香山リカさんの講演会を聴きました。
「自分を大切に、まわりを大切に」という演題通りの、精神科医としての体験を踏まえた分かりやすいお話でした。ただ、分かりやすいということは、悪く言えば「深みがない」とも言えるわけで…。
数年前に著書「しがみつかない生き方」を読んだ時のブログに、「香山氏は、やっぱり「テレビ人」なのだと思います」と書きましたが、同じことを今日も感じました。香山さんの「 . . . 本文を読む
「重ね言葉」って、私たち、ずいぶん無意識に使ってるものですね! 朝日新聞土曜版の「気にせず使っている重ね言葉は?」のアンケート結果見てびっくりしました。「重ね言葉」とは、「意味が重複する語を二重に使っている言葉」のことです。たとえば、アンケートのベスト10からいくつか拾ってみると、
「決着がつく」→正「決着する」「従来より」→正「従来」「後遺症が残る」→正「後遺症が . . . 本文を読む
最近、2人の青年(私より年下だから「青年」(^v^))が相次いで訪ねてきてくれました。
一人は、Kさん。引きこもりや不登校の子どもたちに対する訪問サポートの事業を立ち上げたいと考えている方です。彼は、3月まで札幌のフリースクールで働いていたそうです。青森に戻ってきて、奥さんと2人で団体をつくり、今は様々なところに顔を出して人脈をつくっているところなのだといいます。実は、先日私が担当したファシリテ . . . 本文を読む
学校ではよく「感謝の心を大切に」なんていう学級目標が掲げられていたり、校長先生の挨拶で、「ありがとうという気持ちを忘れないようにしましょう」なんて言葉もごく普通に聞かれますね。
でも、「感謝の心」とか「ありがとうという気持ち」というのは、ごく自然に内からわき上がってくるものなのでは? 先生が感謝しなさいと言うから感謝の心を持つ、とか、「ありがとう」が大事と言うからありがとうと言う、というのは、ち . . . 本文を読む
近所で開かれた毎年恒例の「畑の中のお花見会」。
畑の中に1本だけ桜の木があって、それは八重桜なのでまだ咲くにはちょっと早いのですが、やっぱり大勢で、青空の下で食べたり飲んだりするのは楽しいもので、花はなくとも、じゅうぶんに花見気分を味わえました。
声掛け人(畑の持ち主)の人脈の広さにはいつも感心させられるのですが、今回も、老若男女、様々な人との出会いがありました。アジア各地からの留学生の皆さん . . . 本文を読む
今朝の朝日新聞、池澤夏樹氏のエッセイ「終わりと始まり」は、南アメリカの南端に住むヤガン族の最後の一人というおばあさんに会ったという話でした。
ヤガン族は、アメリカ大陸の最南端まで行ったモンゴロイドだという。つまり、私たち日本人と同じ種族が、はるか昔にアメリカ大陸を何千キロも縦断し、ちょうど地球の裏側までたどり着いた。そして今でもその子孫がそこに住んでいるということですね。500年ほど前にアメリカ . . . 本文を読む
昔の教え子から、アファーメーション"affirmation"という言葉を教えてもらいました。
"affirm"とは、「断言する、肯定する、言明する」という意味。そういえば、「アファーマティブ・アクション」という言葉がありました。「肯定的措置」。少数民族や女性、障害者といった“社会的弱者”に対して、雇用や進学、職場における昇進などにおいて特別な採用枠を設置したりすることです。たとえば、県の審議会な . . . 本文を読む
本屋に行くと、経済評論家・勝間和代さんの本が山積みになっていますが、私はどれも読んだことがありません。そもそも、そっち(金融・経済)関係にあまり興味がないのと、ちょっとテレビで見ただけですが、彼女自身のイメージがなんとなくエキセントリックな感じがして…。ただ、4月から朝日新聞の土曜版に連載している「勝間和代の人生を変えるコトバ」というコラムにはいつも感心させられています。「人生を変えたコトバ」じゃ . . . 本文を読む
ホ・オポノポノの「クリーニング」の基本は、4つの言葉を繰り返し口にするか、もしくは心の中で唱えることだと言います。
ありがとう(Thank you.)
ごめんなさい(I'm sorry.)
許してください(Please forgive me.)
愛しています(I love you.)
なあんだ、そんなことかと思いますね。ありがとう、とかごめんなさいが大事な言葉だということは幼い子どもだ . . . 本文を読む
いかにもハワイの言葉って感じがしませんか? ホ・オポノポノ。
ホ・オポノポノとは、400年前からハワイに伝わる問題解決の方法です。「ホ・オ」は「目標」、「ポノポノ」とは「完璧」を意味するそうで、つまりホ・オポノポノとは、完璧を目標として「修正すること」、「誤りを正すこと」という意味になります。これを、現代にも活用できるようにアレンジしたのが、ハワイ伝統医療のスペシャリストで「ハワイの人間州宝」故 . . . 本文を読む
たまたまある雑誌を見ていて、初めて知りました。コレクティブ・ハウジング。"collective"とは、「集合的な」という意味です。北欧で1970年代に登場した新しい形の住まい方。一人にしろ家族にしろ、複数の世帯が各々の住まいを持ちつつ、日常生活の空間を共有しているのだそうです。数年前から既に日本でも現実に存在するらしいです。コレクティブ・ハウスを管理するNPOもあります。
その一つ、東京・日暮里 . . . 本文を読む
先月末、明治大学応援団リーダー部の廃部が決まりました。大学の応援団といえば、チアリーダーやブラスバンドと並んで、スポーツの応援には欠かせないものです。明治大学は、これから、チアリーダーとブラバンだけの応援で我慢しなくてはならない。
廃部の理由は、昨年7月に3年生の部員が自殺したことです。彼は、上級生から「いじり」と称して陰湿ないじめを受けていました。報道によれば、裸にされてビデオにとられるとか鉄 . . . 本文を読む
2007年12月19日付け朝日新聞の「私の視点」で、南山短大教授で日本コミュニケーション学会会長の近江誠氏が、「スピーチ学」を採り入れよ、という主張をされています。
近江氏は、英語スピーチコンテストでの審査員の経験から、日本の学校で「スピーチ」が採り入れられてこなかったことを憂う。これは何も「英語」によるスピーチに限らず、日本語でさえ人前でまとまった話ができない子どもたちが、確かに増えているよう . . . 本文を読む
「失敗」するのは誰でもいやです。「トラブル」になるのもできれば避けたい。けれど、そういう「逆境」にある時こそ、真価が問われるのも確かですね。参院選で大敗を喫した安倍首相に、中曽根元首相がまさにそんな話をして励ましたそうですが、「小沢(民主党党首)を取るか自分を取るかの戦いだ」とまで言ってしまった以上、言ったことの責任を取ることも一つの道でしょう。
ま、それはともかく、最近の親は子どもたちの失敗体 . . . 本文を読む
「コーディネート機能」が求められる場面が、最近増えています。目に見えるようなはっきりとした利害対立まではいかなくても、間に入る人がいれば物事がもっとうまく進むのにという場面を目にすることが多くなったような気がしませんか。
たとえば、この前書いた「モンスター・ペアレント」と学校の先生の関係にしても、「モンスターの暴走」を諫め、また学校にももっと情報公開を求めるような立場の人がいれば、学校が裁判の舞 . . . 本文を読む