中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

梅シロップの実リメイク――梅酢漬け

2019年08月02日 | 紬きもの塾’17~’19


先日紬塾の染織コースの第2回「草木で糸や布を染める」を行いました。
桜と柿を使って、糸や帯揚げ、古い半衿を染めました。家でもできるよう、帯揚げの少しトーンを落としたいものなどの媒染材を使わない染め方も話しました。生木がなくても紅茶などでもできます。

梅雨寒から急な暑さになり、冷房を使わない中で作業ができるか心配されましたが、無事に染めることができました。今年は日照不足のせいか、桜の色も赤みが少なかったように思います。
チップを作りながら、「この作業をいつもなさるんですね。。」とつぶやかれているかたがありましたが、そうなんです!これが草木の生木で染めるときの苦労でもありますが、直に枝にハサミを入れてもらうと、植物がどんな風になっているかなどの観察にもなり、ただ染料で染めるだけの実習とは違うところです。樹皮と芯材とその間は随分色も繊維の状態も違うということをチップづくりの中で気付くと思います。観察がいい染をする上で大切です。

今期から以前受講された方も再受講可能になり、2回目の方がありましたが、染材の煮出し作業なども落ち着いてこなされていました。昨年の様子はこちらから。

さて、話はガラッと変わりますが受講者のお一人が、梅シロップを作った後の青梅の実を赤梅酢に漬けたものをお茶請けにと持ってきてくださいました。汗をかきましたので、夕方みんなでおいしく頂きました。

シロップ漬けですので甘いのですが、梅酢の塩と酸味が合わさって甘じょっぱく少し酸っぱくて、汗をかいた後にピッタリでした。疲労回復効果のクエン酸と塩分、甘み、梅の三味漬けです!

シロップ漬けの梅の実はそのまま食べたり、ジャムにすることが多いようですが、梅干しを漬けたときの梅酢さえあれば、火も使わずこれはとても簡単ですので梅干しを漬けている方、梅シロップも作って来年お試しください。

柔らかな果肉の梅でしたが、ご本人に伺うと、「梅シロップの作り方で、青梅を冷凍してから砂糖に漬けると組織が壊れて早くエキスを抽出することができるのですが、そうすると梅がしわしわになってふっくらしません。昨年の梅シロップは凍らせずに漬けたのでふっくらでした。ですのであのような仕上がりだったのです。」
また、漬け込む期間は「梅酢に漬けたのはひと月程です。ジップロックなどのビニール袋で真空状態にして漬ければ梅酢は少しで済むと思います。」とのことでした。冷蔵庫で保管です。

私は梅ドリンク、梅ゼリー、梅干しも奈良の王隠堂農園のものを生活クラブから購入していますが、この甘じょっぱいタイプの商品はありませんので、作るしかないですね。。(^-^;

もう都心はエアコンなしで暮らせない暑さになってしまいましたが、上手に汗をかくことも大切とよく言われてますね。本来は汗をかくことで体温調節の機能を人間は持っているわけですから。エアコンの普及で汗をかきにくくなっているようです。無理はよくありませんが、でもエアコンに頼りすぎないで、程よく気持ちよく汗をかき、この猛暑を乗り切りたいと思います。そんな時に梅の三味漬け!?や梅干しは最高です!!(^^)/

工房では暑さに馴れたお盆明けから染色に入る予定です。

さて工房は8月9日(金)~18日(日)まで夏季休業となります。オンラインショップのご注文の受付は致しますが、発送作業はお休みとなります。19日以降の発送となりますのでご了承ください。






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