カクレマショウ

やっぴBLOG

ケンちゃんチャコちゃんクレヨンしんちゃん

2006-09-30 | ■映画
「クレヨンしんちゃん」って不思議なアニメだよなーと思います。日本PTA全国協議会が毎年発表する「子どもに見せたくない番組」の上位ランキング常連なのに、一方では大人を泣かせるメッセージ色の濃い映画版もある。しんちゃんの繰り出すお下劣なギャグに大笑いさせられるからこそ、シリアスな場面に余計泣かせられるのでしょう。子どもと一緒に見に行って、親の方が号泣するシーンが目に浮かびますねー。 泣くと言えば、私 . . . 本文を読む

夢に日付を

2006-09-29 | └キャリア教育
居酒屋チェーン「和民」で知られるワタミ株式会社の渡邉美樹社長の講演要旨を読みました(「産業あおもり」2006.9.30号)。以前から彼のインタビューなどを読む機会がありましたが、改めてタダものではないなと思いました。 小学校5年の時に父が会社をたたみ、一転して「貧乏」になったという渡邉少年は、その時に「社長」になることを決意したのだそうです。それで、「中学、高校時代は社長になるためにずっと準備を . . . 本文を読む

世界史はアントレプレナーだらけ。

2006-09-28 | └キャリア教育
「アントレプレナー」とは、起業家、興行主という意味です。事業や会社を起こすことで、これまでなかった新しい価値を社会に提供する人として、近年特に注目を浴びています。 ところで、近代以前、ユーラシア大陸の東西に位置するヨーロッパとアジアの間には、陸路と海路の2本の大動脈がありました。陸路は中央アジアの砂漠地帯を横断するオアシスの道(のちに「シルクロード」と呼ばれます)、海路はインド洋、ペルシア湾を経 . . . 本文を読む

「いじめ」の根源にあるもの

2006-09-27 | ■教育
文部科学省の調査(「生徒指導上の諸問題の現状について」)によれば、公立小中学校で2005年度に発生した「いじめ」の件数で、青森県は1000人当たりの発生件数が2.6件と、全国3位の多さなんだそうです(1位は愛知県の3.4件、2位は千葉県の3.2件)。件数で見ると、小学校48件、中学校346件、高校30件、特殊教育諸学校7件で計431件となっています。前年度と比べると21件の増となっています。 ち . . . 本文を読む

社会のひずみと死刑制度

2006-09-26 | ■世界史
死刑制度は、人類の文明の歴史と同じくらい長い歴史を持ちます。死刑制度を禁ずる法や慣習を持った社会はこれまで存在しなかったと言っても過言ではありません。 平成16年に奈良で起きた小1女児誘拐殺人事件で、奈良地裁は被告に求刑通り死刑の判決を下しました。 思い出すのも忌まわしい事件です。報道によれば、これまでの判例では、死刑判決は通常被害者が1人の場合には適用されてこなかったということですが、今回は . . . 本文を読む

金村投手と桑田投手

2006-09-25 | ■野球/バファローズ/スポーツ
プロ野球、日本ハムの金村投手が昨日の試合で降板させられたことで、試合後、報道陣に、ヒルマン監督に対する批判的な発言をしたという報道を読みました。 「外国の監督だから個人的な成績はどうでもいいんだろう」とか「絶対に許さない」とか「顔も見たくない」とか、およそ「エース」らしくない発言が報じられています。 この試合で勝ち投手になれば、今シーズン10勝目となり5年連続2ケタ勝利、あと1回1/3で6年連 . . . 本文を読む

吉田拓郎&「中島みゆき」 in つま恋

2006-09-24 | ■私の好きな歌
昨日。 用事を済ませ、午後の弘前行きの列車に乗り込む。弘前の友人N氏とともに、「吉田拓郎&かぐや姫 in つま恋」のテレビ放映を観るために…。 途中でおみやげに買った焼酎をぶら下げて、会場であるNさんの友人Tさん宅に着くと、ちょうど第1部が終了して休憩中の部分でした。T氏夫妻は初対面でしたが、どちらももちろん拓郎やかぐや姫世代。第1部は拓郎のパートだったので、観られなかった私のために曲目をメモ . . . 本文を読む

