ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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来る年の決意を固めて

2011-12-07 22:54:58 | 日記

 12月に入り、師走らしい慌ただしい雰囲気になってきました。今日は二十四節気の「大雪」です。雪が激しく降り始め、鰤などの冬の魚の漁が盛んになる頃とされています。東京では雪こそ降っていませんが、12月らしい寒さとなってきました。明日は夜の遅い時間から雨の予報となっていますが、風邪など引かないように気をつけたいと思います。

 季節はまさに冬に変わりましたが、歩みを止めているのが6月に政府が提出した「協約締結権の回復を含む国公改革関連4法案」と「給与減額に係る特例法案」の同時成立に係る件です。すでに今臨時国会も9日で開会末になるとの報道がされており、混沌とした状況の中、両法案とも越年するのではないかという情勢になっています。

 特に「給与減額に係る特例法案」については、東日本大震災の被災地・被災者とともに歩む決意を持って労使交渉に臨み、苦渋の判断の下、政府と合意に至り、法案が提出された経緯がありますが、この間、人事院はこの合意があるにも関わらず2011人勧において給与勧告がなされ、野党からの攻勢、メディアの報道もあり、多くの組合員の方も不安に思われたことと思います。全財務も国公連合の構成組織として中央行動等に参加し、同時成立・同時決着に向けての取り組みを進めてきました。

 両法案の決着が越年となったとしても、来年は税と社会保障の一体化改革が政治課題となり、年金制度や消費税の取り扱いが焦点となります。国会の衆参「ねじれ」状況もあり、政治情勢は今以上に厳しいものとなる中、両法案の同時決着に向けた取り組みを進めていくこととなります。被災地復興に関する財源問題も引き続き議論されることも確実で、税の使われ方、とりわけ公務員人件費については、さらに厳しい情勢が待ちかまえているといえます。全財務としても年末にかけて、この問題についてのこれまでの総括を行うこととしておりますが、給与の問題については、改めて「東日本大震災の被災地・被災者とともに歩む決意」を確認するとともに、基本権確立については我々の働く条件については労使対等の交渉によって決めていく時代を開く決意を示していきたいと思います。

(東海の釣好き)