カクレマショウ

やっぴBLOG

中学校の部活動

2016-06-14 | ■教育
文部科学省が中学校、高校の部活動について週に一度の休養日を設けるなど部活動のあり方を示したガイドラインを策定するそうです。今朝の新聞各紙で報道されていた中で、産経新聞のこの見出しが目を引きました(^_^*) これは教員の長時間勤務解消に向けた取組の一環とのことですが、部活動の指導や引率にかかる負担を「ブラック」ととらえる先生方が多いことが背景にあります。 とはいっても、この問題は「古くて新しい . . . 本文を読む

本格的な「アクティブ・ラーニング」のために

2016-04-29 | ■教育
できる/できない。やる/やらない。上司や先生、親などとの関係でみれば、次の5種類のパターンがあります。 1 言われたことを(も)できない2 言われたことはやる/できる 3 言われなくてもやるべきことをやる 4 何をすべきか自分で考えてやる 5 何をすべきか自分で考えて他の人にやらせる 「1」は論外としても、「2」あたりで満足している子ども(大人も?)が多いのかもしれません。社会人としては、「3 . . . 本文を読む

「学ぶ力」・「学び続ける力」

2016-04-06 | ■教育
「学力」という言葉を聞くと、多くの人は、テストの点数や学校の成績のことだととらえます。でも、内田樹氏(神戸女学院大学名誉教授)は、「学力」とは、数値として示して他人と比較したり、順位をつけたりするものではなく、「学ぶことができる力」だと言っています。 つまり、「消化力」とか「睡眠力」、「自然治癒力」などと同じように、人と比べてどうのこうのとかいうものではなく、比べるなら「昨日の自分」と比較するべ . . . 本文を読む

「書で心を開く」無敵プロジェクト。

2016-03-16 | ■教育
いつだったか前にも触れたことのある、書家の矢野きよ実さん。震災から5年経った今も、被災地で子どもたちと一緒に書を書いているんですね。“書で心を開く”被災地支援、無敵プロジェクト。    字のうまい下手ではなく、書は「心の音」だという矢野さん。子どもたちの書を見ていると、ほんとそうだよなあと思う。 親や家族、友達を亡くして、今も心が癒えていない子どもたちもたくさんいます . . . 本文を読む

「選挙権年齢が18歳以上に。ワークショップ」

2016-02-03 | ■教育
総務省が全国で展開している「選挙権年齢が18歳以上に。ワークショップ」の青森会場にお邪魔してきました。学校帰りの高校生や大学生が20数名参加。「選挙へGo!」活動で実績のある相馬君と、「りんご娘」のときさんと王林さんの3人が進行役です。    全国共通のプログラム(たぶん)は、よくできているなあと思いました。何と言っても、大学生の相馬君と高校2年生のりんご娘の二人と、同じ世代の人が、同じ目線で . . . 本文を読む

ダンスで校歌!

2016-01-04 | ■教育
年末のNHK「SONGS」は、松任谷由実が登場。41年前、長崎・五島列島の長崎県立奈留高校の校歌として作詞作曲した「瞳を閉じて」が、今もちゃんと歌い継がれているという物語、とてもいい話でした。 ところで、最近、「校歌」をダンスミュージック風にアレンジしてダンスに取り入れる学校が出てきているのだそうです(2015年12月16日付け産経新聞)。最初はひぇっ!?とか思いましたが、よく考えると、学校で一 . . . 本文を読む

小学生の暴力行為は家庭教育の問題でしょう。

2015-09-27 | ■教育
昨年度発生した小学生の暴力行為が過去最多の1万1468件にのぼり、2006年度(3803件)と比較すると3倍となっているとの報道(2015年9月17日付け読売新聞)。 この場合の「暴力行為」って、児童間や対教師、学校外の人に対する暴力(胸ぐらをつかむ、殴る、蹴る、噛みつくなど)や器物損壊行為(机や椅子を投げつけるなど)を指し、いずれにしても、「肉体的な暴力」のことらしい。「死ね」とか「うぜえ」と . . . 本文を読む