日本人と名刺

2006-09-23 | └社会教育
「名刺」ってどうして「刺す」という漢字を使うのでしょう? 名刺は、中国でもヨーロッパでも、もともとは相手を訪問して不在の際に「来たよ~」という証拠に自分の名前を書いて戸口に貼り付けておくためのものでした。英語で名刺を"visiting card"とか"calling card"というのはそのためです。また中国では、上級官僚に会う時にまず自分の名前を木片や竹に記したものを渡し、取り次ぎをしてから会 . . . 本文を読む

青森県立美術館のシャガール展

2006-09-22 | ■美術/博物
青森県立美術館で開催中の「シャガール展」。特別展の会期も残りわずかとあってか、ものすごい混みようでした。 順路は、いきなり目玉である「アレコ」からスタートします。アレコホールは文字通り「アレコ」を鑑賞するためだけの空間。縦9メートル、横15メートルの巨大な背景画が1枚ずつ4面の壁に掛けられています。その真ん中に立って第1幕から順番に眺め、それから近くまで寄って見上げてみました。やっぱり実物は迫力 . . . 本文を読む

タイのクーデターと日本の総裁選挙

2006-09-21 | ■世界史
タイでクーデターが起こりました。 19日夜、タイ陸軍が首都バンコクの要所を制圧し、20日未明にはテレビを通じて「権力掌握」を発表しました。同日夜には、ソンティ陸軍司令官がプミポン国王から「民主改革評議会」の議長に任命されたことが発表されています。 ソンティ司令官の狙いは、タクシン首相の追放と新政権の樹立です。といっても、「軍事政権」が目的ではなく、あくまでも王制は保持しながら、民主的な改革をう . . . 本文を読む

赤いバラ、白いバラ、青いバラ。

2006-09-20 | ■世界史
赤、白、黄色、オレンジ、ピンク…。バラの色は実に多種多様です。これらはもともと6種類の品種を掛け合わせて生み出されてきたものです。ところが、バラには「青色」という要素がありません。「青いバラ」は絶対に作れない色だったのです。だから、昔から"Blue Rose"と言えば、「不可能」とか「あり得ないこと」という意味の代名詞でした。 ところで、世界史上の戦争の名前にはいろんな名前が付けられていますが、 . . . 本文を読む

タイムスリップで戦争を知る。

2006-09-19 | ■テレビ/メディア
TBSが、2003年、2005年に続く戦争企画第3弾として放映した「僕たちの戦争」を見ました。 ドラマのパターンとしては、太平洋戦争当時に現代人がタイムスリップするというもので、これは昨年の放映された山田太一のドラマ「終わりに見た街」とおんなじです。違うのは、昭和19年に生きる海軍の若者も同時に現代にタイムスリップしてくるというところ。運命の糸に結ばれていたのでしょうか、瓜二つの顔をした吾一と健 . . . 本文を読む

暑くて陽気でもの悲しい「サマータイムマシン・ブルース」

2006-09-18 | ■映画
ようやく観ることができたこの映画。タイムマシン・ネタのおもしろさという意味では、傑作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに匹敵するかもしれません。 ただし、タイムマシン・ネタでありながら、そのスケールがとてつもなく「小さ~い」のがよろしい。彼らがタイムマシンで行ったり来たりする時空は、ほとんど「昨日と今日」ですから。そもそもタイムマシンの目盛りが99年間分しかない。ビッグバンとかジュラ紀と . . . 本文を読む

弘前の「A to Z」

2006-09-17 | ■美術/博物
弘前市の吉井酒造煉瓦倉庫で開催されている奈良美智+grafによる展覧会「A to Z」を観てきました。 「吉井酒造煉瓦倉庫」は、大正時代に建てられ、日本で最初のシードル(林檎酒)が醸造された場所なのだそうですが、現在は酒造所としての使命を終えています。弘前市出身の奈良氏は、この場所で2002年に個展「 I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」を、2005年には「From . . . 本文を読む

『レ・ミゼラブル』覚え書き(その26)

2006-09-16 | └『レ・ミゼラブル』
第三部 マリユス 第一編 パリーの微分子(岩波文庫第2巻p.367~p.400) 『レ・ミゼラブル』覚え書きも、ようやく第三部までたどり着きました。 第一部 ファンティーヌ。第二部 コゼット。そして第三部は「マリユス」。この壮大な物語の後半の最重要人物、マリユスがいよいよ登場します。 別にもったいをつけているわけでもないのでしょうが、ユゴーはいつものとおり、そう簡単にはマリユスを登場させてく . . . 本文を読む