①いんげんの天ぷら
②ウィンナー
③ほっけのソテー
④茄子とゴーヤーの味噌炒め
⑤ミニトマト
いんげんは、天ぷらが一番好きだ。
この天ぷらを具に手打ちのうどんを食べさせる店が
熊本市中心部にある。
安くて、滅法うまい。
具は、いんげんの天ぷら以外にも色々あり、
とろろ昆布、丸天(さつま揚げ)、海老天などなど。
(失礼ながら)古く小さな店なのだが、熊本の庶民に愛されている。
私もその一人なのだが、
先日、豆コンうどんを
(いんげんの天ぷらと、とろろ昆布を載せたうどんの略称。
店に入るなり、”豆コンうどん”と注文すると、常連っぽい。)
すすっていると、ある色紙を発見した。
”おいしかったです。ピエール・バルー”
とたどたどしい日本語で書いてある。
なに?ピエール・バルーだって?!
フランスの俳優兼シンガーソングライター。
映画”男と女”のヒロイン、アヌーク・エーメの夫役を演じた。
(私生活でも、彼女の夫だった。後離婚したが)
この映画は私に少なからぬ影響を与えている。
高校生の時、封切られ、一体何度見た事か。
フランス語の学校に行き
フランスに渡ったのも、
この映画に魅せられた為、と言っても過言ではない。
特に、私はこのピエール・バルーは大好きだった。
映画のスタントマンで、ボサノバの唄を唄う。
自由奔放な性格で、ヒロインに愛されている。
しかし、映画の撮影中、事故死し、
ヒロインはその面影をいつまでもひきずり
新しい愛にも飛び込んでいけない。
で、その新しい愛の相手が悶々と悩んで…という筋だった。
何とも甘ったるい恋愛映画だが
当時カンヌのグランプリを取り
この映画は大当たりをした。
その、私の青春の思い出の俳優が、
この、日本のローカルな地、熊本のうどん屋に?
(六本木ヒルズのレストラン、とかいうのならわかるが)
実は、私はこのピエール・バルーが熊本に来た時
彼のコンサートに行っている。
彼は、アヌーク・エーメと離婚後
日本女性と結婚し
女の子をもうけ、
その子(20歳くらいだった)と一緒に
日本中をコンサートツアーしているのだった。
とても太って、オジサンになって
その姿を見た時もがっかりしたのだが
まさか、このうどん屋に出没しているとは…
勿論、ここのうどんがおいしいという証拠なのだが
私は深く深くタメ息をついたのだった。
うどんに何の罪もない。
しかし、サザエさんの漫画に
日劇のダンサーに憧れて
楽屋にサインをねだりに行ったカツオが
そのダンサーが、ラーメンをふうふう吹きながら
すすっている姿を見て
”夢が破れた”と泣く泣く帰る、というのがあるが
それと似た心境かなあ。
どうか、このブログをその店の関係者が見ていませんように。
その店の悪口ではないので。
むしろ、いつまでも続いて欲しいお店なんだけど。
②ウィンナー
③ほっけのソテー
④茄子とゴーヤーの味噌炒め
⑤ミニトマト
いんげんは、天ぷらが一番好きだ。
この天ぷらを具に手打ちのうどんを食べさせる店が
熊本市中心部にある。
安くて、滅法うまい。
具は、いんげんの天ぷら以外にも色々あり、
とろろ昆布、丸天(さつま揚げ)、海老天などなど。
(失礼ながら)古く小さな店なのだが、熊本の庶民に愛されている。
私もその一人なのだが、
先日、豆コンうどんを
(いんげんの天ぷらと、とろろ昆布を載せたうどんの略称。
店に入るなり、”豆コンうどん”と注文すると、常連っぽい。)
すすっていると、ある色紙を発見した。
”おいしかったです。ピエール・バルー”
とたどたどしい日本語で書いてある。
なに?ピエール・バルーだって?!
フランスの俳優兼シンガーソングライター。
映画”男と女”のヒロイン、アヌーク・エーメの夫役を演じた。
(私生活でも、彼女の夫だった。後離婚したが)
この映画は私に少なからぬ影響を与えている。
高校生の時、封切られ、一体何度見た事か。
フランス語の学校に行き
フランスに渡ったのも、
この映画に魅せられた為、と言っても過言ではない。
特に、私はこのピエール・バルーは大好きだった。
映画のスタントマンで、ボサノバの唄を唄う。
自由奔放な性格で、ヒロインに愛されている。
しかし、映画の撮影中、事故死し、
ヒロインはその面影をいつまでもひきずり
新しい愛にも飛び込んでいけない。
で、その新しい愛の相手が悶々と悩んで…という筋だった。
何とも甘ったるい恋愛映画だが
当時カンヌのグランプリを取り
この映画は大当たりをした。
その、私の青春の思い出の俳優が、
この、日本のローカルな地、熊本のうどん屋に?
(六本木ヒルズのレストラン、とかいうのならわかるが)
実は、私はこのピエール・バルーが熊本に来た時
彼のコンサートに行っている。
彼は、アヌーク・エーメと離婚後
日本女性と結婚し
女の子をもうけ、
その子(20歳くらいだった)と一緒に
日本中をコンサートツアーしているのだった。
とても太って、オジサンになって
その姿を見た時もがっかりしたのだが
まさか、このうどん屋に出没しているとは…
勿論、ここのうどんがおいしいという証拠なのだが
私は深く深くタメ息をついたのだった。
うどんに何の罪もない。
しかし、サザエさんの漫画に
日劇のダンサーに憧れて
楽屋にサインをねだりに行ったカツオが
そのダンサーが、ラーメンをふうふう吹きながら
すすっている姿を見て
”夢が破れた”と泣く泣く帰る、というのがあるが
それと似た心境かなあ。
どうか、このブログをその店の関係者が見ていませんように。
その店の悪口ではないので。
むしろ、いつまでも続いて欲しいお店なんだけど。