Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

まぬけな出来事  一人上手

2012-04-11 07:58:40 | Weblog
俺はある知人と連絡を取ろうとしていた。
『久しぶり。元気?』



彼とは三年前くらいに知り合った。T君としておこう。T君とは最寄り駅がたまたま同じだった。西口というのも一緒だった。ファミレスやスーパー銭湯にも行ったし、互いの家にも一度ずつ行った。しかし、次第に疎遠になっていった。あまり俺からは連絡を取っていなかった事も疎遠になった原因であったと思う。

久しぶりに連絡を取ってみようと思い、e-mail を送ったところアドレスが存在しなくなっていた。
次に電話してみたが出ない。
さらにT君もauだった事に思い至りc-mail を送ってみたところ、『誰ですか?』と返答が来た。

俺は忘れられたか、あるいはとぼけているのかと思って半ば苛立ちながら、こんな話をしたよねと思い出させようとしてあれこれ記してみたが、そんな覚えは無いという返事が来る。

俺の勘違いなのか?

携帯にもう一人同じ姓の人が登録されていて、俺は“T君”に対して同じ姓のもう一人との思い出を語っていたのか?
しかし、それは違っていた。過去のe-mailからT君との思い出に間違いなかった。

俺はc-mailでやり取りをしている人物に、『どこかで会っているはずだよね?アドレス交換したから俺の携帯に登録があるんだよね?』と食い下がった。しかし、『勘違いだと思います』という返答が来た。


何かおかしい。c-mailでやり取りしているこの人物(何度も丁寧に返答してくれる好人物だ)はT君ではないようだ。どこかで会った事のある人物でもなさそうだ。という事は一体どういう事なのだ?


T君はそういえば当時au以外にsoftbankのi-phoneを持っていた。その後auをやめてi-phoneだけにしたのではないか?
c-mailは携帯電話の番号でやり取りするものだから、この番号が別な人物に渡っていればc-mailも別な人物に届く事になる。俺がc-mailでやり取りしている人物はT君じゃないし、全く面識の無い見ず知らずの人物だったのだ。

ようやく頭の中が整理された。馴れ馴れしい文面で全く知らない人にc-mailを送ってしまっていた。それだけでなく、なぜ俺を忘れるのかとか、一体俺たちはどこで会ったのかとか尋ねていたのだ。馬鹿馬鹿しい。間抜けをしたものだ。


数日してその人物から、『私は残念ながらT君ではありません。T君は番号を変えたのでしょう。今は私の番号になっていますから』と返答が来た。

俺の言わば一人上手に付き合ってくれたこの人物とも友達になりたいと思った。

T君の消息はまだわからない。
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