年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

葉っぱも色づく

2015-10-08 21:25:05 | Weblog

 雲一つない、青空が続いている。いつもの隣町の公園も四季折々の表情を見せてくれる。まぁとにかく春夏秋冬問わず四六時中お昼の時間、少しでも余裕があると出かけているので変化を直接見つけることができる。このアメリカハナミズキも葉っぱが、とうとう茶色に変色し始めた。
  出所者を雇用する事業所がある。これを協力雇用事業主と呼び全国で約4万件登録しているが実際雇用している事業所は数百社といったところだろうか。ところがここ最近私のところにもずいぶん多くの企業から協力を申し出てくれているのがありがたい。ほとんどが現場関係の仕事である。出所者を雇い入れるから紹介してほしい、と。でも、それぞれ釈放される人はいつもその事業所にマッチする人材ではなく、例えば帰住地が他県であったりすると保護観察所との兼ね合いでその土地で、しかも帰住先から通勤できる事業所であらねばならない。だからピンポイントで合うか合わないかを決めなければならず、かといって事業者からの協力申し出に、対象者はおりませんなどと連絡するわけにもいかず、せいぜい何ヶ月後に出る予定者を確保することくらいしかできない。なかなかうまく刑余者を協力雇用事業主さんに放り込むことができない苛立たしさがある。

今日の相談室に入った刑余者は、穏やかで優しい目をしていた。話す声は高くもなく低くもなく、質問にも的確に答えている。いい人だなぁ・・と。でもアルコールが入ると何か変身してしまうようで・・。つまりアルコール依存症ではないかと推測してしまうほど。この人は日常生活の中でいったい何にストレスを最も多く抱え込んでいたんだろうかと・・。