備忘録として

タイトルのまま

テラビシアに架ける橋

2008-08-03 21:14:34 | 映画
先週末はビデオを3本借りて観た。

”ライラの冒険 黄金の羅針盤”The Golden Compass、原作フィリップ・プルマン、監督クリス・ワイツ、出演ダコタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、2007
★★★★☆
いずれの出演者も、この作品だけでは役割が見えないので評価のしようがない。本来ファンタジー物は大好きなのだが、最近は豪華だが嘘くさいCGに辟易している。続編以降でのクリストファー・リーや親父やエバ・グリーンの活躍とニコール・キッドマンの悪役ぶりに期待して、少し甘いけれど★四つ。

”魔法にかけられて”Enchanted、監督ケヴィン・リマ、脚本ビル・ケリー、出演 エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、ジェームズ・マースデン、スーザン・サランドン、2007
★★★☆☆
主演の可愛い女優とスーザン・サランドンの魔女に★三つ

”テラビシアに架ける橋”Bridge to Terabithia、原作キャサリン・パターソン、監督ガボア・クスポ、出演ジョシュ・ハッチャーソン、アナソフィア・ロブ、2007
★★★★★
これは良かった。主人公の二人も魅力的だった。
誰もが思春期に経験することが凝縮されていた。単純にはいかない学校生活と友人関係、ぎくしゃくした親子関係、ユニークであることと孤高を保つ難しさ、現実逃避になりかねない想像力・空想力、信仰、命、”あの時こうしておけば、あんなことは起こらなかったのに”という悔恨、悲嘆と自責、苦しみは時間だけが癒してくれるのか、克服から成長へ。
主人公の父親は「思い出を大切に心の中にしまっておけ」と言ったが、人間は大人になり、いつしか日常に忙殺されピーターパンやトム・ソーヤーの心を忘れてしまう。でも、忘れたころに、このような映画や小説に出会い、当時の夢や苦悩を思い出すのだろう。ところで信仰心がないと地獄へ行くのだろうか?
誰が言ったか忘れたが、「僕は青春が素晴らしいものだなんて誰にも言わせはしない。」という言葉を思い出した。

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