yamaneko弁当便

子供二人に作る弁当の写真、献立内容、時によりレシピ付き。母のぬくもり伝わるお弁当の宅配です!

茄子の味噌炒め弁当

2008-07-27 10:44:40 | 秋の夕ご飯
①茄子としし唐の味噌炒め
②ローストポークプラム入り
③ミニトマトチーズ焼き
④胡瓜の一夜漬け
暑し

ローストポークは昨夜の残り。
豚モモ肉は観音開きにして
プラムを詰める。

ここでは、ワイン煮が残っていたのでそれを詰めたが
煮ていないプラムを詰めてもよい。
その場合、固いプラムもあるので
その時は、水で煮て柔らかくしておく。

たこ糸で縛り、オーブンで1キロの肉の場合
1時間で焼きあがる。

さめてから、薄切りにする。


チロル紀行④

パウルの家にご厄介になって
3日目、パウルの姉一家が遊びに来るという。

パウルがにやにやしながら、
”義兄さんは、赤毛なんだ、びっくりするよ”という。
そして、台所の人参を指差して、
”こんな色しているんだ”という。

ヨーロッパに来て、
結構色んな髪の色、目の色を見てきたから
そう簡単には、驚かんぞ、と思う。

ところが、現れた彼を見て、その赤毛の強烈な色に
絶句した。

緋色、燃えるような色。

文学作品に、赤毛の悲哀を綴った
”にんじん”とか、”赤毛のアン”
(皆さん、ご存知の通り、この本の原題は違うが)
などがあるが、
なるほど、これほど、すさまじい色では、
本人も気にするだろうし、
昔だったら、差別されたかも知れない、と思う。

一番最初、赤毛のアンを読んだ時は
髪の色くらいでこんなにも悩むかなあ、と思ったが
この、パウルの義兄に会った時は
(アンの悩みを)確かに…と納得した。

しかし、この人はとてもいい人で
日本の事など、いろいろ質問してきた。

昼食を、庭で皆で食べた。
ウサギ肉のシチューである。

ウサギをトマトで煮込んだもの、
それにクヌーデルを付けてあった。

パウルのお母さんが
朝からぐつぐつ煮込んでいたから
よくトマト味がしみこんでおいしかったが、
私は、ウサギを食したのは2度目だったので
(あの可愛いウサギを食べると思うと)
正直、味わうゆとりはなかった。

見ていると、
皆、この義兄にとても気を遣っていて
ほほえましかった。

今日は、この後パウル一家に別れを告げて
パウルの村より、もっと田舎のヘルベルトの家に行く。

パウルの村から、車で2時間くらいかかるのだが、
パウルが、友人に話をつけて
その友人が送ってくれる事になった。
結婚したばかりで、
新妻も一緒に来る、という。

パウル達と庭でくつろいでいると、
目の前の道路をひっきりなしに車が通る。
ほとんどがドイツナンバーだ。

パウルの話では、この道はドイツからイタリアに行く幹線道路で
ゲーテも、イタリアに行った時、ここを通ったという。
田舎と思っていたら、
実は有名な所だったのだ。

私はこの後、新婚夫婦の車に乗せてもらい、
まあ、新婚とは、こんなに甘いものかよ、とげんなりする思いで
ヘルベルトの村までの2時間過ごす事になる。


コメント
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