カクレマショウ

やっぴBLOG

黒人差別を考える─その1 『封印作品の謎2』

2006-03-26 | └人権教育・学習
「封印」の理由としてもっとも多いのが、「差別」に関わるもの。 1冊目の『封印作品の謎』では、被爆者に対する差別的表現が含まれるとして「封印」された「ウルトラセブン」第12話及び映画「ノストラダムスの大予言」、精神障害者差別だとされた「怪奇大作戦」第24話及び手塚治虫の「ブラックジャック」第41話・第58話が取り上げられています。 『2』では、藤子不二雄の「ジャングル黒べえ」が黒人差別による「封 . . . 本文を読む

キャンディの悲劇─『封印作品の謎2』

2006-03-25 | └人権教育・学習
ある意味でもっとも有名な「封印作品」とも言えるのが「キャンディ・キャンディ」です。 この作品については、「封印」されている原因は「謎」でもなんでもなく、大変明瞭です。漫画の「原作者」と「漫画家」の著作権をめぐる争いです。あまりにもわかりやすいので、この最初の章は読み飛ばそうと思ったくらいですなのが、読んでみると、最高裁まで行った裁判沙汰の陰に、人間関係の微妙なあやが見え隠れしているような気もして . . . 本文を読む

オバQとドラえもん─『封印作品の謎2』

2006-03-21 | └人権教育・学習
『封印作品の謎』(2004年)に次いで2年ぶりに出された第2弾です。著者の安藤健二氏は、1976年生まれのフリーライター。 一度はテレビで放映されたり、市場に出回ったりしたものの、現在、決して世に出ることのないアニメ、映画、ゲームなどがあります。つまり「封印された作品」。いったいなぜ「封印」されたのか。至極興味をそそられるテーマではあります。この本は、4つの作品をめぐる「封印」の過程を、関係者へ . . . 本文を読む

コトバの数え方

2006-03-19 | ■世界史
今朝の朝日新聞日曜版「あっと!データ」のテーマは、世界の言語の数。「7000語、学びきれない」と見出しにありますが、「Ethnologue」という世界の言語についてのウェブサイト(英語表記のみ)では、世界の言語の数を「6,912」としているそうです。 「苗字の数」と同じように、「言語の数」といっても、数え方によってずいぶん違ってきます。「何を基準に“別の言語”とみなすか」というのは、考えてみると . . . 本文を読む

私の好きなアルバム#13 LOVE PSYCHEDELICO「Early Times」

2006-03-18 | ■私の好きな歌
2000年のデビュー当時から気にはなっていました。この前見た「ホテル・ビーナス」でかっこいい曲が使われていたので、これは聴かないと…と思い、とりあえずベスト盤を購入してみました。 ラブ・サイケデリコ。「NAOKI」の心地よいギターのリフと「KUMI」の憂いを含んだボーカルが非常に印象的で、ムダのない、スタイリッシュなイメージ。歌詞は日本語混じりの英語。どことなくビートルズを思い起こさせるシンプル . . . 本文を読む

「やっぴらんど」メジャーデビュー!?

2006-03-15 | ■やっぴBLOG
先日のyahoo!ヘッドラインニュースに載っていたある記事の関連リンクに、「やっぴらんど」が載っているぞ、と東京の知人からメール。どれどれ、さっそくアクセスしてみると、確かに。 それはこんな記事でした。 [カトマンズ 11日 ロイター] ネパール南部のバラで10ヶ月にわたり、瞑想を続け「釈迦(しゃか)の生まれ変わり」などと話題になっていた15歳の少年が11日未明から行方不明となり、警察当局によ . . . 本文を読む

後味の悪い誤審はもう見たくない。

2006-03-13 | ■野球/バファローズ/スポーツ
WBCワールドベースボールクラシック、2次リーグ予選で、米国と対戦した日本は、3-4でサヨナラ負けを喫しました。 「王激怒!」というセンセーショナルな見出しで報じられたのが、この試合で問題となったタッチアップの判定。3-3の同点で迎えた8回表、日本の攻撃。1死満塁の場面で、打者岩村(ヤクルト)は浅いレフトフライを打ち上げる。3塁走者西岡(ロッテ)がタッチアップしてホームに突っ込む。送球は大きくそ . . . 本文を読む

いま大人気のカーリングに寄せて

2006-03-10 | ■青森県
昨日から青森市で始まったカーリング日本選手権大会女子。トリノ五輪以来、一躍注目の的となった「チーム青森」の人気はまだまだ継続中のようで、会場にはファンや報道陣が詰めかけ大変な騒ぎだとか。 新聞によると、大会初日の昨日、会場一番乗りを果たしたのは茨城から来た大学生グループ。なんでも前日に普通列車を乗り継いで青森までやってきて、夜中の0時から会場に並んでいたんだそうです。あっぱれな根性です。 しか . . . 本文を読む

駒苫事件を考える

2006-03-05 | ■野球/バファローズ/スポーツ
駒大苫小牧高校の今回の事件については、昨夏の甲子園大会で2連覇を達成したチームだけに、マスコミの取り上げ方も「普通の高校」とはちょっと違うようです。 駒大苫小牧高校の3年生が卒業式の日に居酒屋で飲酒をし、喫煙もしていた。その中に、優勝チームのメンバーも含まれていたことから、事件が発覚した翌日には校長がセンバツの出場辞退を発表しました。この種の事件にしては異常なまでの迅速な措置。校長が会見で「二度 . . . 本文を読む

理想郷「タシロピア」を目指して

2006-03-03 | └社会教育
今日で聞き取りも最後です。県南にある「タシロピア」の試み。 田代地区は、人口二百数十人の小さな地区です。八戸市街までクルマで約30分の場所に位置し、少子高齢化が急速に進む典型的な過疎地域。この地区は、しかしここ数年で大きく変わろうとしています。 その立役者がDさん。バラ園を経営する傍ら、町会議員も務める方ですが、平成13(2002) 年、「田代地域振興計画」を作成しました。以来、計画にうたった . . . 本文を読む

地域づくりと行政と住民と。

2006-03-02 | └社会教育
今日は、地域づくり・まちづくりにかけては、青森県内でもっとも有名な実践者である、黒石市の山形地区住みよい環境推進協議会で会長を務める佐藤覚治さんにお話をうかがいに行きました。 佐藤さんのお名前はもちろんずっと前から知っていましたが、じっくりお話をうかがうのは今日が初めて。穏やかな笑みを絶やすことなく、地域づくりや社会教育については熱く熱く語ってくださいました。 佐藤さんはもともと市の職員で、山 . . . 本文を読む

小さいけど大きい地域づくり

2006-03-01 | └社会教育
雪の中、今日も聞き取り調査に出かけました。 30年前から地域づくりに取り組んでいるある山あいの団体。3つの集落合わせて人口約600人、戸数200戸余りの小さな地域です。最近では、子どもたちに夢を与えたいとの思いから始めた「熱気球」でちょっと知られています。2年前から会長を務める方にお話をうかがいました。 木訥とした語り口は決して「リーダー」っぽくないのですが、予めお知らせしていた質問項目にびっ . . . 本文を読む