カクレマショウ

やっぴBLOG

「阪急電車 片道15分の奇跡」─それは「奇跡」だろうか。

2011-08-29 | ■映画
2011年/日本/119分 【監督】三宅喜重 【原作】有川浩 『阪急電車』(幻冬舎刊) 【脚本】岡田惠和 【出演】中谷美紀/高瀬翔子  戸田恵梨香/森岡ミサ  南果歩/伊藤康江  谷村美月/権田原美帆  勝地涼/小坂圭一  宮本信子/萩原時江 (C) 2011 映画「阪急電車」製作委員会 Aug.2011,@青森松竹アムゼ ------------------------------- . . . 本文を読む

クリスマスまで待てない!

2011-08-25 | ■私の好きな歌
小さな雪の粒も積み重なれば 景色を変えるのは不思議ですね どうしようもない日も積み重なれば 年月となるのは残酷ですね わー。 どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女 願いを一つ唱えたところ 今日は美しいクリスマス 今日は美しいクリスマス、と歌いながら、ちっとも美しくないクリスマス。 こんなクリスマスソングって… 無いよなあ。 しかも、 罪深い十二月の朝に 白い雪の粒が舞い . . . 本文を読む

「追悼 赤塚不二夫展」(続き)

2011-08-20 | ■美術/博物
いやー。彼の作品のことを、というか、彼の生み出したキャラクターのことを書いていると、いくらでも書けてしまうのだ。というワケで、前回の続きなのだ。 今回はまずは「もーれつア太郎」。 このマンガの舞台は、下町の八百屋。「ア太郎」って奇天烈な名前は、父親がたくさん子供を作ろうと、以降「イ太郎」、「ウ太郎」…と名付けていくつもりだったらしい。ところが、母親が亡くなってしまったため、「ア」で終わってしま . . . 本文を読む

「追悼 赤塚不二夫展」─とりあえず、イヤミとチカ子について。

2011-08-19 | ■美術/博物
八戸市美術館で開催中の「追悼 赤塚不二夫展」。 え、追悼? 赤塚不二夫が亡くなったのは2008年。もう3年も経ってるのに? 実はこの展覧会、読売新聞社が元締めで、全国各地の美術館を巡回してて、このたびようやく青森までやってきたということですね。3年経とうが何年経とうが、追悼は追悼なのだ! というわけで、数年前に東京の青梅赤塚不二夫会館を訪れた時以来の赤塚ワールド、楽しんできました。白川東一(K . . . 本文を読む

「瞳の奥の秘密」─瞳は口ほどにものを言い。

2011-08-18 | ■映画
EL SECRETO DE SUS OJOS THE SECRET IN THEIR EYES 2009年/スペイン・アルゼンチン/129分 【監督】フアン・ホセ・カンパネラ 【原作】エドゥアルド・サチェリ 【脚本】エドゥアルド・サチェリ  フアン・ホセ・カンパネラ 【出演】リカルド・ダリン/ベンハミン・エスポシト  ソレダ・ビジャミル/イレーネ  パブロ・ラゴ/リカルド・モラレス . . . 本文を読む

「大人」になった同級生たち。

2011-08-17 | ■その他
3年ぶりの高校の同期会。学年全体の約3分の1が参加しました。そのうち、よく知っている人、顔は見覚えあるけど名前が出てこない人が半々くらいかな。もちろん、「全然見たこともない人」も何人かいました。クラスも部活も違えば、ほとんど接点のないまま3年間を過ごしている人もいるわけで、以前、仕事で一緒に仕事をしていた人が、ずっとあとになって同期生だと知って驚いたこともあったっけ。 同期会って、みんなそれぞれ . . . 本文を読む

「レボリューション6」─こだわりを捨てきれずに生きるって。

2011-08-11 | ■映画
“WAS TUN, WENN'S BRENNT?” “WHAT TO DO IN CASE OF FIRE” 2002年/独・米/101分 【監督】 グレゴール・シュニッツラー 【脚本】 ステファン・デーンネルト アンネ・ヴィルドゥ 【音楽】 ステファン・ツァッハリアス 【出演】 ティル・シュヴァイガー/ティム  マーティン・ファイフェル/ホッテ セバスティアン・ブロンベルク/マ . . . 本文を読む

立佞武多と被災地の祭りと。

2011-08-07 | ■その他
五所川原の立佞武多(たちねぶた)を見てきました。 話しは去年の夏にさかのぼります。青森ねぶたを跳ねに来た東京の知人を、「立佞武多の館」(立佞武多が展示されている建物)にも案内したところ、青森ねぶた以上にお気に召したみたいで、あれが実際に「動いている」ところを見たいということで、今年も青森に来てくれることになったのです。私自身、立佞武多が街を練り歩くのを見たことはなかったのでいい機会になりました。 . . . 本文を読む

究極の肉体美─「古代ギリシャ展」

2011-08-05 | ■美術/博物
上野の国立西洋美術館で開催されている「大英博物館古代ギリシャ展」。大英博物館の「ギリシア・ローマ部門」は、10万点以上(!!)の収蔵品を持つのだそうですが、その中から、サブタイトル「THE BODY 究極の身体、完全なる美」のとおり、古代ギリシア人が愛してやまなかった「人間の肉体美」を表現した作品を中心に構成されています。「最大の見所」は、日本初公開の《円盤投げ(ディスコボロス)》。 それにして . . . 本文を読む

殿下のオーラと高校生のオーラ

2011-08-04 | ■教育
先週から、インターハイ(「北東北総体」)が始まって、ねぶたの町にも選手らしい高校生の集団をちらほら見かけます。 7月28日、皇太子殿下ご臨席のもと、盛大に開会式が行われましたが、セレモニー終了後、これまでこの大会を支えてきた高校生実行委員や、開会式を盛り上げてくれた高校生たちと殿下との「御交流会」がありました。 前日から入念なリハーサルをしてきたのですが、やっぱり、「ホンモノ」の殿下を前にして . . . 本文を読む

束芋と小林賢太郎

2011-08-03 | ■美術/博物
先日書いたamazarashiは、音楽と映像のコラボレーションがお見事なのですが、そういう流れでいくと、今、ちょっと作品を見てみたいなあと思っているのが、束芋(たばいも)と、小林賢太郎です。 束芋は、アニメーションを中心に、映像と立体を組み合わせた極めて印象的な作品(そういうのを「インスタレーション」と言うのだそうですが)を世に送り出しているアーティスト。「古き良き日本」的なテーマで、現代社会を . . . 本文を読む

意味のある歯車

2011-08-02 | └キャリア教育
今日から青森ねぶたが始まりました。 つらつら眺めていると、それぞれのねぶたは、いろいろな人が自分の役割をきちんとこなして初めて成り立つんだなと改めて思う。 先頭に立って進行を指揮する運営責任者、先導役の提灯持ち、「前ねぶた」を引く人、囃子方の太鼓、笛、手振り鉦(てぶりがね)、ラッセラーラッセラーと掛け声でハネトを盛り上げる人、ハネトのスペースをロープで仕切る人、もちろんハネト、「ねぶた」本体の . . . 本文を読む