カクレマショウ

やっぴBLOG

なぜか癒される「シュルレアリスム展」

2011-02-28 | ■美術/博物
国立新美術館で開催されている「シュルレアリスム展─パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による─」を見る機会がありました。 1924年、パリの若き詩人アンドレ・ブルトンは「シュルレアリスム宣言」なるものを発表。 「いとしい想像力よ、私がおまえのなかでなによりも愛しているのは、おまえが容赦しないということなのだ」 と言い放つ。人間の「想像力」や「無意識」の世界を表現しようとするのがシュルレアリスム。 . . . 本文を読む

究極の本フェチ、蘭繁之。

2011-02-19 | ■美術/博物
なぜだか忘れたけれど、いつだったか「豆本」をつくってみたことがありました。何かの雑誌に作り方が載っていたのを見たからかもしれません。思いのほか難しくて、出来映えは決して満足いくものではなかったのですが、「自分で本を作る」という作業自体が発想の転換だよなあと思ったものでした。本は買ったり借りたりするもので、自分で作るものじゃないですよね、フツー。 弘前市出身の蘭繁之さん(1920-2008)という . . . 本文を読む

スカスカの事業報告会なんていらない。

2011-02-17 | ■教育
とある県の事業の報告会に行ってきました。2年間にわたる事業の成果を報告し、今後の展望を…という性格の催しなんだろうと思いますが、「成果」はともかく、「今後の展望」があまり見えない報告会でした。 事業としては、いくつかの先進的な「モデル的な研究実践」を実施して、その成果を県内各地に普及させる…というお決まりのパターンです。この種の事業は、いかに「県内各地に普及」させるかという部分が一番の「肝」だと . . . 本文を読む

「月に囚われた男」─科学の進歩がもたらす悲劇なんだよねこれも。

2011-02-15 | ■映画
“MOON” 2009年/英/97分 【監督】 ダンカン・ジョーンズ 【脚本】 ネイサン・パーカー 【出演】 サム・ロックウェル/サム・ベル  ドミニク・マケリゴット/テス・ベル (声の出演)ケヴィン・スペイシー/ガーティ ----------------------------------------------------------------------------- 契約期間 . . . 本文を読む

人のうわさも時に楽しい。

2011-02-14 | ■社会/政治
昨日の「はっち」の中で、一番興味を引かれたのは、「はっち」オープンを記念して開催されている「八戸のうわさ」by 山本耕一郎 というイベント。 「はっち」に行く前に、「はっち」周辺の三日町を歩いていておやっと思いました。各店舗の入り口に、黄色いふきだしがペタペタ貼ってあります。最初に気がついたのは、ある地元銀行の前でした。黄色いふきだしに「1階にはかつてJリーガーを目指していたおじさんがいるら . . . 本文を読む

「はっち」は市民目線のミュージアムだった。

2011-02-13 | ■青森県
八戸市の中心街の真ん中に、八戸ポータルミュージアム「はっち」がオープンしました。 「ポータルミュージアム」とはいったい何なのか? 要するに、まちづくり、アート、観光、ものづくり、子育てを軸とした市民活動をサポートする場所だという。私はてっきり、観光客のための案内所かと思っていましたが、どうも主な目線は観光客ではなくて、市民に向いているらしい。 2月11日、グランドオープン当日の夕方、たまた . . . 本文を読む

マットはいったいどこにいるの?

2011-02-10 | ■社会/政治
数年前、YOUTUBEで話題になったマット・ハーディングのダンス。なぜか今頃になって、今朝の朝日新聞の「ひと」欄で紹介されていました。現在、4本目のビデオを撮影中とのことで、また世界中を旅しているらしい。で、私が一番好きな3本目の”Where the Hell is Matt? (2008)”を久しぶりに見る。 わー、やっぱり久々に見ても、この動画はいい。自然に笑顔がこぼれてしまう。あのシン . . . 本文を読む

高校生が地域貢献。学校は「間違うところ」なのです。

2011-02-08 | └キャリア教育
県内の高校(特に専門高校)は、先日紹介した名久井農業高校の「白い林檎」とか、柏木農業高校のきょうしつ野菜とか、三本木農業高校の「黄色いケチャップ」とか、弘前実業高校の「毛豆ロール」、三沢商業高校の「ごぼうアイス」、「山芋アイス」など、地域を舞台として、住民と連携して様々な取組を行っている例がいくつもあります。学校の中で授業を受けているだけが学校生活ではない。これからは、高校生たちが学校の外に飛び出 . . . 本文を読む

リアル熟議っていったい?

