カクレマショウ

やっぴBLOG

「ワーニャおじさん」

2005-11-30 | ■つながり・コミュニケーション
ロシア・オフロプコフ名誉イルクーツク・アカデミックドラマ劇団による「ワーニャおじさん」の青森公演を見てきました。 「かもめ」のチェーホフ原作。彼の4大戯曲の一つです。主な登場人物は、イワン・ヴォイウニーツキイ(ワーニャ)、彼の姪のソーニャ、ソーニャの父セレブリャーコフ(ワーニャの亡き妻の兄弟)、ワーニャの友人であり医師のアーストロフ、セレブリャーコフの後妻エレーナ。 ロシア語のセリフだし、字幕 . . . 本文を読む

青森県立美術館オープンまで225日

2005-11-29 | ■美術/博物
「県立美術館」のなかった青森県にも、来夏、ようやく青森県立美術館がオープンします。 オープンに向けたプレイベントもそろそろ始まっていますが、先日は開館までの準備組織として「県立美術館開館準備局」が新設されました。これにともない、館長候補者のポストだった「美術館整備推進監」のポストが廃止され、館長候補者として県外から招聘されていた方は、近代文学館館長に異動することになったそうです。オープンまで20 . . . 本文を読む

冬眠の話

2005-11-28 | ■Θ..Θψ
街では先日降った雪は跡形もなく消えてしまっていますが、山の方はもうすっかり冬景色になっているようです。動物たちもすでに冬眠に入っていることでしょう。 地球上に生息する約4000種の哺乳類の中で、200種を超える動物たちが冬眠をするのだそうです。日本では、ヤマネ、ツキノワグマ、ヒグマ、エゾシマリスといった動物が冬眠します。ただ、一口に冬眠といっても、虫やヘビ、カエルのような爬虫類や両生類たちの冬眠 . . . 本文を読む

音のかけら

2005-11-27 | ■私の好きな歌
「五感の都市へ」をテーマに開催されている「仙台芸術遊泳」。2005年11月5日から12月24日まで9つのプロジェクトが、仙台市内各地で順次展開されています。そのうち、現在宮城県美術館で行われているのが「共鳴する美術館─<音のかけら>金沢健一展」ですが、これと連動して、せんだいメディアテークでは、金沢健一氏とのコラボアート・ラボが各種行われています。 先日、たまたませんだいメディアテークの6階ギャ . . . 本文を読む

『懐かしの昭和こども新聞』

2005-11-22 | ■本
本屋で見かけて、ぱらぱらめくってみて、5秒後にはレジに向かっていました。 昭和38年から昭和53年までの「こどもの文化」を新聞形式で復活させるというスタイル。まさに私の「こども」時代とぴったり重なるではありませんか。 この時代というのは、2~3歳違うと、同年代は当然知っていることをまったく知らなかったりする時代です。たとえば、この本では昭和38年のところに紹介されている「忍者ブーム」。子どもた . . . 本文を読む

「ブラザーズ・グリム」─おちょくられるグリム兄弟

2005-11-21 | └歴史映画
ちまたではあまり評判がよろしくないようですが、「ブラザーズ・グリム」。でも私は十分に楽しめました。 テリー・ギリアム流のブラック・ユーモアがそこここに散りばめられていて、「くすっ」と笑えるシーンがいくつもありました。それだけで十分です。 予想通り、この映画は「グリム兄弟」を登場人物に借りてきたファンタジーでしたが、しかし、ナポレオンの支配下にあった「ドイツ」(厳密に言えば「ドイツ」という国はま . . . 本文を読む

寸劇で人権学習

2005-11-19 | └人権教育・学習
先日、八戸市の人権学習会で、寸劇を作って様々な人権課題を考えるワークショップを体験しました。 職場、家庭、地域それぞれの場で、たとえば「子どもが熱を出したので休みたいと上司に告げる部下」とか、「子どもができない嫁とその姑」とか、「議員になった近所の女性の噂をする二人」とか、様々な「人権」に関わる会話を3分ほどの寸劇にしていくのです。 参加者は女性が多かったのですが、さすがに手慣れた感じで、どの . . . 本文を読む

ドレミの話

2005-11-18 | ■世界史
ピアノの鍵盤を見ると、1オクターブに白い鍵盤が7個、黒い鍵盤が5個並んでいます。つまり合わせて12個の音階で1オクターブとなるのですが、これを12平均律と呼び、19世紀以降広く使われるようになりました。このうち、白い鍵盤にあたる7個の音にはそれぞれ「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」という音階名がつけられています。 以前、「トリビアの泉」で「ドレミ」の「シ」の発音は、英語圏では「ティ」と発音するとい . . . 本文を読む

