カクレマショウ

やっぴBLOG

ミャンマーの未来はスー・チー女史の肩に…

2007-09-30 | ■世界史
かつて植民地とされた国々で、支配国から「押しつけられた」地名を本来の呼び名に戻す動きがあります。たとえば、大英帝国の支配下にあったインドでは、ボンベイ、カルカッタなど、英国人による呼称を改め、それぞれムンバイ、コルコタと変更されています。 かつて「ビルマ」と呼ばれていた国を、今は「ミャンマー」と呼ぶのもそのクチかなと思っていたら、どうもそうではないらしい。ミャンマー(正式名称:ミャンマー連邦)は . . . 本文を読む

「漢字」という文字のこと─その2─漢字のルーツ、甲骨文字

2007-09-29 | ■世界史
たとえば、ノストラダムスの大予言。あの「予言」は、解釈次第でどのようにも読みとることができます。つまり、「コト」が起こってから、実はあの文章は、そのコトを言ってたんだ、と解釈されるのです。ノストラダムスに限らず、「予言」というのは往々にしてそういう類のものが多い。「占い」もまたしかり。 漢字のルーツと言われる甲骨文字は、占いの結果を記したものです。占いの方法はこうです。甲骨つまり亀の甲羅(背中で . . . 本文を読む

♪なーまこーなーまこー たっぷり なまこ♪

2007-09-27 | ■食べ物
というわけで、もう少しでナマコのおいしい季節を迎えます。 私にとってのナマコは、青森県横浜産のナマコ。横浜町は、まさかりの形をした下北半島のちょうど取っ手の部分に位置する町ですが、冬の陸奥湾でとれる横浜ナマコは、コリコリと歯触りも良く、おいしい純米酒と一緒ならどんぶり一杯くらいは食べられます。酢の物にしてもいいのですが、とれたてのナマコはぶつぎりにしてそのまま食べても潮の香りで十分いけます。 . . . 本文を読む

「漢字」という文字のこと─その1─言語と文字

2007-09-26 | ■世界史
『漢字のはなし』(阿辻哲次著、岩波ジュニア新書)によれば、歴史上これまで存在した「言語」の数は約7000種類だという。そのうち現在も使われているのは約3000種類だとか。「言語」の数なんてどうやって数えるのか知りませんが、数え方によってはその数はずいぶん差が出てくるのでしょうね。 ところで、これらの言語を表記するための「文字」となると、古今東西に存在したあらゆる文字を含めても、その数はせいぜい4 . . . 本文を読む

月を愛でる。

2007-09-25 | ■環境/科学
今日は中秋の名月。 古来から月を愛でてきた日本人は、その満ち欠けに応じて、様々な呼び名をつけてきました。   1日目…新月、朔(さく)   3日目…三日月   7日目…上弦の月、弦月(ゆみはり)  13日目…十三夜月  14日目…十四日月、小望月(こもちづき)  15日目…満月、望月(もちづき)  16日目…十六夜(いざよい)  17日目…立待月(たちまちづき)  18日目…居待月(いまちづき . . . 本文を読む

蛍光灯で育つ「津軽元気野菜」

2007-09-24 | ■食べ物
野菜はやっぱり太陽の恵みを受けて育ったものじゃなきゃ…と思っています。昔の話ですが、中国に行ったときに食べた分厚いピーマンの濃厚な味はいまだに忘れられません。もっとも、最近の中国産食品はいろいろ問題があるようで、心して口に入れなければなりませんが。 太陽の恵みを受けた野菜栽培は、当然季節と密接な関わりがあります。夏のトマトやキュウリがみずみずしいのは暑い日差しをたっぷり浴びているからで、温室の野 . . . 本文を読む

「神」の領域

2007-09-23 | ■環境/科学
2005年8月、米国東南部に甚大な被害をもたらしたハリケーン「カトリーナ」に象徴されるように、近年、ハリケーンの巨大化が顕著になっています。一方で、ハリケーンによる被害を最小限に食い止めるため、その進路を変えたり勢力を弱めるための研究が進んでいるようです。 日本(NHK)、英国(BBS)、ドイツ、米国の共同制作によるドラマ「スーパーストーム」(全3回、NHK総合テレビ)は、そんなハリケーン対策に . . . 本文を読む

