この日の午後、大野を発ち、日本海沿いの道をたどりつつ輪島に向かった。雨模様の天気のせいもあり、風景はさすがに荒涼たるものがあった。しかし、通り過ぎた集落の家の殆どがしっかりと作られていて、独特の風情を感じさせるものであるのにびっくり。他所でよく見られるような、「潮風にさらされ、錆付き枯れてひしゃげそうな家々」とは大違い。伝統的な「能登大工」の腕の良さによるのか、あるいはこの一帯、かつては日本の表側だったという土地柄のせいなのか、などと思いつつ家並みの風景を楽しんだ。
桜は意外なほど少なかった。その中で、輪島も近くなったところにある大きな寺、総持寺の門前で、雨の中でしっとりと咲く桜をカメラにおさめることができた。
桜は意外なほど少なかった。その中で、輪島も近くなったところにある大きな寺、総持寺の門前で、雨の中でしっとりと咲く桜をカメラにおさめることができた。
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