このインパクトありすぎのアルバムジャケット。1906年(明治39年)生まれといいますから、現在104歳になる舞踏家・大野一雄の、1977年に撮影されたポートレイト、だそうです。
一見、グロテスク顔に見えますが、よーく見ると、この表情、そして、手の動き(スチル写真なのに、動きが見える!)は、恐ろしく深い。悲しみなのか、喜びなのか、絶望なのか、希望なのか。あるいは、そのすべてを表しているのかもしれな . . . 本文を読む
「ソトコト」3月号の特集は「自分と地域のためになる ボランティアライフ100!」。
日本全国、いや外国の事例も含めて、「誰かのためは、自分のため。」をキーワードとする「100」のボランティア活動が紹介されています。
ざーっと斜め読みするだけでも、よくまあこれだけの「ニーズ」があるものだと、改めて私たちの生きている社会の幅の広さを感じました。「誰かのため」というのは、何かを求めている「誰か」がい . . . 本文を読む
モンゴルと聞いて思い浮かべる人物…といえば、かつてはチンギス・ハーン(ジンギス・カーン)で決まりでした。しかし、今や多くの日本人は、チンギス・ハーンより朝青龍の名を挙げることでしょう。
相撲は確かに超一流でした。だけど、それ以外の部分では…。ヒールを「演じている」というより、もともとそういう性質なのかもしれないなと思う。それにしても、朝青龍一人のせいで、モンゴルという国に対する日本人のイメージが . . . 本文を読む
最近よく見かけるのがコミックのドラマ化です。ドラマ化向きの漫画が増えているということなのかもしれないけど、逆に、オリジナルの良質な脚本を書ける人が少なくなっているのかなあとも思う。ちょっとコミックに頼りすぎ…のような気がしないでもない今日この頃。
まあ、それはそれとして、ちょっと前にNHKで放送されていた「とめはねっ! 鈴里高校書道部」(6回シリーズ)もコミックが原作でした。コミックの方は読んで . . . 本文を読む
先日いただいた鈴木さんのコメントにあったNHK「美の壺」で放送された「BORO」を見ることができました。
今回の主役は、青森市在住の民具研究家、田中忠三郎さん。忠三郎さん、久しぶりに拝見しましたが、相変わらずのお元気な姿と変わらぬ語り口にうれしくなりました。
しかし、忠三郎さんが、これほど古着に執着していたとは知りませんでした。何枚ものツギを当てながら、何代にもわたって青森の人々を寒さから守っ . . . 本文を読む
ちょっとびっくりしたのですが、昨日、『「言葉」にとらわれないこと』で、行政や政治が市民に浸透させようとしている(?)言葉にはとらわれる必要はない、ということを書いたばかりなのですが、今日たまたま読んでいた『ガンジーの危険な平和憲法案』(C.ダグラス・ラミス著、集英社新書)という本に、こんなことが書かれていました。
言葉と思考方式には密接な関係がある。政府が、もし国の言葉を支配できるようになった . . . 本文を読む
「ボランティア」という言葉が初めて広辞苑に載ったのは、1969年だそうですから、もう40年以上も経つのですね。
日本語としてもうすっかり定着し、使われる頻度も高いし、言葉だけじゃなく、ボランティア活動そのものへの関心度も高い。でも、じゃ実際に「ボランティア活動」をしている人が多いかというと、それほどでもない。国の調査でも県の調査でも、ボランティア活動している人の割合は、だいたいいつも25~30% . . . 本文を読む