「ウェールズの山」─イングランドは「山」の向こうにある。

2007-09-22 | └歴史映画
「ウェールズの山」(1995年/英/99分) THE ENGLISHMAN WHO WENT UP A HILL BUT CAME DOWN A MOUNTAIN 【監督】 クリストファー・マンガー 【製作】 サラ・カーティス 【脚本】 クリストファー・マンガー 【撮影】 ヴァーノン・レイトン 【音楽】 スティーヴン・エンデルマン 【出演】 ヒュー・グラント/アンソン   タラ・フ . . . 本文を読む

『デセプション・ポイント』─NASAの実像

2007-09-20 | ■本
「かぐや」の記事で触れたNASA(アメリカ航空宇宙局)で思い出したのが、ダン・ブラウンの『デセプション・ポイント』(角川文庫、越前敏弥訳、2006年)です。 ダン・ブラウンといえば、『天使と悪魔』(2000年)、『ダヴィンチ・コード』(2003年)のいわゆる“ラングドン・シリーズ”。この作品は、日本では、『ダヴィンチ・コード』のヒットを追う形で刊行されましたが、執筆そのものは2001年なのだそう . . . 本文を読む

「社会教育委員 必要?」

2007-09-19 | └社会教育
という、東奥日報紙の見出し(2007年9月15日付け)。「青森市が県内40市町村で唯一、社会教育委員を置いていないことが、14日に同市で開かれた県社会教育研究大会で話題になった。」 開会行事のあいさつの中で、県社会教育委員連絡協議会の会長が、「県内でたった一つの未加入の自治体があり、参加を求めていきたい」と発言したことに対し、開会行事終了間際、ある参加者から「それはどこの市町村なのかはっきりして . . . 本文を読む

かぐや姫、月へ。

2007-09-17 | ■環境/科学
1960年代後半に始まったアポロ計画で、米国は初めて人類を月面に立たせることに成功しました。1969年7月のアポロ11号。以来、1972年のアポロ17号まで、6機、計12人の宇宙飛行士が月に降り立ちました。 しかし、アポロ計画は、冷戦下におけるソ連との宇宙開発競争という側面もあり、ソ連に先んじて月に「米国人」を送り込んだ米国は、もはや月探査にはそれほど執着することはなかったかのようにも思えます。 . . . 本文を読む

新しい仲間

2007-09-16 | ■Θ..Θψ
しばらく前に、アマジロウ池にこれまで水槽で飼っていたフナ6匹、ドジョウ2匹を新たに池に放しました。フナたちも狭い水槽アパートで7年暮らして、ようやく一戸建てに移ったって感じ? ゆうゆうと泳いでいます。 で、秋になる前にもう少し住民を増やそうと思い、近くのため池に採集に出かけました。 底を網ですくうと、いろんな生き物が入ってきます。エビやトビケラなど小さな生き物がたくさん隠れているので、池の水が . . . 本文を読む

私の好きなアルバム#17 ボブ・ディラン「マイ・ベスト」(その4)─ボブ・ディランの切ない歌

2007-09-15 | ■私の好きな歌
夏の終わりはもの悲しい。 そして、夏の終わりの静かな夜には、なぜかボブ・ディランの切ない歌を聴きたくなるのです。   「マイ・ベスト」は、6曲目に"DON'T THINK TWICE, IT'S ALL RIGHT" 「くよくよするなよ」、そして、"IT'S ALL OVER NOW, BABY BLUE"「イッツ・オール・オーバー・ナウ・ベイビー・ブルー」と続くラインナップです。決してメジャー . . . 本文を読む

「9つの●」で考える参加型学習

2007-09-14 | └社会教育
以前人権教育を担当していた時に、ファシリテーター養成講座などで大変お世話になった桜井・法貴グローバル教育研究所代表の桜井高志さん。講演のため青森にいらっしゃったので、夕べは青森のおいしいものをサカナに、久しぶりの痛飲。プライベートから仕事の話しまで、いろいろな話題に花が咲きました。 今日は、桜井さんの講演「人と人の“つながり”をつくるために~参加型の社会教育の方法と可能性」を聴講してきました。各 . . . 本文を読む

大学の役割って。

2007-09-13 | ■教育
「入るのは難しいが、出るのは易しい」と言われてきた日本の大学が、「入るのは易しく出るのは難しい」という欧米風のスタイルに変わるかもしれません。 昨日(2007年9月11日付け)の新聞各紙で、中教審の大学分科会の小委員会が、大学の卒業要件の厳格化を柱とする報告書案をまとめたという記事。ただでさえ大学生の学力低下が叫ばれる中、「大学全入」時代を迎えたら、ますます大学生の質が落ちるのでは…という懸念が . . . 本文を読む