舞台「12人の優しい日本人」

2005-11-17 | ■映画
「12人の優しい日本人」がパルコ劇場で上演されます。1990年の初演以来、三谷幸喜率いる東京サンシャインボーイズが3度にわたって上演していますが、今回はキャストも一新してのリニューアル上演。キャストには、江口洋介、小日向文世、浅野和之、石田ゆり子、筒井道隆、生瀬勝久、温水洋一、山寺宏一他が顔をそろえるという豪華な顔ぶれです。 三谷氏が朝日新聞に連載しているエッセイ「ありふれた生活」に面白いエピソ . . . 本文を読む

TRICK再び

2005-11-15 | ■テレビ/メディア
日曜日の夜、楽しみにしていた「TRICK」新作スペシャルでした。 山田奈緒子も上田次郎も矢部刑事も相変わらずのキャラクターでほっとさせられました。変わらないっていいな、と思いました。自称天才奇術師、山田奈緒子の登場も、いつものように浅草のお花やしきのステージ。いつものようにチャイナドレスをまとい、いつものように古典的な奇術を見せ、いつものように、気がつくと客はあの男だけ! いつものパターンなのに . . . 本文を読む

「ブラザーズ・グリム」の予習。というより「グリム兄弟」のこと。

2005-11-14 | ■世界史
今週末、映画「ブラザーズ・グリム」を見に行こうと思っています。 「ブラザーズ・グリム」は、もちろん19世紀のドイツの童話作家グリム兄弟のことです。手元にある『世界史のための人名辞典』によれば、 兄:ヤコブJacob 1785-1863 弟:ヴィルヘルムWilhelm 1786-1859  とありますから、二人は1つ違いの兄弟で、亡くなったのは弟の方が4年早いのですね。二人とも「ドイツの言語学者・ . . . 本文を読む

「ウミガメのスープ」

2005-11-13 | └社会教育
前にちょっと触れた「ウミガメのスープ」ネタの元祖本となっているのが、『ポール・スローンのウミガメのスープ』(エクスナレッジ、2004年)という本です。「水平思考推理ゲーム(Lateral Thinking Puzzle)」というのがこの本のうたい文句です。 「水平思考推理ゲーム」とは、「出題者の出す謎を、解答者(3人から8人くらいが適当)がさまざまな推理を働かせて解くゲーム」。たとえば、「ウミガ . . . 本文を読む

「環境コミュニケーション」。そして「生活者基点」であるということ。

2005-11-12 | └人権教育・学習
五所川原市で行われている3回シリーズの講座「人権とコミュニケーション」。人権落語に始まったこの講座も今日で最後です。 今日の講師は飯島ツトムさん。肩書きは「コンセプター、CO-WORKS代表」。今日のお話のテーマは「共感のコミュニケーション~伝える、伝わる、つながる」です。「環境コミュニケーション」を基本キーワードとして、フェア(公平)な社会、フェアなコミュニケーション、フェアなコミュニティづく . . . 本文を読む

私の好きなアルバム#11 スティービー・ワンダー「タイム・トゥ・ラブ」

2005-11-08 | ■私の好きな歌
スティービー・ワンダーの10年ぶりの新作です。彼あたりになると、アルバムを出すのも数年に一度が当たり前みたいになっているし、その間、古いアルバムも飽きずに聴けるので、そんなに待たされたという感じはしませんが、それにしても、10年か~という感慨はひととおりあります。 この前来日して、愛娘アイシャとのアツアツぶりと日本びいきぶりをたっぷり見せつけてくれたスティービー。ほんとにサービス精神旺盛なミュー . . . 本文を読む

キングコングとエンパイア・ステート・ビル

2005-11-06 | ■映画
雑誌「TITLE」の12月号のテーマは「映画で旅するニューヨーク。」 要するに、ニューヨークのレストランとかカフェとかホテルとかを舞台とした(あるいは舞台の一部になっている)映画を紹介するという企画です。 おもしろかったのは、「コングはなぜ、いつもスカイスクレーパーに登るのか?」というコラム。「キングコング」は、これまで何度か映画化されていますが、最初の作品は1933年。2年前に完成したばかり . . . 本文を読む