年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

青い秋空が続く

2015-10-22 21:11:52 | Weblog

 自分を客観視するテストがある。MJSCTとよばれ臨床心理の先生方が利用している。一つの文章を自由に書いて完成させるものである。内容は 対象者が書きこんだその表を見る時に私が最も気にかかることに、自分はその内容よりも、字の強さであったり大きさであったりする。  今日の刑余者相談室に連行されてきた人は、予習をしていたのであらかじめのイメージは持っていたが、予想を超えて背は高くて頑強な身体であった。身長190cm、体重は痩せましたと申告をしているものの100kg近くはある。その対象者Aが書いている表を見るのに、字は薄く小さく乱雑に書きなぐっている印象を受けた。話を聞くと高校3年生の県大会までやっていたレスリングに負けて以来、学校に行く気にならず3年生で中退したとか。以後、仕事は造船工であったり、土木作業員であったりして糊口をしのいでいたらしい。昔看護師さんと結婚をするもさっさと離婚している。  Aがそのテストに書いている自分のことについて私も考えた。 子供の頃、私は仮面ライダーになりたかった。私が知りたいのは、生きる意味についてです。友達は私を友だちだと思っているのか?。私の好きなことは食べること。職場が面白くないのは、金が少ないこと。この頃私は、不安に思うことが多い。近所の人は、育ちが良い。嫌いなことは暴力。私の得意なのは、大食い。女の人は、可愛い。一番幸福なときは、子どもと遊んでいるとき。私が自信が持てないのは、自分に自信がないから・・・などと身体は大きく字は小さく短く、態度もデカく気は小さい印象を受けた。  元スポーツ選手に会うことが増えた。挫折してどうしようかと迷い道に踏み込んでいる印象である。勝つことだけを目標に頑張ってきたが挫折してしまった。以後の自分を作ること、展望が見えない。  Aの犯罪は、深夜アパートのベランダに忍び込んでの・・・破廉恥な内容であった。