備忘録として

タイトルのまま

西部劇

2011-05-26 00:27:39 | 映画

 5月の機中映画は西部劇とボクシング特集である。西部劇は子供のころのテレビの「ライフルマン」やもう少し大きなって見た同じくテレビの「西部二人組」や映画の「駅馬車」など大好きなジャンルなので真っ先に見た。

”トゥルー・グリット”2010、監督:コーエン兄弟、出演:ジェフ・ブリッジズ、マット・デイモン、ヘイリー・スタインフェルド(新人)、前作ジョン・ウェインの”勇気ある追跡”1969を見ているが、あまりにも昔(たぶん高校時代)のことなので比較のしようがない。ただ、おかげで”勇気ある追跡”の雇い主のキム・ダービーのことを思い出した。キム・ダービーは同じころに観た”いちご白書”にも出ていたので、この2作でファンになるには十分だった。次作を期待していたのだが、その後ほとんど見かけなくなり、大学のときに再放送されたテレビの”逃亡者”にゲストで出ているのを久々に見て喜悦したのが最後だったように思う。今回のリメイクがなければ彼女の名前は完全に記憶のかなたに葬り去られたままだったろう。

左:2010年版、右:1969年版 (下の写真も含めどちらもThe Internet Movie Database(IMDb)からコピーした)

2010年版ヘイリー・スタインフェルドは、キム・ダービーに勝るとも劣らないから、高校時代に出会っていれば間違いなくファンになっていた。だから映画の出来は別にして、★★★★☆ ジョン・ウェインは1969年のこの映画でオスカーを手にした。ジョン・ウェインの映画は、「駅馬車」を皮切りに数えきれないほど見ているが、他の作品に比べこの映画のジョン・ウェインが特別よかったとは言えないので、当時は彼の功績に対して主演男優賞が授与されたと評されていたように記憶している。

”3時10分決断の時”2007、監督:ジェームズ・マンゴールド、出演:ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール ジョン・ウェインの西部劇も同じようなもので西部劇はすべからく荒唐無稽なのだが、この映画も相当ありえないシチュエイションで話が進む。クリスチャン・ベール扮する親父のプライドは命よりも大切なのだ。ラッセル・クロウの悪党振りもよかった。★★★★☆

”ワイルド・ワイルド・ウエスト”1999、監督:バリー・ソネンフェルド、出演:ウィル・スミス、ケビン・スペイシー、これは観るに値しなかった。荒唐無稽は荒唐無稽でもこれは西部劇ではない。単なる西部劇の名を借りた悪乗り映画。魅力的な女優でも出ていれば星ひとつぐらいつけるが、それさえ見なかった。☆☆☆☆☆


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