しい気もしますが、現在本気で検討中です。
「逃げるんじゃぁない。今、流行の韓流について現地視察をするのだ」というのが名目だそうです。
ものは言い様ですね。。

さてさて、ネタの焦点が全く定まらないのですが、結局のところ今回、何が言いたいのか?と問われたらですね、時間が過ぎるのは早いですね、ということと、時間は大切ですね、ということでしょうかね。

「時は金なり」、といいます。
現在の私、ネットカフェにて15分ごとにやって来る追加料金と格闘中です。まさに「Time is Money」を痛感している最中。
それにしても時間が過ぎるのちょっと早すぎ、、こんなことならパック料金にしときゃ良かった・・・。

慌てるとロクなものじゃないですね。。ものごとは計画性が肝心、
今年は残り1ヶ月を残すのみとなりましたが、だからといって慌てることなく、それでいて時間を大切に使いながら、2011年を締めくくりたいところです。

【ikem0tt0=@】


復興国債

2011-12-05 22:51:35 | 日記

 師走に入り、今年も残すところ20日あまりとなった。北陸地方の天気予報では今週末から雪ダルマが登場し、すっかり晩秋の気配が漂っている。

 

 本日から震災復興のための財政出動として個人向け復興国債が発売になった。メディアの報道をみる限り、売れ行きは好調な滑り出しをみせているようである。今年度に調達した資金は震災復興のための施策に使われるとあって、復興のために少しでも協力したいという国民の気持ちの表れが好調な売れ行きにつながっているのではないかと思われる。

 個人向けは1兆5000億円を充てるようであるが、購入者に安住大臣の感謝状が贈られるなど話題性もあり個人向けとはいえ復興財源として一役買いそうである。

 元来、個人向け国債は10年変動、5年固定、3年固定の3種類があり、元本及び利子の支払は国によって保証されている。中途換金制限期間を過ぎればいつでも換金が可能であり、1万円から購入できるなど比較的手軽な金融商品である。

 詳しい説明は財務省のホームページで確認することができるのであるが、いつの間にか3種類それぞれの商品に「マウンテン」、「ゴーイング」、「マンスリー」といった枕詞のようなネーミングが付いている。ホームページをさらに詳しくみてみると、それぞれのタイプに愛称を付けているようで、「マウンテン」は登り下りのある変動型、「ゴーイング」は金利が固定型でずっと変わらない、「マンスリー」は毎月発行で毎日購入可能という意味が込められているらしい。引受先として金融機関だけでなく、個人向けをさらに拡大しようという意図がみてとれる。

 

 世の中はデフレ下にあり、お金が溢れているもののうまく廻っていない状況にある。企業も設備投資を控える傾向にあり、金融機関も貸出先が伸びず預貸率は低下している。日銀の金融緩和も限界に達しており、これ以上緩和をしても金利が下がらず、国民所得の向上に繋がらないいわゆる「流動性のわな」に陥っていると言われている。さらにユーロ圏の金融危機により世界的な金融不安が蔓延している状況下にある。

 震災による復旧・復興は最重要課題であるが、デフレ脱却のため、プラスαの乗数効果も期待したい。

 

 さて、最近の情勢では、公務員制度改革4法案の取扱いをめぐり、混沌とした状況となっている。先がみえない中であるが、しっかりとした認識の共有と情報の受発信を行っていきたい。

 

 ≪北陸ナマズ≫


約束の重み

2011-12-03 23:52:33 | 日記

一昨日、新聞に掲載されていた某国語辞典の宣伝広告に思わず苦笑いしてしまいました。ある語彙について当該辞典で説明している文章を掲載していたものですが、まずは、その文章を御紹介いたします。新聞広告の転記ですので、著作権法上も問題ないとは思いますが。

こうやく【公約】政府・政党など、公の立場にある者が選挙などの際に世間一般の人に対して、約束すること。また、その約束。〔実行に必要な裏付けを伴わないことも多い〕

公務員連絡会が今年の5月に給与の引下げに関して片山総務大臣との交渉の結果、苦渋の決断をした際に確認した事項には「国家公務員の給与削減に係る法案と自律的労使関係制度に係る法案については、政府として同時に今国会(筆者注:177通常国会)に提出、成立に努力する」との事項が含まれていました。

しかし、最近では与党の複数の幹部ならびに一部閣僚が、自民・公明両党の対案-今年度の人事院勧告を実施したうえで給与の引下げを実施するもの-に譲歩し、給与引下げを先行処理する意向を示したとの報道がみられております。

