ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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2011年最後の愚痴

2011-12-16 20:54:25 | 日記

【大将】さんのブログのタイトルを見た瞬間、不幸にして東日本大震災で親御さんを亡くした“孤児”について語られるのかと思ったら、御家庭のHappyな話でしたね。何はともあれ、おめでとうございます。特別休暇はわれわれが勝ち獲ってきた制度ですから、ぜひ、活用して、“父親業”にも励んでください。

さて、今年の重大事といえば、あの大震災ということになるのでしょう。“震災孤児”の数は1,000人以上に上るとも聞いておりますし、まだまだ、仮設住宅等で過ごされておられる方も大勢おられます。そして、迎えた厳冬期。日本人である限り、常に心のどこかで被災地に思いを致すのが“人の道”であろうかと思います。

ところで、各メディアは、国家公務員が、労働協約締結権の付与を取引条件にして給与削減に抵抗しているかのように書き立てていますが、そもそも、「自律的労使関係の先取り」を主張したのは当時の菅内閣であったにも関わらず、その“事実”はどこかに吹き飛んでしまったかのようです。加重平均で▲7.8%というのは決して小さな数値ではありません。それでも、公務員連絡会・国公連合は「被災地・被災者とともに歩む」決意をもって苦渋の決断をしたのですが、その点については何ら評価することなく、バッシングのみを続けて、浅はかにも経済実態や公務員制度の異なるギリシャまで比較材料として取り上げる始末。日本のメディアは、一体、何を目指そうとしているのでしょうか。自分たち自身は、▲8%、▲10%といった水準の給与引下げを容易に受け入れられる度量があるのでしょうか。

いやぁ、今年最後のブログだというのに、結局、愚痴になってしまいました。申し訳ありません。ただ、このままバッシングや雇用条件の悪化が続けば、公務からの“人財”の流出、あるいは新規採用者の確保難に繋がっていくのではないかと、非常に不安に感じているものですから、中年男の愚痴ではありますが御容赦ください。

今年も残すところ2週間余となり、来年は来年で厳しい情勢が続くことに変わりはありません。しかしながら、来年最後のブログは、少しでも明るい話題で締めくくることができればと、切に願っています。

【ふく福】