ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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虎の様に・・・

2011-12-01 18:41:30 | 日記

 日本の伝統文化が海外でも高い評価を得ていることは言うまでもありませんが、最近は日本のサブカルチャーが世界で注目されています。アニメ、マンガ、ゲームやキャラクターといったとりわけ若者文化が脚光を浴びていますが、かつては(ネガティブな意味で)オタク文化と揶揄され、一般社会とは隔絶されたディープな文化という印象でしたが、その考え方は時代遅れで、万人の万人による万人のための文化に昇華しつつある、と言えば言い過ぎですが確実に市民権は得ていると私は思います。私はそんな日本のサブカルチャーが大好きです。転勤族だから余分なものは収集しないと妻と約束していたのですが、気がつけば書棚にはマンガが増える増える・・・。そう、ひと時代前風に言うなら私は若干マンガオタクのきらいがあります。

 

 マンガ好きの両親の影響で、「クッキングパパ」や「美味しんぼ」等現在も連載中で刊行100巻を超える老舗マンガや、「エースをねらえ」「ドカベン」や「あしたのジョー」といった往年の名作マンガ等に囲まれ育ちました。小遣いをもらい、自分でマンガを購入するようになった小中学生の時は、週刊少年ジャンプの黄金時代と呼ばれていた時代で、連載マンガの単行本を惜しげもなく購入していました。大人になった今も購入(収集)癖は抜けず、書棚に入りきらないマンガは私の実家及び妻の実家で面倒をみてもらっています。古い、新しい、若者向け、大人向けに関わらず、いろんなマンガを読んでサブカルチャーに触れることは私の趣味のひとつです。

 

 12月に突入し、2011年ももう終わりに近づき、今年はいろんなことがあったなと物思いに更けていたとき、ふと伊達直人のことを思い出しました。伊達直人とは梶原一騎作のプロレスマンガ「タイガーマスク」の主人公で、虎の面をかたどったマスク(タイガーマスク)を被った伊達直人が悪役レスラーに立ち向かい勝利し、そのファイトマネーの一部を孤児院に寄付する、というのがこのマンガの大まかな内容です。ただ、私が思い出した伊達直人は悪役レスラー養成機関「虎の穴」で血の滲むようなトレーニングを積み、自分と同じ生い立ちである孤児達を抱える「ちびっこハウス」に寄付をする伊達直人ではなく、昨年12月から日本全国に現れた伊達直人のことです。タイガーマスク運動と言えばピンとくるのではないでしょうか。2010年12月25日に群馬県の児童相談所へ伊達直人を名乗る人物からランドセルが10個贈られたことを皮切りに日本各地に伊達直人、タイガーマスク或いは匿名による寄付行為が相次ぎました。この心温まる寄付行為を総じてタイガーマスク運動と呼び、思いやりや助け合いのあり方について再確認することとなりました。関連して2011年の新語・流行語大賞に「タイガーマスク」がノミネートされました。

 

 思いやりや助け合いの気持ちは相互扶助の精神に近いものがあると思いますが、相互扶助は労働組合の本質のひとつと言われています。労働組合は組合員及びその家族の生活を守るために活動し、組合員は労働組合の活動に協力することでwin-winの関係を築いています。ざっくり言うと、組合と組合員が互いに助け合うことでハッピーになろう、というわけですがタイガーマスク運動や震災復興支援等の出来事から2011年は思いやりや相互扶助について改めて痛感する年となりました。組合員及びそのご家族がハッピーになれるよう残り僅かとなった2011年を全力で乗り切りたいと思います。思いやりや助け合いといえば、「愛のカンパ」ですね。東海の釣り好きさんからもありましたが、重ねてご協力お願い申し上げます。【大将】


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