首都チュニスに着いた翌朝、これから二年間この地で暮らさねばならぬと思いつつホテルの窓から見た光景である。
ホテルは、"Hotel Belvedere Fourati"。市内の中心部からはほんの少し外れた「アメリカ合衆国通り」沿いに位置している。
写真の一枚は、南の方向、市街中心部を望む光景。この方向、すぐ近くに日本で言えば銀座通りのような通りが伸びている。その先で交差する「チュニスのシャンゼリゼ通り」のあたりも、遠方ではあるがこの写真の中に収まっているはずだ。
しかし、ホテル四階の窓からは、そんな華やいだ光景は全く窺えない。ただ、建築中で積み上げつつあるレンガの壁が眼に飛び込む。これが、チュニジア流の建築だ。地震国住民としては、先ずは「地震は大丈夫?」と心配になる。
また、後になって、このような「建築中」の建物、特に住宅、を国中いたるところで眼にすることとなる。「お金ができたら建て増す」のを、こつこつ時間をかけてやるのだそうだ。旅行者の目には、下手をすると、建築しているのか、壊している(or壊れている)のかわからなくなる。いずれにせよ、住宅の美観という視点からはあまり誉められるべきではないのは確か。
もう一つ、このレンガつくりの利点。後で細工や造作がやりやすい。電線を引き回したり、場合によっては新たに出入り口を作ったり。とにかく穴を空けやすい。あとは表面をならしてモルタルを塗り、ペンキで仕上げれば良い。綺麗に仕上がる。
研究施設や工場などで大きな設備を導入する際、大胆にも壁を叩き割って中に入れるのは特に異常でもないとの話さえ聞いた。
もう一枚の写真は北側、「アメリカ合衆国通り」を望む写真である。いかにも南方の異国といった風情が漂う。ただ、よく見ると歩道には駐車した車。最初にびっくりするが、すぐに当たり前のような風景となる。この街では、自動車の運転や駐車は、かなり「自由奔放」なのだ。
なお、一般の自動車は欧州車。日本車は大変少ない。アメ車は殆ど見ない。ただし、四輪駆動は、日本車の天国となっている。
ホテルは、"Hotel Belvedere Fourati"。市内の中心部からはほんの少し外れた「アメリカ合衆国通り」沿いに位置している。
写真の一枚は、南の方向、市街中心部を望む光景。この方向、すぐ近くに日本で言えば銀座通りのような通りが伸びている。その先で交差する「チュニスのシャンゼリゼ通り」のあたりも、遠方ではあるがこの写真の中に収まっているはずだ。
しかし、ホテル四階の窓からは、そんな華やいだ光景は全く窺えない。ただ、建築中で積み上げつつあるレンガの壁が眼に飛び込む。これが、チュニジア流の建築だ。地震国住民としては、先ずは「地震は大丈夫?」と心配になる。
また、後になって、このような「建築中」の建物、特に住宅、を国中いたるところで眼にすることとなる。「お金ができたら建て増す」のを、こつこつ時間をかけてやるのだそうだ。旅行者の目には、下手をすると、建築しているのか、壊している(or壊れている)のかわからなくなる。いずれにせよ、住宅の美観という視点からはあまり誉められるべきではないのは確か。
もう一つ、このレンガつくりの利点。後で細工や造作がやりやすい。電線を引き回したり、場合によっては新たに出入り口を作ったり。とにかく穴を空けやすい。あとは表面をならしてモルタルを塗り、ペンキで仕上げれば良い。綺麗に仕上がる。
研究施設や工場などで大きな設備を導入する際、大胆にも壁を叩き割って中に入れるのは特に異常でもないとの話さえ聞いた。
もう一枚の写真は北側、「アメリカ合衆国通り」を望む写真である。いかにも南方の異国といった風情が漂う。ただ、よく見ると歩道には駐車した車。最初にびっくりするが、すぐに当たり前のような風景となる。この街では、自動車の運転や駐車は、かなり「自由奔放」なのだ。
なお、一般の自動車は欧州車。日本車は大変少ない。アメ車は殆ど見ない。ただし、四輪駆動は、日本車の天国となっている。