そもそも、今回の給与引下げにあたっては、当時の菅内閣から「現行の人事院勧告制度の下では極めて異例」ではあるけれども、「来るべき自律的労使関係を先取りする形で」交渉を踏まえて給与の引下げを行わせてほしいという趣旨の申出があったことから、交渉を重ねた末に「被災者及び被災地とともに歩むとの思い」をもって内閣の提案を受け入れたものであります。制度上は、内閣の判断により、現行の人事院勧告制度を無視した、いわば内閣自ら「超法規的措置」を図ったも同然なのです。

であるにも関わらず、国公制度改革関連4法案の成立への道筋を探ることもせず、給与引下げだけを先行させようとするのは、論理的に破綻してはいないでしょうか。

参議院で与党が少数となっており、閣法の成立に困難が予想されるのは自明の理といった状況の下で、内閣自ら「来るべき自律的労使関係制度の先取り」に言及した以上、前内閣の事務を継承した政権の責務として当該制度の確立に邁進するのは当然の責務であり、それができないというのであれば、合意の前提条件が崩壊するということを再認識すべきではないでしょうか。

「提案者の責務は重い」というのは、社会人としての常識だと思うのですが・・・。

【ふく福】

 

 


虎の様に・・・

2011-12-01 18:41:30 | 日記

 日本の伝統文化が海外でも高い評価を得ていることは言うまでもありませんが、最近は日本のサブカルチャーが世界で注目されています。アニメ、マンガ、ゲームやキャラクターといったとりわけ若者文化が脚光を浴びていますが、かつては(ネガティブな意味で)オタク文化と揶揄され、一般社会とは隔絶されたディープな文化という印象でしたが、その考え方は時代遅れで、万人の万人による万人のための文化に昇華しつつある、と言えば言い過ぎですが確実に市民権は得ていると私は思います。私はそんな日本のサブカルチャーが大好きです。転勤族だから余分なものは収集しないと妻と約束していたのですが、気がつけば書棚にはマンガが増える増える・・・。そう、ひと時代前風に言うなら私は若干マンガオタクのきらいがあります。

 

 マンガ好きの両親の影響で、「クッキングパパ」や「美味しんぼ」等現在も連載中で刊行100巻を超える老舗マンガや、「エースをねらえ」「ドカベン」や「あしたのジョー」といった往年の名作マンガ等に囲まれ育ちました。小遣いをもらい、自分でマンガを購入するようになった小中学生の時は、週刊少年ジャンプの黄金時代と呼ばれていた時代で、連載マンガの単行本を惜しげもなく購入していました。大人になった今も購入(収集)癖は抜けず、書棚に入りきらないマンガは私の実家及び妻の実家で面倒をみてもらっています。古い、新しい、若者向け、大人向けに関わらず、いろんなマンガを読んでサブカルチャーに触れることは私の趣味のひとつです。

 

 12月に突入し、2011年ももう終わりに近づき、今年はいろんなことがあったなと物思いに更けていたとき、ふと伊達直人のことを思い出しました。伊達直人とは梶原一騎作のプロレスマンガ「タイガーマスク」の主人公で、虎の面をかたどったマスク(タイガーマスク)を被った伊達直人が悪役レスラーに立ち向かい勝利し、そのファイトマネーの一部を孤児院に寄付する、というのがこのマンガの大まかな内容です。ただ、私が思い出した伊達直人は悪役レスラー養成機関「虎の穴」で血の滲むようなトレーニングを積み、自分と同じ生い立ちである孤児達を抱える「ちびっこハウス」に寄付をする伊達直人ではなく、昨年12月から日本全国に現れた伊達直人のことです。タイガーマスク運動と言えばピンとくるのではないでしょうか。2010年12月25日に群馬県の児童相談所へ伊達直人を名乗る人物からランドセルが10個贈られたことを皮切りに日本各地に伊達直人、タイガーマスク或いは匿名による寄付行為が相次ぎました。この心温まる寄付行為を総じてタイガーマスク運動と呼び、思いやりや助け合いのあり方について再確認することとなりました。関連して2011年の新語・流行語大賞に「タイガーマスク」がノミネートされました。

 

 思いやりや助け合いの気持ちは相互扶助の精神に近いものがあると思いますが、相互扶助は労働組合の本質のひとつと言われています。労働組合は組合員及びその家族の生活を守るために活動し、組合員は労働組合の活動に協力することでwin-winの関係を築いています。ざっくり言うと、組合と組合員が互いに助け合うことでハッピーになろう、というわけですがタイガーマスク運動や震災復興支援等の出来事から2011年は思いやりや相互扶助について改めて痛感する年となりました。組合員及びそのご家族がハッピーになれるよう残り僅かとなった2011年を全力で乗り切りたいと思います。思いやりや助け合いといえば、「愛のカンパ」ですね。東海の釣り好きさんからもありましたが、重ねてご協力お願い申し上げます。【大将】