2011-02-07 | └社会教育
文部科学省が最近力を入れている「熟議」。教育に関わる多くの当事者が「熟慮」と「討議」を重ねながら課題解決・政策形成をしていこうという意味の造語です。具体的には、 ①多くの当事者(保護者、教員、地域住民等)が集まる ②課題について学習・熟慮し、討議をする。 ③互いの立場や果たすべき役割への理解が深まる。 ④解決策が洗練される。 ⑤個々人が納得して自分の役割を果たすようになる。 というプロセスを踏 . . . 本文を読む

論理的なのが論文。

2011-02-06 | ■その他
大学院の「学位論文公開審査会」というやつをのぞいてきました。 今回は3名の発表。「土木リテラシー」に関する研究、小・中学校における「道徳の時間」の研究、それから高校生の介護実習に関する研究の3本です。 今日の発表は、論文の要旨に基づいて行われましたが、どの発表も視点が鋭いなあと思いました。特に参考になったのは、高校の介護実習の在り方をめぐる研究。学校と実習の受入先の思いが必ずしも一致しておらず . . . 本文を読む

企業スピリッツを学校現場に伝える。

2011-02-05 | └キャリア教育
青森県教育委員会では、高校の教員や教頭を1年間民間企業に派遣して研修させるという取組を実施しています。平成18~19年度は「企業スピリッツ研修事業」としてそれぞれ5人の先生方を県内外の企業に派遣。平成20~21年度は、派遣対象を管理職として「企業エクスプレス研修」と名前を変え、教頭先生各3名ずつを派遣しています。 先日、これまで派遣された16名の先生方が一堂に会し、「座談会」が行われました。 . . . 本文を読む

「闇の列車、光の旅」─彼女はどこに行こうとしているのか?

2011-02-04 | ■映画
“SIN NOMBRE” 2009年/メキシコ・米/96分 【監督・脚本】 ケイリー・ジョージ・フクナガ 【撮影】 アドリアーノ・ゴールドマン 【出演】 エドガル・フローレス/カスペル(ウィリー)  パウリナ・ガイタン/サイラ  クリスティアン・フェレール/スマイリー(ベニート)  テノッチ・ウエルタ・メヒア/リルマゴ  ディアナ・ガルシア/マルタ (C)2007 Focus Feat . . . 本文を読む

八百長のあるプロスポーツなんて。

2011-02-03 | ■野球/バファローズ/スポーツ
子どもの頃、大関・貴ノ花が大好きで、横綱・北の湖を破って初優勝した時の喜びは今でも忘れられません。北の湖も強くて憎たらしかったけど、ヒールらしいふてぶてしさは好きだったし(思えば、朝青龍とは似て非なるタイプだった)、大麒麟とか大受とか清国とか、あの頃のお相撲さんは今でも顔や体型はもちろん、仕切り方とか取り口とかみんなよく覚えています。 大人になってそれほど大相撲には興味を失っていき、それでも職場 . . . 本文を読む

「シングルマン」─トム・フォードの織りなす映像美。

2011-02-01 | ■映画
“A SINGLE MAN” 2009年/米/101分 【監督・製作・脚本】 トム・フォード 【原作】 クリストファー・イシャーウッド 【出演】 コリン・ファース/ジョージ  ジュリアン・ムーア/チャーリー  マシュー・グード/ジム   ニコラス・ホルト/ケニー (C)2009FadetoBlackProductions,Inc.AllRightsReserved. [シネマディクト] . . . 本文を読む