大震災の教訓から教育現場が学ぶこと。

2015-09-17 | ■教育
今朝から津波注意報が出て、4年半前の大津波の記憶がよみがえります。国立教育政策研究所監修による「震災からの教育復興」。東日本大震災から約1年半後の2012年10月に刊行された本ですが、今改めて目を通してみました。学校や社会教育施設の被災状況や復旧・復興状況から、今後の防災・減災に向けた「備えを超えて」取り組んでおかなければならないこと…。非常に参考になります。とりわけ、被災した当時の . . . 本文を読む

「チーム学校」で学校は変われるか。

2015-08-03 | ■教育
国の中央教育審議会では、今、「チームとしての学校」(いわゆる「チーム学校」)と「地域とともにある学校」(コミュニティ・スクール)に関する二つの諮問について審議が行われています。先日、「チーム学校」についての中間まとめが公表されましたね。 「チーム学校」とは、学校現場が抱える様々な問題が増える中、「教員以外の専門スタッフ」を拡充し、教職員との「チーム」を組む形で、適切な役割分担を図ろうとする構想で . . . 本文を読む

「ウチの子に限って」から「ウチの子だけですか?」へ

2015-06-24 | ■教育
「ウチの子に限って」という思いは、親としての当然の気持ちかもしれません。何か「悪さ」をして学校の先生から連絡があった時なんか、にわかには信じられずに咄嗟にそう反応してしまうのはわかります。 ところが、最近では、「ウチの子だけですか?」という反応が見られるのだそうです(小野田正利「モンスター・ペアレント論を超えて」、「内外教育」2015年4月17日号)。つまり、なぜウチの子だけが叱られなければなら . . . 本文を読む

「いじめについて、わかっていること、できること。」

2015-06-19 | ■教育
「いじめについて、わかっていること、できること。」(国立教育政策研究所編、平成25年)を一読。平成25年3月に行われた公開シンポジウムの様子を収めた本です。 基調講演の内容をかいつまんで紹介すると、 ・いじめ問題の歴史:1970年代後半からこれまで4回の「社会問題化」があった。・いじめ問題に対するマスコミ報道の特徴:学校や教員の対応に問題があった時に大々的に取り上げ、いつの間にか問題をいじめと . . . 本文を読む

本を読まない高校生

2015-04-20 | ■教育
いわゆる「不読率」。ある全国調査によると、高校生の約半数が、「1か月に1冊も本を読まない」んだそうです。ということは、高校生活3年間において、ほとんど本を読まないで卒業してしまうということか。ホントかよ! にわかには信じられない気もしますが、そうだとすれば、これは本当に由々しきことではないかと思う。一番感受性豊かで、受容能力も高いと思われる高校時代に本を読まないなんて、もったいないとしか言いようが . . . 本文を読む

ありがとう羽衣チョーク。

2015-04-06 | ■教育
理科の先生でもないのに白衣を着ている先生って、昔も今もいますよねー。チョークの粉でスーツが汚れてしまうのを防ぐための白衣着用なんでしょうね。いいチョークは、手が汚れないようにちゃんとコーティングされているのですが、それでもチョークの粉は厄介ではありました。なので、今や黒板が、ホワイトボードや電子黒板にゆるゆると乗っ取られつつあるのも分かります。でも、学校ではまだまだ、黒板&チョークは、圧倒的に主流 . . . 本文を読む

教員の「感情労働」

2015-04-01 | ■教育
「肉体労働」とか「頭脳労働」は聞いたことがあっても、「感情労働」という言葉はそれほど知られていません。  「感情労働」とは、自分の本来の感情を抑え、相手に合わせて「演技」が求められる仕事を指します。言い換えれば、顧客をある特定の感情状態にする(いい気持ちにさせる)ために、声のトーンや表情、態度を調整することによって自分の感情をコントロールする職業。つまり、常に「笑顔」での応対が求められ . . . 本文を読む

「当事者」である生徒自身にも関わらせる。

2015-03-25 | ■教育
学校に対する様々な要求は、保護者からだけではありません。学校周辺に住む地域住民からもまた、学校には様々な要求が突きつけられます。そのうち、「校庭の木から道路に落ちる落ち葉を何とかしろ」なんてたぐいの要求は、いわゆる「イチャモン」(無理難題)に相当すると思いますが、「運動会の練習がうるさい」、「ブラバンの音が耳障りだ」といった「騒音」の問題は、住民の皆さんに「我慢してください」では済まない問題もはら . . . 本文を読む